ベック、「会社員ブロガー」やめないってよ

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これまでイケハヤネタは基本スルーしていたのですが、アシタノレシピを一緒に引っ張ってくれているばんかさん(@bamka_tさんが論陣を張っていたので、とりあえず首だけ突っ込むことにしました。

素晴らしき会社員ブロガー!私がサラリーマンを辞めない理由 | あなたのスイッチを押すブログ
もし「ためになる記事を書きたい」なら、「Hacks for Creative Life!や「はまラボ」を読んでみてください。BECKさんもはまさんも会社員ブロガー…
ばんか氏の援護射撃に回るでござる

僕、会社員やりながら、ブロガーやってるので、今回盛大にイケダハヤト師に「面白く無い」とdisられた側ですね。ほんと、面白く無くてスミマセン。

「会社員ブロガー」は客観的に見て「つまらない」 : イケハヤ書店
つまらないとこき下ろされたよ、俺

ついにうちのブログからイケハヤ書店にリンクを貼る日がきて、感無量ではありますが、多分、これが最初で最後の言及になると思います。

■とりあえず、元記事を読んでみた

ちゃんと反論するときは、相手の主張をしっかり聞きましょうと言うことで、とりあえず3回精読しました。

さて、イケハヤ師のブログの特徴は、主張言い切り型(データと論拠が基本的にない、或いは論拠を主張で埋める)なのですが、かいつまむと「会社員ブロガーが面白く無い」という主張を次の3つの理由で説明しています。

1.ブログ専業の方が珍しい(おもしろがって貰える)
2.会社員はコンテンツ面で制約が出る
3.会社を辞めて組織の外に飛び出したら色んな人が応援してくれる

うちの会社の後輩君達だったらSo What?/Why So?で考えなさい」と注意するところだけど、そういう無粋な気持ちは滅して、心穏やかに読んで見ると、言ってること自体は一理ある様に思います

絶対数で言えば会社員ブロガーよりブログ専業の方が珍しい存在なのは間違いないです。(僕の場合、その人の話を聞きたい、面白いと思うかは職業以外の要因の方が大きいですが)

サラリーマンはコンテンツ面で制約が出るのも確かですね。僕も職業柄、ここには書けないというか、書いたら懲戒解雇くらった上に一生で払いきれない損害賠償請求喰らいかねないネタに囲まれてますから。(ブログのテーマ的にどちらにせよ書かないんですけどね)

3つめはどうでもいいや。

で、一箇所気になったのが、師も太字にしていたこの部分。

本気でブログで食べていきたい、もっと面白いコンテンツを作りたいと思っているのなら、思い切って会社の外に飛び出した方が、早く理想に近づくことができると思います。

「会社員ブロガー」は客観的に見て「つまらない」 : イケハヤ書店より引用

きっと、コレが一番言いたかったんだろうなと。「本気でブログで食べていきたいと思っている人」(専業ブロガー志望)は、さっさと独立しちゃった方がいいよーってこと。

皆様お気づきの通り、先に挙げた3つの理由(という名の主張)は「専業ブロガー」の利点であり、師が「専業ブロガー」志望が早く会社を辞めるべきとおっしゃられる論拠なのです。

つまり、よく読んでみると「会社員ブロガー」はタイトル以外全然disられてなかったという壮大な出オチ、或いは釣りタイトルだったわけですな。いやはや、釣られた釣られた。

結局「会社員ブロガーが客観的に見てつまらない」という主張の論拠は分からずじまいですが、きっと何かトラウマでもあったんでしょうな。

■ライフハックブロガーとしての矜恃

会社員ブロガーが書く当ブログが面白いかどうかの判断は、読者諸兄にお任せするとして、僕も思うところを述べさせて貰いますね。

僕がこのブログを続けている最大のモチベーションは、

今日も現場で汗水流して戦ってる仲間にライフハックという武器を配りたい

というものです。

僕自身もかつて、捌ききれない仕事や上位上司からの過度なプレッシャーに追い詰められて、飯が食えなくなり、夜も眠れなくなり、不安をかき消すようにひたすら仕事ばかりやっていた時期がありました。(食わなくても寝なくても大丈夫という変な万能感です。)

ライフハックはその窮地を切り抜けるきっかけでしかなかったとは思うのですが、藁にもすがりたかった僕にとって、ライフハックブログやビジネス書というのは文字通り救いを与えてくれる存在だったのです。

僕がこれまでライフハックをテーマにブログを書き続け、7冊の書籍を刊行してきた背景には常に「誰かがこれを読むことで、少しでも楽になればいいな」という想いがありました。

僕みたいな青二才が、大それた成功法則を語ることはできませんが、「現場仕込みのライフハック」をシェアすることならできますし、「頑張れ」というエールを込めて記事を書くことだってできるわけです。

たった一人でも、このブログを読んで誰かが笑顔になれるなら、例え百人に「面白くない」と言われても僕はこのブログを続ける価値があると強く信じています。

■組織の壁を越えたつながりに職業は関係ない

ブログから少し話がずれますが、職場は違えど日々現場で戦っている仲間と、共に学び、実践し、励まし合える場を作りたいと思い「東京ライフハック研究会」という勉強会を立ちあげました。

この勉強会には、学生、SE、フリーのプログラマー、ビジネス書作家、プロブロガー、音楽家、学校の先生など、様々な人達が参加してくれています。別に組織の壁を越えたつながりに職業なんて関係ないわけです

更に言えば、どんな職業の人でも、その仕事にプライドを持っていて「こういうことをやりたい!」という夢を持っている人は文句なしにカッコイイ。皆も僕も、そういう人はめちゃくちゃ応援するし、逆にその人からは勇気を貰ったりもするわけです。

会を開催する中で同志と呼べる濃いつながりの仲間もできましたし、様々なバックグラウンドを持つ人々と活きたライフハックをシェアできたことは、僕の現実のビジネスにかなり良い影響を与えてくれています

■僕はこれからもビジネスの現場から離れることはない

ビジネススクールに通ってみたいという単純な興味はありますが・・そういった改めてアカデミックな環境に戻る場合を除けば、僕はこれから先もビジネスの現場から離れる事は無いと思っています。

仕事術やライフハックを学び、研鑽しているのはビジネスの現場で使うためですし、何より夢は「起業」(会社作る方ね)で、ミッションステートメントに「テクノロジーで世の中面白くする」ってのが書かれてるぐらいですから。

これまでの仕事人生は決して楽なものではありませんでしたが、その分大きな達成感や、素晴らしい成功体験を得ることが出来ました。まだまだ今の会社で学びたいことがありますし、単純にスキルとして技術も経営ももっと磨いていきたいです。

ログは「学びを加速」し、僕が「夢へとエントリーする助け」にもなる存在です。先に述べたブロガーとしての矜恃と違い、この2つは僕個人の利己的な目的です。

つまり、会社員である(或いはビジネスの現場にいる)ということと、ブログを書くと言うことは、僕にとっては相応に合理的な選択だということです。(面白いかどうかはさておき。)

■会社員であることはアドバンテージだ

僕自身、執筆活動もやってる物書きの端くれですが、思うのは「会社員で本を書くというのはアドバンテージだ」というものです。ブログも然りですね。

仕事上で解決したい課題にぶつかり、本やブログなどから答えを探し、仕事で実際に活かし、使えるモノはブログでシェアし、自分なりに色んな仕事術を体系立てて本にまとめることができる。仕事上で創意工夫は必要ですが、ブログや本でのアウトプットに空想は不要です。

多分、「会社でクラウドサービス使えないから、ほぼ日カズン併用で乗り切る」なんて発想、専業作家やテクニカルライターからは生まれませんから。

サービスイン間際で3日ほど家に帰れていない状況で原稿が全く書けてない時は、さすがに死にたい気持ちになりましたが、それはそれで得がたい経験ではあったんではなかろうかと思います。

■最後に

個人的には、会社員だろうと、プロブロガーや専業作家だろうと、その人が自分のやってることにプライド持って取り組んでいて、パフォーマンス発揮できてるんならそれでいいじゃないと思います。

ただ、やっぱり「会社員ブロガーが面白く無い」と断ぜられるのは納得がいかない。面白いかどうかは、その人の持つ知識や経験、思想信条、ユーモア、そしてコンテンツ的には文章力の問題であって、職業の占める割合なんてごく僅かだろうと。

まぁ、そんなわけで、僕はこれからも「会社員ブロガー」とやらを続けたいと思いますし、「専業ブロガー」になることもないと思います。長文失礼しました!

お知らせ

3/30に東京ライフハック研究会、4/19にアシタノワークショップやります!
ご都合があえば是非遊びに来て下さい!

3月30日 東京ライフハック研究会Vol.12 「目標達成と習慣形成の技術」(東京都)
目標達成と習慣形成の技術
アシタノワークショップVol.3 : ATND
「仕事がタノシクなるコラボレーション術」
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