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少し離れると今まで見えていなかったことが見えてくる

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11月、12月は仕事がかなりヘビーになることが分かっていたのと、一冊ほど書き進めていた本がまだ進行中でその対応で土日がつぶれるのが目に見えていたので、予め勉強会やらセミナーなどのイベントの主宰も参加もしない方向でスケジュールを調整していた。

そうやって少し自分のやってきた事から離れて見ると、不思議と色々な想いが胸をよぎる。

時にはそれは焦りの様な形で襲っても来るし、時には熱い想いが吹き出してくるような感覚でもある。また、時にはあたりまえと思っていたことが実はとても特別で、幸せなことだったのだと気づかされる。

それは胸の中でモヤモヤしていて、自分でも一体その正体が何かは分からない。でも、それがとても大切な事であることだけは分かる。だから、それが何か分からないままでいることがすごく気持ち悪くて、どこかに書き出さないと頭が割れそうになる。

それはとても懐かしい感覚だった。Hacks for Creative Life!というブログをはじめた2008年頃、どこにもぶつける先のない頭の中にある”何か”を、半ばはき出すかのようにブログに書き付けていたあの頃に戻ったような、そんな錯覚を覚えた。

■内から突き上げる衝動と向きあう

ここ数ヶ月は兎に角目の前の仕事をやっつけることに必死だった。

でも、そろそろちゃんと自分の将来、自分の夢に向けての手を打っていかないといけないという想いが最近特に強くなった。多分、30歳という年を迎えたことも少なからず影響しているのだろう。

実際、この先どうなるのかはまだ全然見えてない。だけど、今はキツイからといって本当に自分がやりたい事を先送りし続けたら、すごく後悔するだろうってことだけは確かなことなのだと思う。

仕事もがんばりどころだと思うし、家族との時間も大切にしたい。でも、今数年ぶりにわき上がってきてるこの衝動にまじめに向きあわないと僕は一生引きずるだろうし、今ならこの衝動に対して自分が何をすべきかという明確な答えを出せるだろうという自負もある。

随分長い間うじうじと悩んできたし、言い訳をして遠回りをしてきた。頑張ってきたと思うけど、まだまだやれること、学ぶことは沢山有る。でも、そう思うと同時に、それが決断を先送りにしていることにもなってしまうことにジレンマを覚えている。

どうすれば有限の時間の中で、やりたいこと・やるべきことを着実にこなしていけるか。どこに攻めの起点を見いだし、どれだけの手を仕込み、適切なタイミングで繰り出せるか。考えて考えて考え尽くしたら、後は走りながら軌道修正していくしかない。

今はこの胸の内から突き上げてくる衝動にしっかり向き合って、ただ熱くて勢い任せでモヤモヤしたこの想いに、一つずつ答えを出していくしかない。久しぶりに買ったプログラミングの本を読み始めたのも、夢のルーツであるシリコンバレーに行くために英語の勉強をちゃんとやりだしたのも、そうやって出された答えの一つなのだ。

■書きたいという渇望感

この2ヶ月、BLOGを書く時間はそれほど多くは取れなかった。

執筆作業があったので、書くという行為自体は行っていたのだけど、会社からの帰り道にふと思いついた着想やふっと胸の中に湧いてきた想いなんかを、すぐにその瞬間にBLOG記事に出来なかったことがとても辛かった。

BLOGを書きたいという想いへの圧倒的渇望感。
自分でも驚いたのだけど、 僕は時折そんな感情に支配された。

恐らく、今の自分にとってBLOGを書くというのは情報発信というより表現の一種になっているのだろうと思う。胸の内に起こった感情を外に見える形に書き出す・・・といえば聞こえがいいが、もしかするとそれは僕が生きた軌跡を残したいという願望なのかも知れない。

とにかく今は、以前に比べてBLOGの記事を書く瞬間がとても楽しい。来年はもう少し、この楽しい時間を守れるようにスケジュールを組みたい。

■異なる人生の交わるところ/仲間と笑いあえる時間の大切さ

東京ライフハック研究会を最後に行ったのが10月16日。
正直に言えば僕の中では「この会を続けることの意義」を問い続けていた。

でも、その問自体がすごくおこがましいことだというのも分かっている。

東ラ研の意義は、あくまで参加者が決めることであって、主催者が決められることはといえばせいぜいが「狙い」レベルのことでしかない。やれることは参加された方にとって有意義な会となるように工夫を懲らすことだけなのだ。

2ヶ月半という時間が経って分かったことが2つある。

ひとつは、僕は実に多くの出会いを東ラ研という場で得てきたということだ。多分、参加者の多くも同じだと思う。それまで、東ラ研という場がなければ交わることはなかったであろう人生が交差した。この事実は変わらない。

もう一つは、仲間と共に真剣に学び、笑いあえる時間が持てたということ。失敗も色々あったけど、それでも東ラ研はなかなかに面白く有意義な勉強会だと思う。真剣にグループワークやLTをやって頭もフル回転させて、懇親会では沢山笑った。

東ラ研を通して知り合った仲間の存在と、共に過ごした時間・・・この2つの事実だけでも十分過ぎる。東ラ研を楽しみにしてくれる人がいて、助けてくれるスタッフがいて、まだやりたいことも沢山有る。多分、今の時点で悩む必要はないだろうなとも思う。

■最後に

思っていた事をつらつら書いてしまったので酷くまとまりのない文章になってしまったが、半ば頭の整理目的で書いた記事なので、その点はご容赦頂きたい。

今年は仕事と執筆に追われて、BLOGの執筆が疎かになったり、以前やっていたシステム/アプリ開発を再開させられなかったことは大きな反省点だと思う。(去年も似たような状況だったけど)

逆に思いっきり忙しくなったことで、自分の夢への想いの強さやBLOGを書くことの楽しさ、東ラ研の大切さに気づけたのだから、むしろ良かったのだろうなと思う。

来年も劇的に状況が変わるわけではないと思うけど、この状況下でも随分とコントロールが効くようになってきた。大切だと気づけたこれらのことに、ちょっとずつでもいいから取り組んでいきたい。

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