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学会発表と懇親会参加で外に触れる事の重要性を痛感した話 – 沖縄出張2日目

沖縄出張2日目は、朝から何件か打ち合わせをこなした後、ランチミーティングを経て午後は自分の講演やパネルディスカッションを含めてガッツリ学会に参加、打ち合わせを2つこなして懇親会参加と中々の慌ただしい1日でした。

参加したのは「2023年情報通信マネジメントワークショップ」。会場となった沖縄県立博物館・美術館の会議室。オンラインオフラインで50名もの方が参加されたという非常に盛況な会合でした。

博物館の展示にも興味があったのですが、ゆっくり回る時間がとれず・・とりあえず雰囲気だけ感じ取って今度プラベートでゆっくり訪問したいと思います。

外の世界に触れるのって大事やなと思った話

Podcastの方でもお話ししたんですが、久しぶりにガッツリ半日ぐらい時間を空けて学会に参加をしたことで色々と思うところがあったのでブログでも感じたことをまとめておきます。

自分の仕事の外側にある情報を取りに行く効能

今回自分を含めて5名の異なる分野の専門家が集められ、それぞれが特色ある講演を行ったたため、O-RANやセキュリティ、ローカル5Gや次世代ネットワークと多岐にわたる情報に触れる事が出来ました。

自分は専門分野であるNWオペレーションを中心とした自動化の話やNWオペレーション分野へのAI的に様について動向1割、実地の取り組み9割ぐらいでお話をさせていただきました。初めて参加した研究会だったということもあり、探り探り話しながら、反応が良かった箇所を掘り下げて話しました。時間配分は・・ちょっとミスってしまいましたが・・それは次回への反省ということで。

最後にパネルディスカッションで議論する必要もあったため、他の参加者の方の話もしっかり聞かせていただいたのですが、これが凄く面白く、沢山の刺激を頂き、自分の仕事に活かせる着想を沢山得ることが出来ました。

思い起こせば、コロナ以前は海外・国内の展示会に参加しては色々と自分の仕事の外側にある情報を取りに行っていたのですが、コロナ以降はオンラインでのスポット参加が中心となってしまい、外の情報を取りに行くことがあまりできていなかったなと。

忙しすぎて本を読む時間がないとか、展示会や学会へ参加する時間がないとか言っていると、自分の仕事の幅を狭める上に、よい刺激や着想を得られる機会を逸することになるなと痛感したので、今後も時間をやりくりして自分の仕事の外にある情報を取りに行こうと心に誓いました。

懇親会に参加して気付く「皆それぞれ悩みがあんねんな」という事実

13時15分〜17時30分までがっつり学会に参加した後、ホテルに荷物を置きに戻り、2つ程コールをやっつけた後に懇親会に参加させていただきました。

懇親会ではそれぞれの会社の事情の様な物も伺うことが出来たのですが、基本学会に参加される方々は伝統的な日本企業(最近Japanese Traditional Company:JTCと揶揄されることが多い)に所属されているので、そういう企業ならではの苦労話を聞くことができて「みんなそれぞれ悩みがあるんやなー」と感じ入りました。

私も今の会社に入る前はバリバリJTCな会社にいたこともあり、お話を伺いながら「わかるわー」と昔を思い出しつつ、なんで自分が転職という決断をしたのか・・みたいなかつての自分の想いみたいなものを思い出すこともできました。

この4年間、日本の会社なのに海外の文化(主にインド)の中で仕事をしてきた身としては、久しぶりになんというか日本っぽい飲み会に参加できたことがどこか懐かしく、心躍る物でありました。なんというか、友人と飲むとはまた違う、日本企業に所属するサラリーマン同士の集い・・・各々の所作、距離感、話題の全てに既視感がありました。(4年前までは当たり前だったので)

今の仕事はなんだかんだ大変だし、辛いし、しんどいんですが、結局どこの会社にも文化にもそれぞれの大変さがあって、みんなそれぞれその中で四苦八苦しながら働いてるわけです。そういう話を伺っていく内に、なんだか自分が「目の前のしんどい状況」に囚われすぎていたなと、急に視界が開ける感覚がありました。

内向きに向きすぎてるエネルギーも、働かないおっさんが無駄に権力を持っていることも、重たすぎるプロセスも、根拠なき予算やそこへの締め付けも、理不尽な人事異動も、かつて繰り広げられた凄惨な早期退職勧奨の嵐も。みんなそれぞれの大変さを抱え、悩みながら懸命に頑張って生きているわけです。

他の会社の大変な話を聞いたからといって、今の自分の仕事の大変な状況が変わるわけではありませんが、それでもちょっと「みんなそれぞれ大変よね」って思えたことで、少し気持ちが軽くなりました。うんうん、もっと会社の外の人と会って、目を外に向ける機会を作ろう。

そんなわけで、久々に何だか「懐かしい感じの飲み会」に参加して、自分とは違う組織や文化で働く人達と交わることで、「目の前のしんどい状況」に囚われ過ぎていた自分に気付けて精神衛生上良かったよってお話でした。

おまけ:大人数だと少しずつ色んな美味しいものが食べれて嬉しい

1日目は一人なのに調子に乗って沖縄料理を頼みすぎてしまったわけですが、2日目は懇親会ということで大人数で沖縄料理をシェアすることが出来ました。

さいごに

沖縄出張2日目は打ち合わせと学会と懇親会で慌ただしく終わりましたが、色々感じ入るところもあり実りのある出張となりました。3日目は移動だけなので記事分けなくても良い気がしたのですが・・期せず2日目が実りある1日だったので、3日目はサクッと別記事にしたいと思います。


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