Beckの活動&SNSまとめはこちら

価値ある情報発信について考えた結果、もっと「日常を切り取った記事」を書いても良いんじゃないかと思い至った話

この2週間ほど、ブログが全く書けない状態に陥っていました。体調が芳しくなかったこともあるのですが、なんというかこう「ブログを書くハードル」が凄く高くなっていた気がするのです。

仕事終わりの疲れた頭でUlyssesを開いて何か書こうとして「うーん、だめだ」を繰り返す。もっと気軽に書きたいのだけど、変に「良い記事を書かねば」と構えてしまい、何も書けないままに時間が過ぎていき、体力が尽きて眠りに就く。そんな毎日を繰り返していました。

「日常を切り取った記事」に価値はあるのか問題

例えば、ずっとネタ帳にはいたけどついぞ書かれる事の無かった

  • 旅行記
  • キャンプ記事
  • 温泉サウナ記事
  • 横浜や地元に関する記事

あたりの「日常を切り取った記事」も別に書いたっていいんじゃないかと思うのですが、ライフハックブログとしての純度が下がる・・みたいな変な拘りがブロッカーとなって書き進める事が出来ませんでした。

或いは昔「有名人以外の日記なんて誰も読みたいと思わない」みたいな話を耳にして、自分なんかの日常は発信する価値がない・・という思い込みがあったやもしれません。

しかしながら、どこかに出かけて凄く良かったとか、久しぶりにスノーボードやったらヤバかった、ここのレストランめっちゃ美味しかったとか、そういうSNSで感動を共有することと、ブログで記事にすることに本質的に差はないはずなんです。

むしろ、その情報に価値があるとかないとか、そういうのは読み手に委ねて、自分はただ「好き」や「興味関心」のフィルターを通して発信したいことを発信し続ければ良いんじゃないかなと。興味がある人は読むし、興味がない人は読まない、それだけのことです。

勿論、更新することに拘るあまり、書きたくもないことを書いたり、乱雑な文章を載せるというのは違うと思うのですが、「日常を切り取った記事」を書くことがすなわち価値のない情報を発信することではないだろうと、思い至った次第です。

読まれるか否かに関わらず好きなことを書く

以前書いた記事の中でも「僕が好きなことを書いていく」という方針を表明しました。

これから本ブログの方針を「僕が好きなことを書いていく」というシンプルなものに変えます ー 脱どっかの誰かのブログ論

この記事を書いたときにも当然「価値ある情報を発信したい」という想いがあったわけですが、価値ある情報発信とはどういうものかについての考えが足りていなかったように思います。

例えば、このブログで最も読まれない記事は「カメラ」に関する記事です。Zfcに関する記事とかもう、びっくりするぐらい読まれない。でも、僕はカメラが好きだし、自分が使っている物を愛情たっぷりに紹介したいわけです。でも、結果としてはあまり読まれていません。

では、この記事に価値はないのかと問われれば、当然僕は価値があると答えるわけです。自分が好きなことで、自分が熱量を持って語りたい記事であり、その内容はカメラに興味がある人にとってはわずかなりとも価値ある内容だと思っているからこそ、記事にしたわけです。

勿論、カメラ記事に価値を感じる人も感じない人もいるわけで、そもそも全ての人にとって価値がある情報発信など不可能なのです。それならば、自分が好きなことを、自分が価値があると思う形で世に送り出す以上のことは何も出来ないし、心配してもあまり意味が無いことなのです。

多く読まれたか否かは、興味を持ってくれた人が多くいたとか、共感して沢山シェアしてもらえたとか、そういうバロメーターでしかなく、記事の価値の大小を決めるような物ではないわけです。

ということで、今後とも自分が「好きなこと」を、自分がちゃんと価値があると思える形で、読まれるかどうかは気にせず書き続けていきたいと思います。

さいごに

ブログというのは個人メディアなのだから、自分が書きたい事を自由に書けば良いと思うのだけど、それでも「価値ある情報を発信したい」という想いが強くなると「こんな記事を書いて良いのだろうか」という迷いが生じてしまうことがあります。

そういう時は「価値がある記事とは何か?」について考えを深め、どんな記事を書くべきで、どういう記事は書かない方が良いのかを明確化することで、多少なりとも迷いを振り払って進むことができるように思います。

今回考えた事をざっとまとめると

  • 日常を切り取った記事でも価値がないわけではない
  • 万人にとって価値がある情報などない
  • 多く読まれるか否かが情報の価値を決めるわけではない
  • それならば、自分の「好き」や「興味関心」のフィルターを通して、自分で「これなら価値がある」と胸を張って言える形で情報を発信し、後は読者の価値判断に委ねるべき

そんなわけで、今後は、自分の「好き」や「興味関心」のフィルターを通して、自分で「これなら価値がある」と胸を張って言える形で「日常を切り取った記事」を増やしていきたいと思います。


Also published on Medium.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください