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東京ライフハック研究会を再開することにした想い #tokyohack

2023年7月30日、東京ライフハック研究会を再始動する運びとなりました。

詳しい会の内容はこくちーずを見て頂くとして

この記事では「何故東京ライフハック研究会を再開させたか?」について想いの丈をぶつけていきたいと思います。佐々木さんの対談で話した内容ともやや重複するので、是非こちらもご視聴頂けますと幸いです。

ライフハック研究会Onlineの挫折

コロナ禍の中で行えるライフハック研究会的な活動として「ライフハック研究会Online」を1年程続けました。これはこれで多くの学びがあったので失敗だったとまでは言わないまでも、挫折に近い状態で活動をストップせざるを得ませんでした。

  • 参加者の負荷を下げるためにオンライン配信のみ
  • 続ける事を第一に最悪自分一人で何とかなるように
  • 毎月第2土曜日に定期開催(殆ど守れず)

反省点としては

  • Radioの公開収録配信との違いが分かりづらかった
  • 配信という形式だとインタラクティブ性が著しく低かった
  • 場としての効果は正直よく分からなかった
  • 一人で何とかしようとしたあまり自分の生活がヤバくなった途端に続けられなくなった

というものがあります。

正直、Youtubeでのライブ配信という形は微妙でした。というか、ライフハック研究会という名前を付けるまでもなく、ただの「Beckの配信」になっていたように思います。まぁ、それはそれで「Hacks Radioの生配信」で継続すればよく、ライフハック研究会Onlineである必然性はないなと感じていました。

次に、東京ライフハック研究会の「現代版」を作ろうと思って初めた活動だったのですが、その割には東京ライフハック研究会的なインタラクティブ性がとても低かったと感じています。やっぱりこういう勉強会をやるなら、質疑はもっと双方向であってほしいなと、ライフハック研究会Onlineの会を重ねる度に感じていました。

そして、期待していたほどに「場」としての効果が感じられず、でした。かつての東京ライフハック研究会の様に何十人も人が集まって、やたらに熱量が高い形で交流するのは難しいとしても、折角なら同好の士ともっと深く交わりたい訳です。それは懇親会という形だけでなく、会が始まる前後の挨拶や雑談、立ち話なんかも含まれると思います。顔と名前とTwitterのアイコンが紐付くだけでも全然親近感が違ってきます。

Youtube Liveのコメントや、Twitterの交流、何ならDiscordだってありますが、僕はそれらを使って上手く同好の士と場を形成することが出来なかった。ネタ振りが足らなかったかも知れないし、Youtube Liveの告知が弱かったのかも知れません。単純に僕に誰も興味がないとか、ライフハックに今更興味がないって事もあるでしょう。

ではどうすれば「場」を作り、維持することが出来るのか?

それを自問し続けた結果、たどり着いた答えが「東京ライフハック研究会」の再始動でした。

何故、東京ライフハック研究会なのか?

実は、僕もつい2,3ヶ月前までは東京ライフハック研究会を再開しようなんて微塵も考えていませんでした。しかし、ここ2,3ヶ月の間に3,4人の方から「東京ライフハック研究会が〜」とか「東京ライフハック研究会のBeckさん」と言われる機会があり

「ん?もう4年もやってないのにまだ東京ライフハック研究会のイメージ?」

という引っかかりがありました。僕が、というよりも東京ライフハック研究会というモノに対して、皆さん強い印象を抱いていて、今でも僕はそれをやっている(いた)人なんだなと。

僕自身、東京ライフハック研究会を主宰する中で多くの人と出会い、そこの出会いから生まれた活動やコンテンツも沢山有りました。自分自身も東京ライフハック研究会の企画や運営をやっていくなかで、沢山の失敗と学びを得てきましたし、単純にプレゼンの機会を多く持てたことで会社の仕事にかなりプラスに働いていました。

何故、今、東京ライフハック研究会なのか?

それは、少なくともかつてそこにはもの凄い「場」としての力があってかつて東京ライフハック研究会に参加したり携わってくださっていた方の印象に未だに残っていて僕が今「ライフハック研究会Onlineでやろうとしたことを東京ライフハック研究会でもう一度トライしたい」と思っているからです。

最後のヤツ、理由になってないじゃんって自分でも思いますが、それと同時に主宰者が「やりたい」というモチベーションを持っていることは何をさておいても満たすべき条件であるとも思っています。

そう、僕は東京ライフハック研究会をやりたいからやるのであって、そこには何かしらの打算があるわけでも、これによって僕が作り出したかった「場」ができるという確証もありません。でも、やってみる価値はあると思うのです。

新しい形の東京ライフハック研究会を模索する

東京ライフハック研究会も過去19回(分科会入れるともっと)開催して、この1年はライフハック研究会Onlineをやってきたわけで、正直、前と同じやり方で東京ライフハック研究会をやるのは無理だと思っています。

まず、かつてほどの盛り上がりは望むべくもありませんし、また無償でスタッフを手伝ってもらってチームで動くというのは流石に厳しいと思っています。なるべく参加者の数に左右されず、なるべくコンパクトにやっていきたいと考えています。

また、この東京ライフハック研究会第2章からは、佐々木正悟さんにレギュラーとして携わって貰うことにしました以前の東京ライフハック研究会は「講師どうする」問題が先に来てしまい、テーマは講師に付随してしまっていました。我々二人はバックグラウンドも異なりますし、それなりに広いトピックを自分たちでカバーすることができます。またゲストを招聘できた際にも異なる観点から掘り下げることが出来ます。

そして、何よりも現地開催のみというのも非現実的であろうと思います。オンラインは何よりも時間と場所の制約を著しく下げることができ、これまで参加を断念していた方々が気軽に参加出来る道を開きます。また、アーカイブ動画を後から共有するため、当日参加が叶わなかった方でもアーカイブ視聴が可能となります。

ここ2年ほど、いくつかの学会に参加する中で「ハイブリッド開催」が比較的上手く機能しているのを目の当たりにしました。既に多くの方がZoomなどのオンラインに慣れており、オンライン参加者の発表や質疑も特に支障はないと感じています。

新しい東京ライフハック研究会ではざっくり以下の形での開催を目指しています。

  • 基本佐々木さんとBeckが喋れば会として成立する、講師が招けたらラッキー
  • スタッフは最小限(一応1,2名お願いする予定)で、最悪佐々木さんとBeckだけでも回せるようにしておく
  • Spaceeとかで安い会議室を押さえて損益分岐点を下げる(現地参加者の最大数を20程度で会議室を押さえる)
  • こくちーずプロの事前決済機能を使って現地でのお金のやり取りを無くす(受付レス化)
  • オンライン参加からの質疑/LTを募り、現地参加と遜色ないインタラクティブ性を確保
  • 配信は行わずアーカイブ映像と資料を現地/オンライン参加者にのみ配布する
    • 現地参加者の参加費のみで全てをオープンにする既存方針からの転換
    • 会自体を少しクローズドにすることで公開できない話もできるようにする
  • 当面はグループワークの実施は断念(コロナ対策の観点とハイブリッドでワークをやる形が見えていないため)
  • 上記施策で無理なく参加費を現地2000円、オンライン1500円に抑える

とりあえず、オンライン/現地併せて10名ぐらいご参加頂ける方がいれば御の字だなと思っていますし、そこまでいけば取り敢えず赤字は回避できるかな・・ぐらいの設計にしています。

営とコストを軽くして継続のハードルを下げ、継続して活動を行う事で「場」としての力を持たせていきたい。今の時代(かつて程の盛り上がりがない、オンラインの利便性を好む人も多い)にあった形で開催したい。そんな考えを総合した結果上記の様な形に落ち着いた次第です。

東京ライフハック研究会への「想い」、とりわけ現地開催への拘り

正直な所、現地とオンラインのハイブリッド開催にすべきかどうか最後まで悩みました。インタラクティブ性を高めるだけであれば、YouTube Live配信ではなく、Zoom等のオンライン会議システム上でオンライン開催をすると言う手もありましたので。完全オンライン開催であれば会場費という固定費もなくせますしね。

ぶっちゃけてしまえば、最後の決め手は現地でF2Fでやりとりをする最も伝達情報が多い「インタラクティブ性の実現」と、「懇親会」を開催するためだけに現地開催を残した形です

2010年に東京ライフハック研究会を立ち上げたいと思ったきっかけが「名古屋ライフハック研究会」への参加でした。今も心から敬愛する虹の父さん(故人)をはじめとした名古屋のライフハックフリークが心優しく僕を迎え入れてくれ、懇親会でどういう風に運営を行っているかを教えてくださり、そして第一回の東京ライフハック研究会にわざわざ駆けつけてくださったことを今でもよく覚えています

右も左も分からない状態からはじまり、沢山の仲間に支えられながら2019年まで細々とではあるものの東京ライフハック研究会を続ける事ができたのも、その時々に仕事がしんどくても頑張れてきたのも、東京ライフハック研究会のつながりによるところが大きかったと、休止してから気付かされました。

職場では誰にも話すことが出来なかったナイスなEvernoteの使い方や、イケてるタスク管理の手法も、東京ライフハック研究会の仲間内であれば実にスムーズに、楽しく話す事ができました。実に得難き「場」であったと思います。

僕にとっては東京ライフハック研究会とは、色んな方の想いや協力の下で続けてくることができた場であり、仲間との繋がりを実感できる場であり、得難き同好の士と語らえる場であります。

なので、やっぱりやり続けたいと思ったし、やるからにはそういう「場」にしていきたい。そういう場になるかはまだ未知数ですが、少なくとも主催者の僕にはそういう意志があることは、とても重要なことだと思っています。

そういう「場」になるまでPivotを繰り返す

正直、2010年に東京ライフハック研究会を立ち上げたときと比べると、今はそういう「場」を作ることが簡単ではなくなっています。今の状況に対して、新しく設計し直した「東京ライフハック研究会第2章」が果たして機能するかは、やってみないと分かりません。

全く需要がなくて、全く見向きもされなくて、数回開催して消滅してしまう可能性だってゼロではないと思っています。ただ、本当に「何をやっても駄目だった」と諦めが付くまでは、そういう「場」が作れるまで諦めずにPivotしていこうと思います。

なので、例え勉強会に参加出来なくてもよいので、一言教えて頂きたいのです。僕が「場」を作りたいと思っていることが果たして意味があることなのか、ただの独りよがりなのか。Twitterでの言及やDM、メールでも、記事へのコメントでも結構です。フィードバックがあれば自信を持って進むことも、軌道修正を行う事もできますので。

さいごに

27歳の頃に東京ライフハック研究会を立ち上げたのは、半ば勢いだったと記憶しています。動機も「なんか面白そう」とか「もっと仕事ができるようになりたい」みたいなふわっとした感じでした。

13年を経た今想うことは「やっぱ東京ライフハック研究会って良い場所やったな」というものです。簡単な事ではないと思いますが、何事もやってみないと分からんもんですし、何より今は自分自身の「もう一遍やってみたい」「やるからにはもう一度得難き「場」にしたい」という想いを大事にしたいと思います。

ご興味を持って頂けましたら、是非勉強会への参加をご検討頂けますと幸いです。


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