これまで、どんなに暑い時期であってもBOSEのQuiet Comfort35を使っていたのですが、正直夏場に密閉型のヘッドホンというのは辛いものがありました。
暑いし、汗で蒸れるしで、イヤーパッドの痛みが進んだ要因であったかと思います。
ボロボロになっていたBOSE「Quiet Comfort 35」のイヤーパッドを交換!
ここ最近、線が一切付いていない完全ワイヤレスタイプのイヤホンもこなれてきた感があり、夏場用のイヤホンとして購入を検討し、Anker Zolo Liberty+を購入しました。
■購入要件と選んだ理由
今回購入の要件としては、以下の通りです。
- iPhoneXで対応したBluetooth5.0に対応
- コーデックはAACに対応(aptXはiPhoneが対応しておらず、ハイレゾのLDACはソニーとかじゃないと使えない)
- イヤホン本体とケース充電あわせて10時間以上充電なしで使える
- ケースから取りだしたら電源ON、自動ペアリング
- IPX5以上の防水性能
それに対してAnker Zolo Liverty+は、
- Bluetooth5.0、AACに対応
- ケースのバッテリーとあわせて最大48時間再生可能
- IPX5の防水性能(シャワーは厳しいけど、小雨や汗はOK)
- ケースから取りだしてすぐに電源が入り、ペアリングも行う
- 周辺音を取り込むことが可能
ちなみに、他の中華イヤホンも大体この要件を満たしていて、価格的には半額ぐらいです。なんなら防水性能と電池の持ちは中華イヤホンの方が高い(ことになっている)。
そんな中、Anker Zolo Liverty+にした理由は「安心」と「高音質」。
カタログスペックでの比較でいえば中華イヤホンに軍配が上がるのですが、色々調査をした中でZolo Liberty+は総じて高い評価を得ており、信頼のおけるAnkerの製品と言う安心感もあってこちらを選択した次第です。
Bluetooth5.0は以下のサイトに詳しいです。
Bluetooth 5 とは Bluetooth 5 は Bluetooth 4.2 に続く Bluetooth 仕様のアップデートです。Bluetooth 5 では従来 1Mbps 固定だった LE に 2Mbps の倍速モードが追加され、メッシュ機能が取り入れられて通信可能距離は従来比約 4 倍となり、またペアリング不要の一方向通信(Connection less broadcast)の容量が従来比約 8 倍になる、と発表されています。
まぁ、Bluetooth5.0になってプロファイルが変わるわけでも無く、AACは4.2でも使えるので、”音質が良くなる”とか”出来ることが増える”って訳では無いのですが、音楽がプツプツ切れたりって現象は改善しそうだなと期待。(要するにおまじない)
■開封の儀
ということで、ささっと開封の儀。
箱が結構立派なんで、安心感があります。
そして、箱を開いた感じもなんだか立派。
本体、充電池付ケース、ケーブル、イヤーピースとカバー、そして安心の’’ちゃんとした日本語の説明書”。Ankerの18ヶ月保証も健在。
最近Amazonで気軽に買える様になった中華ブランド製品の”変な日本語の説明書”に慣れつつあったので、改めてこのちゃんとしてる感に感動。
■見た目とか
ケースはタブレットケースぐらいのサイズ感。銀色の縁取りが少し高級感を演出しています。バッテリーがそこそこ容量があるので、見た目以上にずっしりした感じです。
イヤホンはケースに入れると自動で電源OFFになって充電を開始します。マグネットで吸着するので「カチッ」となって、白いランプが点灯したら充電開始の合図です。
電源のON/OFFを意識しなくて良いというのは結構ストレスフリー。
イヤホンを取り出すと、電源ONになって自動でペアリングが開始されます。同時に取り出さないと左だけペアリングから取り残されたりもするので、注意。
Zoloと書かれた部分がボタンになっていて、ワンクリックで音楽の再生、停止。3秒長押しで曲送りなど。電話が掛かってきたときも、ワンクリックで受話です。
装着感は僕の場合は標準のイヤーピース、カバーが丁度良かったです。ランニングぐらいの振動であれば問題なく使用できそうなジャストフィット感。
分かりづらいですが、真ん中当たりに小さな白い点が2つあって、ケースのバッテリーの残容量が確認できます。
ケースの右側にMicroUSBの充電ボート。この辺は普通です。
音質はかなり良い方かと思います。3000円台の有線、Bluetoothヘッドセットを色々渡り歩いてきましたが、流石に音質はZolo Liberty+の方が圧倒的に良いです。
Bluetoothは音質が・・と言われていた昨今ですが、AACに対応してくれれば、ハイレゾではない音源、特にiTunesやApple Musicの音源程度であれば十分です。
よくを言えばaptXやLDACが欲しいところですが、その為にはウォークマン等のLDAC対応プレイヤー/ヘッドセット/ハイレゾ音源を揃える必要があり、コスト的にちょっと厳しいかなーという感じです。
■初期設定など
ペアリングは超簡単。
イヤホン本体を取りだして、スマホ側からBluetooth設定でZolo Liberty+を選択するだけ。
専用のアプリも用意されていて、Bluetoothでペアリングするだけで使えるようになります。
アプリからは音声アシスタントの切り替え、イコライザ変更、周辺音取り込みON/OFFの他、iPhoneとZolo Liberty+が離れた時に通知する機能のON/OFFが行えます。
音声アシスタントはiPhoneだとSiri一択ですが、Androidなら選択肢があるのかしら?
主にはイコライザ切り替えの為に使用するアプリと思って差し支えないかと思います。まぁ、標準のポップにしておくと大体どんな音でもいいかんじに聞こえるんじゃないかと思います。
■最後に
実は、このイヤホンにたどり着く前に別の中華イヤホンを購入してみたのですが、イチイチ電源を入れないといけないわ、左耳側のペアリングによくこけるわ、左側がぷつぷつ音飛びして使い物にならないわでかなり残念な感じでした。
幸い、左側がプツプツ切れる問題が初期不良と言うことで全額返金してくれたので、次は間違いない物を選ぼうと思い、Zolo Liberty+を選びました。
Amazonで15000円程度の価格設定は、同カタログスペックで6000円台で買える中華ヘッドホンと比べると高いように感じてしまいますが、安心と音質の良さはそれを補って余りあると思います。
完全ワイヤレスで”間違いの無い”入門機をお探しの方には、文句なしにオススメできる逸品ではないかと思います。
ちなみに、前のモデルのZolo Libertyの方はBluetooth4.2、AAC対応で半額近い8000円程度の価格帯です。スマホや音楽プレイヤー側がBluetooth5.0に対応していない場合は、こちらもオススメです。
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