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楽天経済圏に全シフトした僕の「やりすぎない楽天経済圏攻略法」 ー 全体概要&基本戦略編

以前も書かせて頂いた通り、私はかつてドコモユーザでdポイント経済圏の住人だったわけですが、楽天モバイルユーザへの乗り換えを機に楽天経済圏に完全シフトしました。

まず一言でまとめておくと「楽天経済圏エグい」です。dポイント経済圏とか比較にならんレベルで凄いです。

これから数回に分けて、楽天経済圏で「やり過ぎない程度」にお得さを享受するために僕が実践している攻略法についてお伝えしたいと思います。

楽天経済圏攻略法シリーズ(予定)

初回となるこの記事では、全体像と重要なポイントをお伝えするつもりですので、忙しい方は全体概要編だけ読めば十分かと思います。より具体的なテクニックや豆知識的なのを知りたい方は後の詳細編もご覧ください。

  • [5/3 加筆修正しました]
    • ポイントの出口に通常ポイントと期間限定ポイントに分けて、楽天カードの支払いに通常ポイントを当てる記述を追加
    • 楽天証券のSPU条件設定が誤っていたので正しい条件に修正
    • 買い回りによるポイント付与の上限を10000→7000に修正(気付かないうちに改悪されてた)
    • 買い回りのポイントアップが遡って適用されることを加筆

【告知事項】

当ブログの中の人は楽天の関係者にあたります。投稿内容は一個人/一ユーザとしての利用方法(攻略法)を述べたものであり、所属企業等からの広告依頼等に基づくものではありません。また、投稿内容は私個人の意見であり、所属企業の見解を代表するものではございません。

まずは2020年のポイント実績から

2020年4月〜2021年4月の一年間で獲得したポイントは236,699ポイント。楽天モバイルおよび楽天カードへの加入が2020年8月以降なので、実質的には8ヶ月程度です。

恐らく、2021年の1年で見ると、30万ポイント程度じゃないかと思います。僕のポイントの出口は以下の通りです。

  • 通常ポイント
    • 楽天証券のつみたてNISA(年間40万円)
    • 楽天カードの支払い
  • 期間限定ポイント
    • 楽天モバイルの支払い(今の実績だと1980円に収まるので、年間2.4万円程度。今年は7月末まで無料なので1.2万円程度見込)
    • 楽天ペイ(去年の実績で年間10万円程度)

楽天カードには通常ポイントと期間限定ポイントがあり、SPUや買い回り等で得られるポイントは「期間限定ポイント」です。期間限定ポイントは付与月の翌月末日までなので、貰った次の月までに使い切る必要があります。

通常ポイントの使い途として一番お得なのがカードの支払いに充てるなんですが、楽天証券のポイント支払いも通常ポイントでなければいけないので、僕はこの二つを通常ポイントの出口としています

期間限定ポイントは、楽天モバイルの支払いと楽天ペイ、或いは町中での楽天ポイント利用や楽天市場/デリバリーなどで利用可能です。僕の期間限定ポイントの主たる出口は、楽天モバイルと楽天ペイですが、これらで使い切れない場合は、楽天のお買い物に使います

総額で30万ポイント程度獲得できる想定であれば、楽天モバイルと楽天ペイの支払いは完全にポイントだけで賄え、NISAの支払いも半分くらいはポイントで賄えている計算です。(実際には楽天で買い物する時にも使うので、実質タダ的な感じですが)

楽天モバイルの価格設定は格安SIMに引けを取らないわけですが、それ以上に楽天モバイルの魅力とも言えるのが「楽天ポイントで支払えること」(しかも期間限定ポイント!!)。つまり、楽天経済圏を攻略することで、非常に容易に通信料0円生活を手に入れられるのです。

楽天経済圏攻略法の全体概要

楽天経済圏攻略法の基本戦略

基本戦略は

  • 支払いを全て「楽天カード」と「楽天ペイ」、「楽天Edy」に統一
  • 本、ガジェット、日用品を楽天で買う(Kindle以外)
  • SPUでベースライン7%〜10%にしておけば、突発的な買い物でもお得
  • 高額商品と買い置き品はSPU+買い回りポイントアップで20倍越えさせてから

日常的なお買い物を全て「楽天カード」や「楽天ペイ」にすると、うちの様な親子3人の都心暮らしだと200万円ぐらい行ってしまうので、キャンペーンなんかも組み合わせるとカードだけで2〜3万ポイント獲得できます。ちなみに、「楽天Edy」の使い途はほぼほぼ自動販売機のみです。

また、ネット通販や買い置きを楽天に寄せると更に行きます。

お買い物マラソンやスーパーセールなど、だいたい毎月なんかのポイントアップキャンペーンをやっているので、そこにめがけてSPU(スーパーポイントアップ)の条件を整え、1000円以上10店舗買い回ると20%に到達。また、これらのセール期間中はショップが独自にポイント上乗せをやることも多いので、基本セール期間を狙うと良いでしょう。

20%到達後、ふるさと納税や、他の高額商品を購入すれば7,7778円の買い物での14000ポイントこれを複数回くりかえせば、10万ポイント越えは容易に目指せます。

注意点

注意点としては

  • 楽天で買うと割高なモノは買わない
  • ポイントアップの為に無駄な買い物はしない
  • ポイントがいっぱいあるからといって無駄な買い物はしない

本やiTunesカードなど、どこで買っても値段が変わらないものは積極的に楽天に寄せ、スーパーとさして値段がかわらないモノ(特に日用品)も楽天に寄せます。多少の金額差はポイントで取り返せます。

高額な商品については、他所で買った方が安い場合もあるので、Googleや価格.comでざっと値段を調べて、10%以上楽天が割高なら他所で買う方が良いでしょう。(この辺のテクニックは別途記事にします)

また、ポイントアップの為に無駄な買い物をしないために、普段から何を楽天で買うかを決めておくことが重要です。僕が買っている物は後述します。

また、ポイントがガツンと入るようになると”無駄な買い物”をしたくなるので、きちんと出口戦略を持ちましょう。モバイル、NISA、楽天ペイ或いは買うと決めている高額商品(家電とかガジェットとか)など。

SPUのやり過ぎない攻略法

楽天経済圏に全振りしておくと7−10%程度のポイントが付く

SPUは加入していれば勝手にポイントが付くモノと、毎月条件を達成する必要があるものがあります。楽天はたまにしか使わないという人でも、コスト0円でSPU条件達成ができるサービスは持っておいて損はありません。

ちなみに、私は常時SPU 7%で、楽天Fashionや楽天ビューティー、トラベル、Koboなどを使った月は10%程度のポイント率です。

基本セット(コスト0円or他所よりお得)

ここに挙げている基本セットだけで7倍〜9倍まで行けます。とりあえず、カード、銀行、証券は迷わず口座開設、本は月初に1冊買う、決済は市場アプリ。だけ覚えて貰えればOKです。

楽天モバイル、ご存じの通り1GBまでなら0円です。僕はメイン回線且つポイントの出口として使っていますが、他のキャリア使ってる人も開通してDual SIMの2枚目に設定しておけば常に楽天の買い物+1倍です。

楽天カードも年会費無料で+2倍になりますし、僕の様に海外出張でラウンジ使いたい目的があるならプレミアムカードで+4倍を狙っても良いでしょう。ゴールドはSPU条件が改悪されて持つ魅力がなくなりました。

楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジ設定すると普通預金の金利が0.1%(都市銀行だと0.001%)になりますし、給与振り込みすると振込手数料が数回無料になりますし、当然無料で口座を作って持てます。楽天カードの引き落とし口座にすれば常時ポイント+1倍なので、楽天カード/楽天証券とセットでMust Haveです。

楽天証券はSPU条件達成のために、500円以上の投信購入で1ポイント以上のポイント利用設定が必要(決済時ポイント0でもSPU条件は達成できる)なんですが、積み立てNISAの決済時にポイントを使うようにしておけば、毎月1日とかに勝手に条件達成してくれるのでお勧めです。投資はちょっと・・という人でも、楽天銀行の金利を0.1%するためだけでも口座を作っておく価値はあるかなと。(僕の投資戦略はまたいずれ)

月初に1冊、楽天ブックスで本を買っておけばその月のポイントは+0.5倍。本はどうせ毎月1冊以上は買うので、どうせなら他のSPU条件で10%程度ポイントが付く楽天ブックスで買う様にしています。セールをあわせると20%ぐらいポイントが付くので、すぐ欲しい場合を除けばセール期間中に本を買うことが多いです。

また、楽天でお買い物をするときには、PCで商品をカートに入れて、決済の瞬間だけ楽天市場アプリを使うことがほとんどです。アプリ経由で買うとポイント+0.5倍なので。0.5%のポイントって、10万円買い物すると500円なんで馬鹿になりません。

必要に応じて使うシリーズ

とりあえず、服、髪、整体、旅行、保険が必要なときに楽天のサービス覗いてみる位で覚えておいて貰えると良いかと。ここのSPU条件は毎月のサービス利用が前提なので、必要なら使うぐらいで考えて貰えればと思います。

僕は、下着や靴下、ちょっとした季節のアウターなんかを楽天Fashionアプリで買うことが多いです。例えばパーカーが欲しいときに複数の店を横断して探せるし、値段や割引率でソートもできて便利。ただ、毎月は買わないので、必要に応じてって感じ。

美容室と整体の予約が必要なときは楽天Beautyを使います。ほぼ毎月の様に使うのですが、お店側もなるべく紹介料を取られたくないので、直接予約割引を用意してたりして、お得かどうかはケースバイケースです。ポイントアップ期間を長くするために、月初に髪を切るor整体に行くことが多いです。

旅行に行くときの宿の予約や航空券の予約は楽天トラベル一択です。コロナ禍で使う機会がめっきり減りましたが、価格も他と比べて安いことが多いし、ポイント付くし、SPUでポイント+1倍になるし。

楽天保険は、火災保険と子供の自転車保険に入っています。楽天カードで支払った翌月がSPU対象になるので、年に1回しかSPU対象にならずです。楽天の損害保険は他と比べてリーズナブルなのでお勧め。生命保険なら毎月払いとかになるので、常時SPU対象になるのかな・・多分。

電子書籍でKoboはKindleに後れを取っていますが、サービスも品揃えも大きくは変わりません。KDPのセルパブ本がないぐらい。Kindleで買うより安いなって時にたまにKoboで買っています。専用の電子書籍リーダーは高いので、ケータイやタブレットで読みましょう。

楽天Parshaは聞いたことない人多いと思いますが、レシート撮ってアップロードするとポイントが貰えます。コンビニやスーパーで買い物するときに、買おうと思っていたモノがあったらラッキーぐらいで使うのが良いです。SPU条件は100ポイント獲得なので、結構大変です。

僕はやってないけど行ける人はどうぞセット

マンションの管理費に固定光の回線費が含まれていたり、でんきもマンションで一括で新電力だったりするので楽天ひかりと楽天でんきは使っていません。

楽天ひかりはモバイルと併せると1年無料で使えますし、ひかりのプロバイダーとしては安い部類(速度を普通)なので、一軒家や自前でフレッツに加入する必要があるマンションなら、楽天ひかりに加入していたと思います。

電気も同様。どこで買ってもそんなに電気代大きく変わらない(東電よりは多少安くなる)ので、自分で選択できる一軒家だったら、SPUのためだけに楽天でんきに入っていたかなと。

ポイントをお得にゲットする楽天での買い方

一回のお買い物マラソン/スーパーセールでのお買い物目安は10万円

冒頭で述べたとおり、楽天ではだいたい月に2回のペースで「お買い物マラソン」か「スーパーセール」或いはそれに準ずるセールが実施されています。

ポイントアップの仕組みは”クーポン適用後”且つ”送料含まず”の金額で1000円以上の買い物をした店の数が増える毎にポイント倍率がアップします。

基本ポイント1ポイントに対して、2店舗買い物すると+1倍、10店舗で+9倍の10%になるという考え方です。SPUと併せて20%程度までポイントアップしてから、ふるさと納税や高額な商品を買うようにしています

ただし、買い回りポイントアップ(+9倍)で貰えるポイント上限が7000ポイントなので、一回のお買い物マラソン/スーパーセールでの買い物の合計金額を7,7777円程度を目安にします。例えば、ふるさと納税できる枠が20万円程度であれば、4回程度のセールに分散させると良いです。

SPU+買い回りでポイント20倍を狙う場合、一回のセールで14000ポイント程度の獲得を目指すことになるので、毎月買い物をしたとして、168000ポイントです。

また、買い回りでは段々ポイントがアップしていきますが、最初に購入した店、例えば5店舗目で+4倍で購入した買い物も、最終的に10店舗以上で買い物した場合に、遡ってポイントアップされます。

買い回りで1万〜2万円程度の買い物をした場合、ポイント付与対象となるのは6万円程度となります。つまり、6万を超える高額商品を買う場合、ポイント倍率を10倍に上げる必要は無く、例えば、17.5万円分の買い物をする必要があるなら+4%、つまり5店舗程度の買い回りで十分という事になります。

繰り返しですがポイントアップの為に「不必要なモノを買わない」ことが何より重要で、そのために「何を買うか事前にリストアップしておく」事は非常に助けになります

買い回りにお薦めな商品

普段、僕が買い回りのポイントアップで購入するのが以下です。

水や米、或いはだいたい1月〜2月サイクルでなくなる日用品を楽天で定期的に買う様にすれば、ポイントアップはかなり容易になります。

日用品や備蓄食料は「楽天24」の様な、送料さえ無料になれば日用品/食料品が比較的割安に買える店で、送料無料ラインの3980円を狙って購入します。

水は、スーパーで買う方が安いですが、カクヤスで配達して貰うのと価格は変わらずです。災害用の備蓄のために最低5本(家族3人で9L以上)をキープしておきたいので、2Lを1ダース(24Kg)を家まで届けてもらう方が楽で良いなってことで、宅配を選択しています。

楽天で買うとお得なモノ

個人的にですが、「楽天のキラーコンテンツはふるさと納税」ではないかと思っています。ふるさと納税のモール的なサービスは色々ありますが、まず20%ポイントが付くとこなんてないです。

ふるさと納税の基本ポリシーは、①災害などからの復旧/復興の支援、②地元の優先順位付けです。その中で返礼品で欲しいものがあれば選びますし、災害復旧の義援金(返礼品なし)を選ぶこともあります。

紙の本って再販制度で守られていて値段がどこで買っても変わらないので、SPUでポイントが7%〜10%になるだけでもとてもお得。買い回りで20%ポイントが付くと言わずもがな。しかも、古本と違ってちゃんと著者に印税いきますし。

iTunesカードやGoogle Playカードにもポイントが付きます。ポイントアップのために1500円のカードを買って、20%達成後に数万円分買うパタンが多いかなと。昔はiTunesカードのキャンペーンで還元率25%とかあったんですが、最近は還元率10%前後ばかりなので、楽天一択です。Apple MusicファミリーとiCloudストレージ2TBをサブスクしてるので、お得にiTunesカード買えるの助かるっす。。

その他、中古カメラは、マップカメラやキタムラ、ジャンパラが熾烈な中古価格争いをしてくれているので、各店自身のWebショップと、楽天側のショップで価格が同じになっています。相場観10万の中古カメラって、どこで買ってもだいたい同じ金額なんですが、20%ポイント付くと2万ポイントぐらいなんで・・圧倒的に安くなります。(10万超えると買い回りポイントアップの上限1万ポイントにヒットしちゃうけど)

それと、HPやDELL、Insta360、Dyson、Bose・・数えだしたらきりが無いんですが、結構色んなメーカーが公式ショップを出していたりします。公式だから安いとも限んないんですが、直販していないメーカーに比べて、店毎の価格のばらつきが少ない傾向があります。公式ショップがあるメーカーのガジェットは20%ポイントが付くと実質最安値が狙いやすいです。

最後に

今回は全体概要編と言うことで、一応これだけ読めば重要なポイントを押さえられるように網羅的且つ簡潔に書いたのですが、それでも7000字近く行ってしまいました。

SPUの条件達成をするための賢い買い方・・みたいな話は流石に盛り込めなかったので、次の「SPU詳細編」では効率よく条件達成をするためのタイミングや買い方、アプリの使い方などに触れたいと思います。

とりあえず、楽天経済圏攻略法に興味を持った方は以下から初めて見てください。

それではまた、次回「SPU詳細編」でお会いしましょう!

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