年明けからずっと今年の目標的なモノを決めあぐねていました。なんせ1月から休職になったわけですから、未来に展望を持てるわけもなく。
ぽんっとあいた時間を埋めるように、かつての僕が忙しさを理由に先送りしていた幾つかの懸案事項に取りかかりました。
その一つが読書メモをどこに書くかという問題で、それをまとめたのが前回書いた記事。
この記事を書いて、久しぶりに沢山言及され、はてブも久しぶりに91まで行きました。でも何より嬉しかったのは「ベックさんのこういう記事を待ってた!」というコメントです。
あぁ、僕はずいぶん遠回りをしてしまった。ずっと「ライフハックはもう死んだ」「みんなブログを読まなくなった」なんて言い訳をして、とても単純な答えを見て見ぬふりをしていたのは自分の方だったんだなと。
12年前、何かに突き動かされるように何時間も時間を掛けて、誰が読むかも分からないのに、僕はただワクワクしながら8000文字のブログ記事を世の中にぶつけていました。
あの頃の僕にとって、ブログを書くことは純粋に楽しい行為だったと思い出しました。想定読者?SEO?はてブスパイラル?そんなことはどうでも良いから、僕の作った最強のライフハックを見てくれよ!
そう、単純なことなんです。僕はワクワクしながらアホみたいにマニアックなブログを全力の熱量で書き上げる、それを読みたい人がそれを読んでアドレナリンを吹き上げる。
沢山読まれる必要なんて1ミリもないんです、誰かが「そうそう、これこれ」と言ってくれりゃ僕はそれで満足なんです。
今年の目標じみた何か
ということで、年始から決めあぐねていた今年の目標じみた何かが決まりました。目標というにはあまりにも定性的で、抽象的。だけど、僕はこれでいい。
「みんなを置いてけぼりにする濃いライフハックネタを書きまくって、みんなに『そうそうこれを待ってた!』と沢山言われる」
原点回帰とかそういうチープなもんじゃないんですよ。かつての僕がいともたやすくできたからって、今の僕が簡単にできるわけじゃない。
12年一回りもすれば、くその役にも立たないプライドとか、小難しく考えすぎて動けなくなる悪癖とか、酷使すると霞んでくる疲れ目とかとか色んな憑き物が僕の中に育っているわけです。
でも、大丈夫。
僕はしっかりネタを仕込んでいるし、書きたいことはいっぱいあるし、書きたい気持ちで胸がいっぱいだし。疲れ目以外の憑き物とはうまくやれるような気がします。
無駄に遠回りしたわけじゃない。この12年間、僕は常にライフハックとともにあって沢山の挫折と少しの成功を経験し、その中で進化させてきたことももあるし、諦めたこともある。そして、今はちょっとの間、自分が棚上げにしてきたことを整理していく時間と、それをアウトプットに変換する時間がある。
いや、難しい話はなしにします。
僕は、かつての僕がやっていたように、早くこの記事を世に出したくてウズウズしながらブログを書いてやろうと思います。それを読んでくれたあなたが「くっそマニアックwwww」と言ってくれることを願って。
壺売りのいない世界を作るために「旗」を立てよう
もう一つ、ちょっとやめようと思うことを一つだけ述べさせてください。まぁ、どうってことないことなんで。
僕は今年「争いを避けることをやめる」ことにしました。
別に喧嘩をふっかけるわけではないですが、おかしいと思うことにはおかしいというようにしたいなと。
まぁ、僕なんてネットの世界では塵芥の如き存在な訳ですが、どこぞの有名人やインフルエンサーが誰かを食い物にしてるのを我関せずでいるとか、ちょっと違うなと。
今までは、それを信じることで救われるなら、それは自由じゃないかって思ってはいたんです。でも、何かを変えたいっていう思いにつけ込まれて、高額な壺を買わされてる人を見るのはやっぱり辛いわけです。
じゃあ、僕がその人を変えられるかと言えば、それは無理。僕ができることはせいぜいライフハックをブログで発信したり、勉強会を開催するぐらいなもんです。
ちっぽけでも、微力でも、僕は旗を立て声をあげようと思います。ちゃんと壺売りのおらん世界もあるんやで、自分を変えるために壺なんて買う必要ないんやでって。
最後に
この記事では、主にブログや勉強会などの活動に関する目標として以下2点を述べさせて頂きました。仕事やプライベートの目標はまた思いついたら手帳にでも書き残しておきたいと思います。
- 僕自身が早くこの記事を世に出したくてウズウズするような熱量の高いブログを書く、そして読んだ人に「そうそう、これこれ」って沢山言ってもらいたい
- 壺売りのいない世界を作るためにSNSやBlogで声を上げ、壺売りのいないライフハック勉強会という場を維持する
全くもってSMARTではないですし、正直自分でもHowまで落とし切れてない感はありますが、とりあえずは自分の向かう先だけ宣言しておこうかな。
この記事は倉下さんの以下の記事インスパイアーされたとかされてないとか。
参考 もしかしたら僕たちが忘れていたかもしれないことR-Style
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