前々から気になっていた天狼院書店。
天狼院書店には「天狼院秘本」というタイトルを隠してお奨めの本を売るという、売る側にも買う側にも覚悟が求められるユニークな企画がある。
一見、かなりチャレンジャブルな企画であるが、これまでこの企画がヒットを重ねていたという。
「天狼院書店が薦めるのだからきっと良い本なのだろう」と思って買う人が数百人の単位でいるというのだから、ただごとではない。超売れ筋の本でも無い限り、一書店に配本される数は数十冊が良いところなのだ。
書店に足を運べばお奨め本の山を目にすると思うが、実際の所あれは書店並びに書店員さんのイチオシとは限らない・・というか、そうでないことの方が多い。
出版社は売りたい本の営業・販促に力も入れるし、配本数も多い。売れるので店側としてもそういう本をなるべく目立つところにどんと並べたい。まぁ、出版社側も(芸能人本を除けば)変な本をプッシュすることはないので、それはそれで一つの指標となる。
今回この天狼院秘本が糸井重里さんお奨めの本で行われるということをしのジャッキーさんのブログで知った。
しのジャッキーの自燃ブログ: ”糸井重里秘本”開封の儀〜熱狂が我が家に届いた!〜#糸井重里秘本 #天狼院書店
天狼院書店の三浦さんの次の文章を読んで購入を速攻で決意。
市場でまるで動きのない商品を1000冊抱えることは、天狼院にとって、大きなリスクになると、S君は心配してくれているのだ。
しかし、ここで退いたら、僕が天狼院を創った意味がなくなってしまう。
僕が天狼院を創ったのは、お客様のためにより良い「READING LIFE」を提供するという方向性の他に、そのままでは世に埋もれてしまう才能や作品を、天狼院の力でひとりでも一作でも多く世の中に羽ばたかせようという、かねてよりの目標があったからだ。
それが、天狼院が世に生まれ出た理由のひとつだった。
なんせ、あの天狼院書店と糸井重里さんがここまで薦める本なのだ。 タイトルや著者が分からないぐらいなんだというのだ。どうせ、タイトルや著者が分かったって、読んでみるまで面白いかなんて分からないんだから。
この記事読んで、速攻で糸井重里秘本を買ってしまった / “しのジャッキーの自燃ブログ: ”糸井重里秘本”開封の儀〜熱狂が我が家に届いた!〜#糸井重里秘本 #天狼院書店” https://t.co/xGqRjWm6Gb
— 北真也(beck) (@beck1240) 2015, 10月 29
申込期限が10/29。しのジャッキーのブログを読んだのが10/29。これはひょっとすると、運命だったのかも知れない。
申し込みの翌日、30日に「糸井重里秘本」が届いた。
秘本なのでマル秘。
確かに中身が何かは明かせないし、秘密文書の類と言えばそうかもしれない。企業秘密風に書けば「秘密区分:開示先限定 開示先:ご購入者様限り」みたいな感じなのかも知れない。
箱を開けるとなんと手書きで僕の名前が書かれたカードが入っているではないか。
なんと、三浦さん直筆のコーヒーチケット。
社長の三浦さん直筆って、なんかすげーな。
天狼院書店は前から気になっていたので、是非一度足を運んでみたい。
コーヒーチケット以外にも、ほぼ日からのお礼の品としてカレーに入れるチョイ足しスパイス、パンフレット、そして糸井重里秘本。
しのジャッキーのブログにも書かれていたけど、高級感溢れるブックカバーの手触りと、これを箱から取り出すときのシュッという感触と音が、実に気持ちいい。久々に箱から本を出す時にドキドキしてしまった。
最近は電子書籍もかなり読んでいるんだけど、気になる本を書店で見つけ、購入後ブックカバーの付いたそれを取りだして1ページ目をめくるときのドキドキ感は、やはり格別。
糸井重里秘本は秘本なので、ご開帳日までは中身を明かすことはできない。開帳日は11/4らしいので、その時までに書籍を読んで、ご開帳日以降に感想を添えて本の紹介をしたいと思う。
また、店頭では在庫限り買うことができるらしいが、ネット通販は締め切ってしまっている。興味がある方は池袋の天狼院書店に足を運んでみて欲しい。