結婚5周年&はじめての親子3人旅ということで、横浜から程近い河口湖に行ってきました。
とはいっても、子供もまだ小さく、僕も奥さんもあんまり予定が詰め込まれた旅が好きではありませんので、目的は温泉宿でゆっくり羽を伸ばすこと。観光らしい観光は特にしていません。
なので、お宿は結構拘っていて、奥さんイチオシの「湖山亭うぶや」という、ちょいと高級なところをチョイスしました。
■今回の旅の計画と装備を簡単に
今回は、予め有給を取って3月18日(金)、19日(土)にかけて旅行するプランを立てました。
横浜から河口湖は圏央道が開通したので、富士五湖道路経由より若干近くなった印象。金曜日の朝9時半に家を出て、11時過ぎに到着しています。富士登山に行くときもこのルートを使おうっと。
冒頭に述べたとおり、ほとんど観光はしていませんが、「オルゴールの森美術館」は息子ちゃんが喜ぶかも、という事で立ち寄ってみました。
タイムズカーシェアリングが最近48時間や72時間での予約が出来る様になったので、移動手段である車は最寄りのタイムズにて調達。赤のFIT!
48時間パックで13,000円、1km毎に16円かかるので、259kmで4,144円、しめて17,453円。12時間パック以上は距離別料金が掛かるので、遠出する場合はレンタカーと金額的には大差ないかもしれません。
家から近い、24時間いつでも借りれる、深夜料金掛からないなどがメリット
奥さんが買ってきた「BABY IN CAR」も着けて準備万端。ちなみに我が家は頂き物のチャイルドシートが家に保管されており、カーシェアリングで車を借りる度に装着させてます。
■本格イタリアン「リチェッタ」
宿のチェックインが14時からだったこともあり、お昼ご飯を食べるべく、11時半から開店しているお店を探したところ「Ricetta(リチェッタ)」というお店に行くことになりました。(行き当たりばったり!)
国道139号線沿いにあるとは言え、林の中に突如として現れるので、流しで見つけるのは至難の業かもしれません。食べログ様々やで。
ちなみに、国道沿いにはこんな感じの看板があるので、これを目印にしてくださいませ。
店内は中々に洒落た感じのお店です。
ちょっと、我が家の小さな怪獣君で手一杯で料理の写真は少なめですが、ピザもパスタもサラダも大変美味しゅう御座いました。
■唯一の観光「オルゴールの森美術館」
腹ごしらえが終わったところで、河口湖のオルゴールの森美術館へ。
からくり仕掛けが色々あるらしいので、息子氏が喜ぶかと思い言ってみると・・なんか敷地が広い(笑)
西洋風の建物が大きく5棟ぐらいに分かれていて、それぞれ展示があったりレストランがあったり。入場料がやたら高かったけど、こう言うことかと。
ヨーロッパ風の町並みの奥に見える富士山。
色んな所に楽器的な仕掛けが置いてあって、息子氏も色々遊べて楽しかった模様。
最近時計好きの息子氏。
流石に噴水と時計の下から出てきたからくり人形、大音量の方が気になっていた模様。
なんか色んな楽器が仕込まれていて、圧縮空気を送り込んで楽器を自動演奏する凄いパイプオルガン的なオルゴール。人形も動きます。何が凄いって、仕込まれてる曲が3,4曲もあるってのが凄い。
演奏や装飾技巧はともかくとして、圧縮空気を送り込むっていうアナログな作りで複数曲演奏し分ける仕掛けを作った職人さん、マジリスペクトっす。
息子氏すました顔で演奏聴いてますが、3分ぐらいの演奏時間の後半で飽きてました。そりゃそうか。
その後、静かなところでお茶でもしましょって事で、近くにある河口湖美術館のカフェスペースへ。展示は見ず。
カフェスペースは河口湖側に向けた大窓の横にそっと設置されていました。抜け感が半端ない!!
晴れてれば外の庭で息子ちゃんと遊びたかったなぁっと。
はい。家族旅行ですので、カロリーも糖質も気にしない・・w
美術館のカフェという雰囲気も手伝って、大変美味しゅう御座いました。
■来たぜ!「湖山亭うぶや」
チェックインができる14時を回った当たりでお宿に移動。
入ったら、何かえらく立派なロビーに通されて・・
Welcome抹茶。そして干し柿なお菓子。
ふかふかのソファーでチェックイン手続きしたの初めてだわ。
通された部屋からの眺めが半端ないっつーか、何この立派な広縁。ほぼリビングやん。
部屋はかなり綺麗な和室。和モダンとかじゃなくて、純粋な和室。少し古びた老舗感が欲しい人には会わないかもだけど、僕はこういう清潔感ある部屋も好き。
テレビは壁掛けってとこを除けば、設備自体はごく一般的な旅館。
有り難かったのが次の間。
息子ちゃんは19時までに就寝するので、本間で大人がご飯を食べてる間、次の間で子供が寝られるのはかなり助かる。
次の間は4.5畳。これまた小綺麗。
お茶受けも美味しかったです
あと、部屋着が作務衣なのもGood。息子ちゃんの分の作務衣もあって、親子3人ゆったりと過ごすことができました。
息子ちゃんも大きな部屋と見たこと無いオブジェに大はしゃぎ。
広縁で素晴らしい形式を眺めながらゆっくりと読書・・・できれば良かったんですが、息子氏が大はしゃぎで遊び回るので、読書どころではありませんでした。
そして、何よりフジヤマ、ビューティフォー。
■館内を散策
奥さんと息子ちゃんの子守を交代しながら、順々にお風呂に入りに行く作戦を立てたんだけど、先発の奥さんが「ちっちゃい子も入って大丈夫なお風呂だった」とのことで、後発の僕と一所に奥さんも息子ちゃんを連れて大浴場へ。
流石に大浴場は撮影禁止なので、入り口をパシャリ。
大浴場の写真は公式ページのをお借りしてきました。晴れてなかったけど、夕暮れ時の富士山が大変美しゅうございました。
折角なので外の景色も撮ってみよう思い、表へ。
夜の雰囲気もええ感じですやん。
外から見たときに入り口の上に見えるスペースが、無料でコーヒーなどを頂きつつくつろげるラウンジスペース。
ちなみに、ラウンジ側から見るとこんな感じ。
■美味を堪能
温泉旅館と言えば、大きな楽しみの一つです。
まずは食前酒の甲州ワイン。甘くて飲みやすい!
飲み物はプレモル。
プレモルがいっちゃん好きです。
旅館価格で1本770円ぐらい。
前菜盛り。
これだけでビール1本空ける自信がある。
氷の器に囲われたお造り。
上から覗くと、鯛とかマグロとかとか。
鯛のお造りの中にはウニが挟まってました。
ウニは苦手だったのですが、ペロッといけちゃいました。
僕は海鮮がそんなに好きじゃ無いんだけど、そんな僕でも「美味い!」と言ってしまう程に新鮮で美味。
ちなみに、薬味の下に敷かれてる大根は富士山の形でした。
芸が細かいw
それにしても、氷の器が綺麗だなぁと。
次は鯛のすり身のお吸い物。
鉄瓶で提供され、目の前で火に掛けられます。
そのまま頂いても優しい出汁な感じで美味しいのですが、すだちを入れると味が「ふぁーッ」と拡がる感じに変わります。個人的には今回の料理の中でナンバーワンです。ずっとコレ飲んでたいw
メインのお肉と一所に出てきたのが、イチボとミスジの握り。
何というか、美味い、以外のコメントが無かったです。
A5ランクの黒毛和牛。
霜降ってますなぁ。
これを軽くあぶって頂きます。
これを特製ダレ、岩塩、醤油などで頂きます。
さっとあぶって頂くと、肉からじゅわっと肉汁が。それにしても柔らかい!!
5枚だとちょっと物足りないかな?と思ったけど、1枚1枚がかなりしっかりしているので、5枚で丁度良い感じでした。
最後の方はちょっと軽めのメニュー。
お肉が重たかったので、良い感じに胃をいたわってくれます。
〆は海鮮ちらしと赤出汁のなめこ汁。
きっちり締まりました。
デザートは特性豆乳プリン的なの。
もうお腹いっぱいだったけど、 甘い物は別腹・・ですな。
家族で温泉に入って、ゆっくりして、美味しいご飯食べて。
すごく贅沢な時間を頂きました。
■2日目は生憎の雨、それはそれで良し
2日目は生憎の雨でした。富士山はまったく見えません。
NHKの朝の連ドラを見て後、ご飯を食べに食事処へ。ちょっとした個室で、やんちゃ盛りの息子ちゃんがいても安心してご飯を食べることができました。
それにしても、朝ご飯もナカナカのボリューム感。
ご飯は一人分が土鍋で炊かれて出てきます。
納豆、漬け物・・
ちょっとした小鉢類と、ご飯のお供が多すぎて、ご飯が3杯ぐらいいけちゃいそうでした。
多分アジの一夜干しと湯葉。
だし巻き卵は奥さんと「こんなの作れねーわw」と笑うしか無かったふわふわ感。息子氏もだし巻きを美味そうに食ってました。
その後、朝風呂に入って、ラウンジでちょっとまったり。
部屋も落ち着くんだけど、ラウンジのくつろげる感が半端ない。コーヒーもエスプレッソマシンで一杯ずつ入れられるし。
なかなか洒落た感じです。
名残惜しくともチェックアウト。
チェックインの時は気づかなかったけど、ロビー横にはちょっとした日本庭園があって、良い雰囲気でした。
最後に
設備や料理も素晴らしかったけど、料金が発生しない息子ちゃんに対しても、ご飯やジュースその他様々なサービスを提供して貰えて、色々と細やかな”おもてなし”の数々は流石の一言に尽きます。
奥さんとは「毎年通いたいねー」と身の丈にあわない願望を抱いてしまうぐらい、素晴らしい宿でした。毎年は厳しいけど、何年かに一回かは通いたいなぁ。息子氏が物心つくぐらいになったら、また連れてきてあげないとだ。
横浜から車で1時間半と、首都圏からのアクセスも抜群な「湖山亭うぶや」、ゆったりと贅沢な時間を過ごしたい方は是非是非足を運んでみて下さい。
参考リンク
予約は一休で行いました。
タイムズカーシェアリングが48時間パックをはじめたので、今回はそれを試してみました。