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2022年に読んだ/聴いて良かった本5選+1

2022年の振り返りシリーズ。

うつ病になって以来読書があまり捗らなくなってしまい、2022年もあまり本を読めなかったのですが、その中でも楽しく読めた本を5冊紹介したいと思います。

Youtubeでも同様のお話をしておりますのでご視聴頂ければ幸いです。

今年読んで良かった本5選

  • アトミックシンキング
  • 歴史思考
  • ツレが鬱になりまして
  • モンク思考
  • Google・YouTube・Twitterで働いた僕がまとめた ワークハック大全

アトミックシンキング

ごりゅご(@goryugo)さんが書かれた、僕が今一番読みたいことが書かれている本。PKMに興味がある人なら読んでおいて損はない一冊です。

Personal Knowledge managementについてかなり具体的なやり方とか考え方が書かれているので、How to Take Smartnote(邦題:Take Notes)を読んでも今一ピンと来なかった人にはかなりお薦め。

歴史思考

コテンラジオの深井龍之介さん(@cotenfukai)の著書。

様々な過去の偉人とそのエピソードを交えながら、人類の価値観なんてコロコロ変わるし、今マイノリティーと言われている人達は昔からそうだったわけでもないとか、大体のことは過去の人達が考え尽くしてるから古典を学ぶことは今の問題解決に役立つとか、そういうメッセージが散りばめられています。

僕は過去回から最新エピソードまで1回ずつしか聞けていないライトリスナーですが、本書を読むことでコテンラジオで聞いた話を思い出すこともできて、副読書としても有効だと感じました。

ガチガチの歴史の本ではなく、歴史から学ぶことでどのように僕たちは思考や価値観を変えていくことができるかを教えてくれる、一種のリベラルアーツの入門書だなと思います。

ツレが鬱になりまして

漫画形式なので読みやすいです。

「うつ」を経験した身としては、凄くよく分かる「そうそう」という同意と、全然自分とは違うタイプの大変さがあることもわかり、うつ病というのが人それぞれ違うのだなということを改めて知ることができました。

誰かの体験談、そこからの復活の軌跡を知ることは、やはり未だ寛解に至れない自分にとっての希望でもあり、その時に向けて待つ勇気を貰える本でした。

モンク思考

いわゆるビジネス書の体裁で、僧侶の思考法が学べるというのは中々ユニークだなと思った。宗教色は驚くほどに少ない。所謂マインドフルネス本の様に宗教と瞑想を切り離しているのだろう。

いわゆる「成功」に魅せられた青年が僧侶となり、修行で身につけた考え方や心の有り様を持ってまた社会に戻り、現俗世の我々が応用できる形でメソッド化された内容がこの本に書かれている。

手放し、成長し、与えるという3ステップで様々なアイデアが提供されており、それらのアイデアも秀逸なのだけど、「埃をかぶった鏡」の挿話の様にハッとさせられる話も多い。書かれているメソッドを取り入れるだけでなく、著者のエピソードを読むことによって考えさせられることの多い一冊であった。

今に、自分に集中し、他人からの期待或いは他人にどう見られているかを手放す。昨日でなく、明日でなく今日を生きる。自分のダルマ(将来備わっている資質)を生きる。そういう生き方が出来ればと思います。

Google・YouTube・Twitterで働いた僕がまとめた ワークハック大全

最初ライフハック本かと思ったら、よい職場環境を作るための本って感じで嬉しい誤算でした。

大きくは次の3つで色々具体的な施策を紹介してくれています。

  • 「リチャージ」(充電):仕事で疲弊してしまったエネルギーを「リチャージ」(充電)する。
  • 「シンクロナイズ(同期)」:チームを「シンクロナイズ(同期)」して、信頼とつながりをもたらす。
  • 「バズ」(活気):チームにとって最高の状態である「バズ」(活気)がある職場環境を作る。

個人と言うよりは、チームや組織をどうよくしていくか・・について学べる本なのでざっと読んでみて、気に入ったモノがあったら2,3職場に取り入れてみるとよいかもしれない。それにしても、成果と心理的安全性が両立された良い職場というのは得難きモノよ。

著者の方はこの本執筆時にTwitter社に在籍されていたのですが、イーロン降臨後にどうなったのかその続きが知りたい・・。

読み直して良かった本:「うつ」と寄り添う仕事術

今は寛解されてワンボックス車中泊をEnjoyされまくっている@Kazumotoさんの著書。

本書は発売と同時に読んでいたのですが、自分自身がうつ病になって休職し、復帰して2年ほど寛解に向けての道を歩んできた今、発売当時とは全く違ったインプレッションを受けました。

そこに書かれているアドバイスのいくつかは、自分が通ってきた道でもあり、自分が陥ってしまった苦しい状態というのは決して自分だけが体験していた訳ではないということが分かって安堵する反面、「なんでうつ病になって休職した時にこれ読み返さなかったんだろう」と後悔しきりでした。

寛解に向けての道のりがどういうものであるか、どういう落とし穴が待っているか、その為にどう対処していくと良いか・・・めっちゃ書いてありました。読んでたらきっと落ち込みが酷いときに「なんて自分は駄目なんだ・・」と無駄に落ち込む必要はなかったんじゃないかと思います。

うつ病になった当事者も、その周囲の人も知り得ることが多い素晴らしい本だと思うので、ご興味ある方は是非ご一読下さい。

さいごに

ということで、今年読んだ本の内よかったものを5つピックアップして紹介し、再読して良かった「「うつ」とよりそう仕事術」をプラスワンで紹介しました。

今回は長くなりすぎないようにざっくりした短評でお届けしましたが、来年は本を紹介するときに1冊ずつしっかりした書評を書きたいと思っていますが、予定は未定。。

Youtubeでも同様のお話をしておりますのでご視聴頂ければ幸いです。


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