僕がライフハックブログを始めるよりずっと以前の話。
社会人3年目の頃、新刊ラジオに出会った。
仕事でボロボロになっていた僕は、藁にもすがる思いで、仕事術やライフフハック、自己啓発に関するビジネス書やブログなどを読みあさっていた。
そんな時に出会った新刊ラジオは、自分の知らない本を楽しく紹介してくれる貴重な情報源であり、ブックナビゲーター矢島さんや”何かの人”石橋遊さんの軽妙なやり取りに心癒やされることも一度や二度ではなかった。
当時の僕にとって、新刊ラジオとはただのPodcastingコンテンツでは無かった。もがく中で進む先を照らしてくれる希望の光で有り、iPod nanoの向から聞こえてくるどこまでもポジティブで明るい雰囲気は、一種救いですらあった。
「実は僕もその頃仕事でボロボロだったんですよね」
僕が昔話をすると、カウンターの中にいる矢島さんも滔々とその頃の心境を語ってくれた。思えば、矢島さんは誕生日が1日しか違わない同学年であり、ナレーターやブックナビゲーターという仕事の中で同じようにもがき苦しんでいたのだ。
そんなそぶりを新刊ラジオ上で微塵も見せないあたりは、流石のプロフェッショナル魂と言ったところか。
矢島さんが新刊を出されると聞いたとき、凄く嬉しかった。実際に会ったことは二度しか無かったが、僕は2008年から6年間、新刊ラジオを聞き続けていたのだから、想い入れは人一倍強い。
御著書「一冊からもっと学べる エモーショナル・リーディングのすすめ 」の発売日である11月20日に、新宿ゴールデン街の文壇バー「月に吠える」で1日店長をやるという出版イベントの告知を知り、急いで業務調整を行って予定を空けた。
店に着くと、生憎席は満員だった。もう帰られるという他のお客さんと入れ替わる形で入店。
やはり、というべきか、他のお客さんも皆さん新刊ラジオのファンで、ひとしきり新刊ラジオネタで盛り上がる。入れ替わり立ち替わりやってくる新刊ラジオファン(と、その友人)。かなり楽しい一時だった。
更に驚く事に、店内には矢島さんといつも軽妙なやり取りをしている石橋遊さんや、内Dさん(内山ディレクターの略)もいらしたので、冒頭で述べた話と共にお礼を述べることが出来た。ちゃっかり石橋遊さんとは握手とサインのおねだりをした。
内D曰く「反応がなかなか見えないから、こうやってリスナーの皆さんの声が直に聞けるのは凄く嬉しい」との事。もっとTwitterやメールを投げて反応を返さねばですな。
楽しい時間はあっという間に過ぎる物で、「月に吠える」からは一人、また一人とお客さんが減っていき、最後にはお開きの時間を迎えた。一日店長の矢島さんと、オーナーのコエヌマカズユキさん、楽しい時間をありがとうございました!
■ブックナビゲーター矢島さんからのメッセージ
「矢島さん、2分で著書の魅力を語って下さい!」
という無茶ぶりに対して、アドリブ一発撮りでブックナビゲーターの底力を見せつけた矢島さんの著書紹介は圧巻。流石っす。
ちなみに、矢島さんには東ラ研vol.14の講師をお願いしているので、興味がある人は是非足を運んで頂ければ是幸い。
12月7日 東京ライフハック研究会Vol.14「アウトプット読書術」(東京都)
矢島さんの読書術は必見!いや、必聴!?