それはとどのつまり、春友さん(@spring_friends)がかっこよすぎるという話。
「それに引き替え、お前は一体何をしとんねん」と自分で自分の胸ぐらを掴んで激しく問い詰めたくなるほどに。
■「らーめん 春友流」初訪問
Blog「なまら春友流」の春友さんが6/21にオープンさせたラーメン屋はその名も「らーめん 春友流」。年始に報告記事も上がっていたので、オープンの日を今か今かと心待ちにしていました。
今年脱サラしてラーメン屋になります、あけましておめでとうございます | なまら春友流
試食会にもご招待頂いていたにも関わらず都合が合わず、オープン直後もなかなか横浜方面へ向かうチャンスがなく行きそびれていました。今回、新居購入の手続きで近くまでいく用事があったので、奥さんと連れだって念願の「らーめん 春友流」にお邪魔しました。
まずはこだわりの生ビール「エーデルピルス」
SAPPOROの所謂プレミアムビールです。
エーデルピルスをはじめて飲んだのですが、これがまた凄く美味い。
味はしっかりしているんだけど、後味はすっきり。
ちょっと油断したら2杯3杯とグイグイいけてしまうほど飲みやすいので、ちょっと危険な感じですね(^^;
奥さんと「このビール美味しいね」なんてほのぼのやっていると、来ました「春友ラーメン」。僕がチョイスしたのはチャーシュー麺大盛り。めっちゃ美味そう!!
濃厚だけどくどくない豚骨醤油スープに、札幌では有名らしい「西山製麺」の縮れた卵麺。麺自体も味がしっかりしているんだけど、縮れ麺がスープによく絡んで、スープとのハーモニーが実に絶妙なのです。
うちの奥さんは所謂家系ラーメン(豚骨醤油+卵麺)が苦手なのですが、「らーめん 春友流」の豚骨醤油はお気に召した様でした。チャーシューの脂身が少ないのも良かったらしく、魚粉を入れて「これ入れるとまたガラっと味が変わるね。この味好き!」と大はしゃぎでした。
僕は僕で魚粉やニンニクでちょっとずつ味を変えながら堪能。チャーシューもすごく美味しかったのですが、味玉をトッピングしなかったことを少し後悔。次回の楽しみにとっておきたいと思います。
実は「らーめん 春友流」、11月に引っ越す新居から結構近かったりします。横浜市営地下鉄で4駅なんだけど、チャリ10分ちょいで行けてしまう距離感。奥さんも気に入ってくれたので、ちょいちょい通わせて貰おうと思います。
らーめん春友流の情報はこちら
■目の前の「一杯」に詰まっているであろう数多くのドラマに想いを馳せる
そして、冒頭の「春友さんがかっこよすぎる」という話に至ります。
プロの料理人としてラーメンを作る春友さんの後ろ姿は兎に角かっこよく、出された一杯は感動的に美味かったわけです。知り合いだからひいき目に見るとかではなく、「このラーメンで勝負する!」という想いがぎゅっとつまった実に”複雑な”味なのです。
このお店を開店するまでに色々なご苦労もあったと思いますし、家族とも色々話し合ったのだろうと思います。(例え、元々ラーメン屋で長らく働いていた経験があったとしても)決断を下したこと自体も凄いことだと思いますし、周囲の協力なしには到底成し得ないことだったのだろうとも思います。
ラーメンの味も色々試行錯誤を積み重ねて自信を深めてきたのでしょうが、きっとオープン前もオープン後も終始不安はついて回っていたと思います。そういった様々な苦労、困難、不安、そしてこれで家族の生活を支えるという責任感など、色んな想いが交錯する色んなドラマがあったのだろうと想います。
そしてできあがった、渾身の一杯。
その一杯のラーメンで勝負する姿。
これらのを目の当たりにして、その裏にある数々のドラマに想いを馳せずにはいられなかったわけです。家に帰ってからも何か胸の中にモヤモヤしたものを感じ続けていたのだけど、それはそんなに難しい話では無く、只単純に
「春友さん、かっこよすぎる」
って想いが胸の中で疼いてるんだけでした。要するに、それと比べて自分がてんでダメってことに凹んでたわけです。果たして自分は8年以内にあれほどの背中を子供に見せることができるだろうかって考えたら、もう全然無理だなって。
そんなわけで、美味しくラーメンを頂いた上に、すっかり心に火が付いてしまった僕は、兎に角今日から頑張るぞと一人つぶやき、その決意を手帳に記したとか記してないとか。