メンタル不調から少し長めの病気療養に入った経緯と状況、休みに入ってからの心境の変化など

YoutubeやPodcastでお話ししましたが、10月7日よりメンタルの不調による少し長めの病気療養(2週間程度)に入っています。

基本的には休み期間中一切のメールやチャットの連絡を絶って仕事から切り離される形となり、約一週間が経過しました。

ブログを書こう書こうと思っていたのですが、なかなか考えがまとまらず今日に至ってしまいました。YoutubeやPodcastは多少更新できていたのにブログが書けなかったのは、まだ本調子じゃないからかなぁっと。

経緯と状況

実をいえば、転職の少し前、出向をしていた時から時折メンタルの不調に見舞われており、心療内科にも通っていました。

とはいえ、直ちに休職が必要という状況でもなく、不眠を和らげる睡眠薬だけが処方されている状況であり、医師からは原因である過労と過度なプレッシャーを改善するように指示を受けるにとどまっていました。

過去何度か調子が悪くなったときに、上司や同僚に相談をして改善を図ろうと模索していましたが、一時的に仕事量が減ったり、プレッシャーが緩むものの、しばらくすると元の環境に戻ってしまい、一時的に回復→再発を繰り返すことになってしまいました。

だいたい調子を崩すときのパタンとしては

  • 朝8時半から夜21時頃までほぼぶっ続けで30分刻みの打ち合わせが入っていて、21時〜夜中2時3時まで作業をし続ける生活
  • その間上司から依頼された緊急対応の作業の煽りが入り続ける、隙間時間に対応するものの、思ってたんと違うと怒られる
  • 今の部署に日本人課長自分しかいないから、日本人だからという理由だけで色々な依頼が舞い込んでくる
  • 色々回っていなくて、社内の関係各所からも色々クレームが入ったりする
  • 同時並行で薦めているプロジェクトがいっぱいあって、こういうときに限って複合的にトラブル発生
  • 上手くいっていないからインド人上司にキレられるし、押しの強いUSやインドの関係者が責任のなすりつけあいをしはじめ、状況はどんどんカオスになっていく
  • そして、こういうときに限って(こういう状況だからか。。)上司の怒りが大爆発を起こして、大変厳しめの罵と・・じゃなくて叱責を頂いて死にたい気持ちになる
  • 部の体制は9割方外国人(というかインド人)の中に日本人管理職が1名、仕事はほぼ英語、でも日本の某機関向けの仕事は純粋に日本語のみで外国人メンバーに作業は振れない

と、まぁ、一言で言えば「無理ゲーをなんとか回すために死ぬ気で働いてたんだけど、色々こんがらがってトラブル続出で辛いところにむちゃくちゃ罵倒されたもんだから絶望して精神を病んだ」という構造です。書いてて辛くなってきた。

休む前の状態

1週間経ってやっと冷静に休む直前の状態を認識できる様になってきました。休みに入る直前は「僕はただ逃げてるだけじゃないか、甘えてるだけじゃないか」と本気で思っていましたが、今思えば休んで正解でした。

どういう状態だったかと言うと

  • 最初は、慢性的に睡眠不足(3時間睡眠)なのに、あまり眠くはないし、寝ようとすると不安で寝付けない
  • 休みに入る1週間前ぐらいから、夕方ぐらいにバッテリーがキレてフラフラになりながら、仕事を片付けて、気を失うように眠る様になる
  • 毎朝起きると不安で胸が苦しくて、仕事に取り掛かる前に30分以上の散歩や瞑想をしないと辛くて仕事に向かえなかった
  • こんな状況になったのは全部自分のせいだし、自分がいなくなれば全て解決すると本気で思っていたし、毎日辞めることばっかり考えていた
  • チャットの通知がなると不安で胸が苦しくなり、上司からの煽りが入った途端目の前の打ち合わせや作業が手につかなくなる。
  • 不安や焦りで作業効率は悪くなるし、夕方を過ぎてくると頭が全く回らなくなる。以前は21時以降でも作業ができていたのに、休みに入る直前は21時以降はまったく使い物にならなくなっていた
  • 意思決定ができなくなり、色んな事を先延ばしにしたり、あやふやな回答をしたりするようになる
  • 体調が悪いときにはまったく動けなくなるし、情緒が不安定になってたぶん毎日泣いてた

意思決定もできず、生産性もガタ下がりでだましだまし働いていたのですが、急に1日動けなくなった後「これはヤバイ」となって、産業医と相談して2週間の強制休暇指示が出されて今に至ります。

今にして思えば、この状態で「休むことは甘え」と休むことに躊躇していたこと自体、正常な判断力がなくなっていたの証左だったのかなと思います。今は「休まなければいけない状態だった。休んで正解だった」と思っています。

自分は一体何をしているんだという焦りを感じた一人グランピングの夜

休暇を取ることが決まった瞬間、グランピングができる場所を見つけて予約を取りました。

熱海にちょうどSnow peakが出した隈研吾デザインの「Jyubako」に泊まれる「ゆとりろ熱海」という宿があったのでそこを二泊三日で予約しました。

何故休暇初日から一人グランピングに行ったかというと・・

  • 休みに入るまでの残り2日間を乗り越える為に何か楽しみを作っておきたかった
  • 森の中でゆっくりたき火や星を見つつ心と頭を空っぽにしたかった
  • 2日目はハンモックに揺られながらひたすら読書したり昼寝したりゆっくり過ごしたかった

結果的に嵐でたき火は出来ず、嵐の中で一人バーベキューをする羽目になりましたが、それでも雨音を聞きながら、ただ頭の中を空っぽにしたり、考えごとをしたり、ただひたすら本を読んだりと充実した時間を過ごすことが出来ました。

ただ、この初日の心境としては「自分はいったい何をやってるんだ」という焦りを感じており、自分のことを不甲斐ないとか弱いと攻めていました。

一人バーベキューの炭火を眺めながら、雨音と虫の声を聴きながら、思い浮かぶその考えを否定するでもなく、ただ受け入れてゆっくりと考えを巡らしました。

休むことになって見てきたもの、何も持っていない朝を久しぶりに迎えたこと

休暇二日目の朝は、やはり少し気が重かった様に思います。ただ、会社の始業時間を過ぎた頃、コーヒーを飲みながら雨音と森の空気にだけ意識を向けているとふと「あぁ、本当に今、僕は何も持っていないんだ」という実感が湧いてきたことをよく覚えています。

締め切りに追われず、プレッシャーを掛けられることもなく、毎日何かしらの仕事と不安を抱えながら眠りについていた日々から一転、「何も持っていない朝」を何年かぶりに得ることができました。

頭痛も胃痛もまだ残っていましたが、「何も持っていない」ことに思い至ったとき、憑きものが落ちたように、平穏な気持ちを遂に取り戻すことが出来ました。

当初、休むことについて罪悪感や自己嫌悪を持っていたのですが、1日中雨音を聞きながらゴロゴロしたり、読書したり、Youtubeを収録したりする中で「休まずに働きながら治すのは無理だったな」という思いに至りました。

30分刻みのスケジュール、深夜休日まで働いても捌ききれないタスク、バッシング、複雑に絡み合ったトラブルを抱えながら「平穏な時間」を取り戻すことは難しかったと思います。

せめて、仕事とは違う何かに頭を使う「自分の時間」が取れれば良かったのですが、残念ながらその余裕はありませんでした。プライベートの中に仕事が浸食しており、24時間365日、僕はチャットとメールに怯えていたのです。

休み後にどうするのか問題

まだ1週間ほど休みが残っている状態ですが、今でも不安に襲われたり、しんどくなることがあります。まだ完治にはほど遠いのが実情です。

会社からはしっかり治すために、もっと休んでも良いとは言われているものの、根本的な解決の為には

  • 生産性が落ちない程度にメンタルを回復させる
  • 仕事量の削減、或いは体制の強化
  • トラブルやプレッシャーに対して上手く向き合えるようになること
  • 仕事とプライベートの境界線を作る
  • 仕事から頭を切り替える自分の時間を確保する

これらの状態を作り出す必要があります。ある意味、当たり前のことかもしれませんが、その当たり前ができていなかったので今の事態になっているわけで、決して容易なことではありません。

最後に

来週復帰できるところまで回復できるかはまだ分かりませんが、とりあえず1週間で確実に改善はしているように思います。焦っても仕方がないので、休むと決めた以上はしっかりと休んで治していきたいと思います。

復帰後にどのように持続可能な働き方に変えていくかは悩ましい問題ですが、残り1週間でどうすべきかを考えて行ければと思います。

まずはブログが書けるところまで回復できたのは何よりだったなと思います。残りの休み期間にもう何本か記事を書きたいところですが、まぁ、あくまでリハビリの一環なので無理せず頑張ります。

今回泊まった宿


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