あけましておめでとうございます。
今年もHacks for Creative Life!宜しくお願い致します。
さていきなり本題ですが、皆さん今年の目標は立てられましたでしょうか?
昔から”一年の計は元旦にあり”といいますし、なかなか自分の中長期的な目標を立てる機会も少ないと思いますので、新年を機に自身の将来についてもあれこれ想いを巡らせてみるというのもまた一興ではないでしょうか。
ということで、今回は僕が使用している4つのリフィルと、実現に向けた2つのTIPSを紹介したいと思います。
■目標を書き出す意味
正月に目標を立ててはみたけど、結局気がつけば目標の事なんてすっかり忘れてしまっていた・・という経験をお持ち方も少なくはないと思います。また、いざ立てても結局達成されることなく”絵に描いた餅”で終わってしまったというのも、私自身これまで幾度と無く経験してきたことです。
私が考えるこの問題への対処は次の3点です。
- 目標を書き出し、おりに触れて見返す
- 目標をタスクに落とし込む
- タスクの振り返りと共に目標の振り返りも行う
目標を書き出さなければ、恐らく3日と持たずに「頭の中の目標」は綺麗さっぱり消え去ってしまうでしょうし、書き出したとしてもそれを見返さなければ、そう遠くない未来には目標は綺麗に忘却されてしまいます。
また、目標を立てただけで目標が達成されるわけではありません。タスク管理を普段から行われている方であれば目標を達成する為の行動をタスクに落とし込み、それを日々のタスクとしてこなしていくことが最も確実な目標達成の手法だと言えるでしょう。
目標をタスクに砕いて実行していく場合、タスク遂行の振り返り(GTDであれば週次レビューなど)のタイミングで目標へのアプローチに関する振り返りを行う必要があります。
まずは目標を書き出すフォーマットとして、僕が使用している4つのリフィルを紹介します。
■「ミッションリフィル」「価値観リフィル」でレビュー観点を作成する
「ミッション」や「価値観」といった自分の生き方の指針を書き出しておくことで、ジャッジを行う際の判断基準や、振り返りを行う際の拠り所(あるべき姿)が明確になります。
「自分はどういった人生を送りたいか?」「自分の行動原理は何か?」「迷ったときに自分が優先すべきことはなにか?」といった質問を重ねながら、人生における方針・判断基準を洗い出しましょう。
ミッションや価値観という考え方は「7つの習慣」を踏襲しています。詳しく知りたい方は是非原典を当たってみて下さい。
■「5カ年計画リフィル」でマイルストンを明確にする
5カ年計画リフィルというのは、5年後までに自分はどうなっているべきかを”ある程度”明確に認識するためのリフィルです。テーマを大きく「お金」「プライベート」「仕事」「勉強/能力」「身体/健康」「精神/心」の6領域に分けています。
5カ年計画の策定アプローチは大きく2つに分かれます。
ひとつは現在の積み上げを行っていった結果5年後にどうなっているかを予測していく考え方で「現状なら年間100万円の貯金ができるから、5年後には500万円貯まっているはず」という考え方です。
もうひとつが、数年後に達成したい目標から年毎のマイルストンを打っていく方式です。「2年後に中小企業診断士を受験するために、今年は650時間勉強しよう。」といった具合に最終目標から徐々に細分化された目標を立てていきます。
EVERNOTEの5カ年計画リフィルはこちら
■「1年の目標リフィル」で今年のゴールを策定する
5カ年計画における今年の目標部分を切り出し、SMARTな内容に書き直し、チェックボックスで後から「達成/未達成」をジャッジできるように書き直します。こちらもテーマを大きく「お金」「プライベート」「仕事」「勉強/能力」「身体/健康」「精神/心」の6領域に分けています。
SMARTは人や書籍によって理解が異なるのですが、ここでは以下の定義を用いたいと思います。
Specific ― 具体的か?
Measurable ― 定量的に達成が判断できるか?
Achievable ― 現実的な物か?
Result-based ― 「成果」に基づいているか?
Time-oriented ― 期間が明確か?
また、1年の目標ともなると粒度が大きくすぐに行動という訳にはいかない場合が殆どです。マイルストン(中目標)を洗い出したり、習慣化すべき行動を洗い出して、目標達成に向けたより具体的な行動を洗い出しましょう。
EVERNOTEの今年の目標リフィルはこちら
■目標達成の為の2つのTIPS
目標をリフィルにうまく書き出せたとしても、それが達成できるかどうかは書き出した後の運用に掛かっています。ここでは目標を達成する為に実際に僕がやっている次の2つのTIPSを紹介したいと思います。
TIPS1.EVERNOTEに書き出し手帳に貼り付ける
凄く単純な発想ですが、いつでもどこでも目標が見られるように私は先に紹介した4リフィルをEVERNOTEに書き出しつつ、手帳にも貼り付けています。
わざわざ手帳に貼り付ける意味あるの?と言われるかもしれませんが、会社ではEVERNOTEが使えませんので「目標を書き出し、おりに触れて見返す」という要件を満たすためには手帳に貼り付ける必要があるわけですね。
1.1年の計をEVERNOTEに書き出す
2.EVERNOTEの印刷機能が今一なので、SkitchでスクリーンキャプチャしてExcelに貼り付けてA4の2in1で印刷。やってること自体はかなり力業(^^;
3.ほぼ日手帳は昨年の12月のデイリーリフィルが用意されているのでそこを利用。
4.リフィルを貼り付けた図。横と縦が混在するのがちょっと気持ち悪いので印刷をもっとうまくやる方法ないかなーと模索中。
僕の例は極端だと思いますので、手帳とEVERNOTEに書き出すかどうかはともかくとして、「折に触れて見返せる場所に書き出し、見返す」ということを徹底して頂ければと思います。
TIPS2.週間計画と週次レビューに目標管理を組み込む
目標策定の段階で、ある程度マイルストーンとなる小目標を決めたり、習慣化すべき行動を洗い出したりという事を行っているのですが、これらのマイルストンや行動を実際にセルフマネジメントツールに取り込む必要があります。
私は週の頭の「週間計画」時にその週の目標を立てて、その実行ができたかどうかを週次レビュー」の際にチェックします。例えば、上図のランニングであれば「月100km走る」を余裕を見て「週35km走る」という週間目標に砕きます。
細かくは「2011年の情報管理戦略-Chap3.タスク管理(Toodledo→ほぼ日)」と「2011年の情報管理戦略-Chap2.スケジュール管理(フランクリン的ほぼ日 with Googleカレンダー)」の両記事をご参照頂きたいのですが、この時に使用するのが手帳のウィークリーリフィルです。
また、ルーチン化できることであれば、ToodledoにRepeat設定してしまい、日々のタスクとして実行していきます。
こちらも別に利用するツールは何でもいいと思いますので「書き出した目標をタスクに落とし込み、振り返りを行う」運用フローを構築して頂ければと思います。
■最後に
今回は目標を書き出すための4つのリフィル「ミッションリフィル」「価値観リフィル」「5カ年計画リフィル」「今年の目標リフィル」及び、そこに書き出した目標を達成する為の2つのTIPS「TIPS1.EVERNOTEに書き出し手帳に貼り付ける」と「TIPS2.週間計画と週次レビューに目標管理を組み込む」をご紹介しました。
まだ1年は始まったばかりですので、まだ目標を立てていないという方は是非目標を立ててみて下さい。
それでは、改めまして今年も一年、宜しくお願い致します!
参考図書