ふと、iPhoneとMacから使えるBluetoothスピーカーが欲しいなと思い、色々と調べていると「Olasonicの卵形はヤバイ」というクチコミをチラホラと目にするようになりました。
調べてみると、この卵形スピーカーは元SONYのエンジニアがBOSEのスピーカーとガチでやりあうために作ったとかなんとか(価格.comのクチコミ)で、かなり本格的な印象。
どのサイトを見ても、クチコミを見ても、レビューを見ても評価が高い。いや、もう、そこまで言われるなら、買うしかないでしょ!!
ってことで、買っちゃいました。
スペックをざっと書き出すと
- 音響的に理想とされる卵型の高剛性キャビネットによるクリアな音質
- φ50mmのポリプロピレン振動版とφ55mmの大型マグネットの高性能スピーカユニット
- 背面のφ53mmの大型パッシブラジエータとプレッシャーボードによる重低音再生
- 独自技術のSCDS(Super Charged Drive System)方式により最大出力10W+10Wのハイパワーを実現(通常、USB電源だと2.5W程度。)
- 前面の大型ディフューザーにより、広い音場空間を実現
- 2つのスピーカの接続ケーブルを外せば、単体のモノラルスピーカとして使える
- バッテリーのみの動作でおよそ6時間程度音を鳴らし続けられる
- NFCタッチ、或いはマニュアルでのBluetoothペアリング
- ペアリング先は最大5件まで登録可能
- 音源との接続はBluetoothのみ
などなど。要するに形からパーツからこだわり抜かれた「本気の逸品」なわけです。
例えば、独自技術のSCSDは小音量の時にコンデンサへ充電して、大音量時に放電するという仕組みらしく・・何それ凄いw
で、このTW-BT55STWは実はBluetoothモジュールを積んでいる「TW-BT5」とその増設用スピーカ「TW-SP5」のセット製品なので、箱を開けるとまた中に2つ箱が入っています。
そんなわけで、「TW-SP5」との接続ケーブルを外すと「TW-BT5」が単品でモノラルスピーカとして動作するという寸法です。
中身は実にシンプルで、USBの充電ケーブルと接続ケーブル、USB用のACアダプタ、マニュアルが入っています。
「TW-BT5」側に電源兼音量調整ボタン、Bluetoothペアリングボタンが付いています。電源ボタンを長押しすると電源が入って、電源投入後すぐにペアリング先を探しだします。
ペアリング先を探す時にはこんな感じで青いランプが点滅します。
電源が入っているときにペアリングしたい場合は、Bluetoothボタンを長押しです。NFCタッチでのペアリングは試していないので今度やってみようと思います。
背面は接続ケーブル用のジャックと、USB充電ポートのみ。Bluetooth機器以外の音を鳴らす気がさらさらない、この潔さ!
背面にはプレッシャーボード付のφ53mmの大型パッシブラジエータ。これが重低音の秘密らしい。
改めて前面を見てみると、やはりこの形状が目を引きますね。
卵形は箱形に比べると剛性が高いため筐体自身の振動を防ぐことができ、定在波が起こらないから吸音材が不要で、更に定位に優れているのだとか。詳しくはこちらの記事参照⇒Olasonic TW-S7 でワンランク上の音楽生活 | エアロプレイン
スピーカーユニット部分がφ50mmのポリプロピレン振動版とφ55mmの大型マグネット。スピーカーユニット自身はそれほど大きいわけではないですが、中低音域がしっかりしているなという印象。
Olasonicと書かれたスピーカ前面のプラスチック板の裏にはディフューザ(整流器)がついています。こいつが高域を拡散させて指向特性を改善させるのだとか。
後は、Bluetoothをペアリングさせて・・
5個まで機器をペアリングできるので、普段はMacのスピーカーとして使用しつつ、iPhoneアプリで音楽を流したいときや外に持ち出すときにはiPhoneとペアリングさせる運用で。
勉強会の時とかにBGM流したりするのに使おうかな。
最近、jMatsuzakiがCTOをつとめるワールドスケープ社がリリースした「LUMIT」という好みにあわせたインディーズ音楽を流してくれるサービスをBGMで使うことも多いので、iPhoneとペアリングして音を流せるスピーカーは重宝します。
Lumit(ルミット)わたしの好みを学習して、未知の音楽を聴かせてくれるパーソナル・ラジオ
書斎が黒基調だってのもあるけど、なんだか溶け込んでしまっています。iPhone6 Plusと並べてみると、その小ささがよく分かりますね。
■聴いた所感
あまりオーディオに詳しい方ではありませんが、素人の耳で聴いても「TW-BT55ST」の音は全然違います。今までThunderboltDisplayの内蔵スピーカーで音楽を聴いていたのですが、最早次元が違いすぎて説明が出来ないぐらいです。
今まで聞こえなかった高音域や低音域の音が聞こえたり、音の厚みを感じたり、音の位置を感じたり。何が凄いって、ただただ感じる音の質が「あぁ、いい音だな」と純粋に思える所が凄い。
高校生の頃に親戚から貰った中古のアンプに、これまた父親からのお下がりのスピーカーをつないでCDを流した頃の感動を思い出しました。まぁ、その時の一番の感動は、アンプにMEGA-CD(メガドライブの拡張CD-ROMドライブユニット)をつないでフルオケで収録されたCD-DA音源のゲームBGMを流した時なんですけどね。
結婚してから長らく、「音楽は聴ければ良い」程度にしか思っていなかったのですが、久しぶりに「良い音で音楽を聴きたい」という欲求を思い出させて貰った気がします。(リビングのアンプをもっと良いのに買い換えたい・・w)
■最後に
ということで、今回はOlasonicのBluetoothスピーカー「TW-BT55ST」を紹介しました。
沢山のこだわりが詰め込まれたこの製品は、1万円ほどで買えるスピーカーの中では群を抜いていると思います。ポータブルなBluetoothスピーカーの中では圧倒的でしょう。
他のスピーカーを沢山聞き比べた訳ではありませんが、昔BOSEの「BOSE Computer MusicMonitor M2」を初めて聴いた時の感動に近い物を覚えました。
一回BOSEの最新のPCスピーカーとも聞き比べてみたいなぁ。
ちなみに、OlasonicのPCスピーカーにはUSB接続タイプもあって、こっちの方が「TW-BT55ST」より若干安いです。持ち歩かないとか、スマホの音を鳴らせなくても良いって人はこちらもありかと。