この度、3冊目の著書となる「できるポケット Eye-Fi (アイファイ) 公式ガイド 写真がもっと楽しくなる基本&活用ワザ 70」を上梓させて頂く運びとなりました。
■どんな本?
1度使い始めたら2度とは普通のSDカードは使いたくなくなる程便利なEye-Fiですが、少々設定や動作がわかりづらいところがあります。そのため、購入に踏み切れないという方や、持っていても今一使い方がよく分からないとお悩みの方が多いように感じています。
本書は、Eye-Fiの基本的な使い方や動作原理の説明から、応用的な使い方、よくハマるトラブルへの対処方まで70のワザに落とし込んで丁寧に解説を行っています。また、Eye-Fiを使いこなす達人5名のインタビューからはかなり多くのアイデアを得ることができます。ややライフハック色の強い僕自身の使い方もコラムという形で掲載しています。
できるシリーズなのでわかりやすさは勿論のこと、取っつきづらい”ダイレクトモード”のメカニズムや利用メリットであったり、便利なのに案外知られていない”Eye-Fi View”の使いこなし術など、既にEye-Fiをお使いの方でも何かしら新しい発見が得られる内容に仕上がっているという自信があります。(Eye-Fi Japanの全面バックアップ&できる編集部のプロフェッショナルな仕事のおかげですがw)
■Eye-Fiって何?
念のために、Eye-Fiをそもそもご存じない方の為に簡単にどんなものか説明を加えておきます。
Eye-Fiはデジタルカメラで撮影された写真が無線LANを経由してパソコン、スマホ、各種オンラインサービスに自動で転送される便利な仕組みです。スマホアプリが用意されていて、スマホで撮影した写真も同様にパソコンやオンラインサービスに自動/手動転送が可能です。
例えば、これまでのSDカードをカメラから取り出して、パソコンに挿入し、写真管理アプリで写真を読み出すといった一連の作業や、取り込んだ写真をオンラインサービスのアップロード画面から選択・アップロードするといった一連の作業が不要となります。
Eye-Fiはこれまで時間も手間も掛かっていた写真を取り込み、共有するという作業を、全自動且つゼロクリックでできるようにしてしまう、将に革新的なデバイスなのです。
■個人的な想い
このBLOGをお読み頂いている皆様からすると「なんでベックがEye-Fi本?」と思われるかもしれません。Eye-Fiカードの記事をあまり書いていたわけでもないですし、Eye-Fiの使い方とライフハックはあまり関連がなさそうに見えますしね。
理由はそれほど難しくなく、1冊目の著書「EVERNOTE情報整理術」でも取り上げさせて頂いていたように、私自身もEye-Fiカードを日常的に使用する1ユーザで、大ファンだからです。実際の所、僕の写真管理のフロー構築にはEye-Fiの仕組みがが必要不可欠であると言っても過言ではありません。
Eye-Fiの便利さ、すばらしさを多くの人に知って貰いたいと心から願っていますし、Eye-Fiによって本書のテーマである「写真がもっと楽しくなる」を実現することが可能だと確信しています。
更に個人的な想いを付け加えると、自分の記憶を引き出すメタ情報となり、更には記憶の曖昧な部分を正確に補完してくれる「写真」をもっと身近で楽しい物に変えることができたなら「人生」もより楽しく豊かな物に変えていくことができると信じています。
■予告「Eye-Fi活用術」シリーズをはじめます
本書はわかりやすさ重視で書いた為、コラム以外の部分ではライフハック要素はそれほど多くはありません。その補完の意味も込めて、僕自身のEye-Fi活用術を紹介する連載をスタートさせたいと思います。
次回は「Eye-Fiでフォトストリームを構築する」です。乞うご期待!
■おまけ・・
左ー『Web 2.0でビジネスが変わる』を読んで以来大ファンだった神田さんにインタビューをさせて頂いた上にツーショット写真まで頂いてしまいました(><)
右ーEye-Fi社のCEO Yuval氏と会食&記念撮影。もっとちゃんと英語しゃべれる様にならないとなぁと切実に思ったひとときでした(^^;