先日妻と平日の日帰り鎌倉ぶらり旅に出かけました。
うちの家から鎌倉は電車を乗り継いで大凡50分。メジャーな観光地の中ではかなり気軽に行ける場所なのですが、近すぎて逆にあんまり行かないという地元民あるあるです。(僕は大阪出身ですが通天閣に登ったことはないです)
取り敢えずざっくりプランは以下の通り。一本の記事にすると長くなりそうなので記事は3本に分けたいと思います。
- 鶴岡八幡宮
- 報国寺
- 江ノ電に乗って稲村ヶ崎のR Antiqueへ
Reliveで工程と写真が確認できるので是非こちらも観て下さい!
何気にちゃんとお参りするのは初めての鶴岡八幡宮
唐突なんですが、僕の家系は平家だったりします。一応遡ると平清盛の5男、中将平重衡に行き着きます。そんなルーツを聞かされていたので、どこか平家びいきの所があり、鶴岡八幡宮にお参りをしようというモチベーションが湧きませんでした。
とはいえ、840年以上昔(重衡の没年が1185年)のことなので、せっかく妻と鎌倉観光に来たからには一回ぐらいは鶴岡八幡宮に参ろうかと、今回は足を伸ばした次第です。(鎌倉殿の十三人の影響も多分にあり)
鎌倉駅を出るとすぐ、参道の入り口が見えます。いざ参らん!
平日と言うこともあり、参道はガラガラ。修学旅行生と外国の方、そしてご高齢の夫婦が多い印象です。こういう観光地に行くなら平日が良きです。
三の鳥居を抜けて境内へ。
参道脇には出店がちらほらと。これ、休日やったらお祭り騒ぎの人だかりなんやろうなぁ。
源実朝に思いを馳せながら石段を登ります。この階段を通ると思わず源仲章扮する生田斗真さんが発した台詞「寒いんだよ!!」と呟きたくなる大河ファンは僕と握手だ。
一応捕捉しておくと、1219年1月27日、鶴岡八幡宮で行われた右大臣拝賀の式に出席した源実朝が、太刀持ち役を務めていた源仲章とともに、甥の公暁によって暗殺されるという事件があり、ここで源氏嫡流の将軍が途絶えます。
上の写真の左手に今は倒木してしまった大銀杏があり、その影に公暁が隠れていたと言われています。
実朝と言えば和歌。自信も金槐和歌集を編纂するほどで、有名な和歌も多く残っているのですが、百人一首にも選ばれた
『 世の中はつねにもがもな渚こぐ あまの小舟の綱手かなしも 』
は目にしたことある人も多いんじゃないかと思います。
鶴岡八幡宮本殿の周囲には宝物殿もあり、有料で観覧できます。
本殿から眺めると海岸線までスーッと参道が延びていることが分かります。流石鎌倉幕府の計画都市鎌倉ですね。
うつ病がよくなって普通に働けるようになりたい・・という割と切羽詰まった心境もあり、八幡宮内のお参りできるところは片っ端から回りました。病気平癒、厄除け祈願!
自祓い所という、お手軽なセルフ厄払いができる場所が設置されていました。こういうの結構好きです。
鶴岡八幡宮境内のは他にも色々あるんです
鶴岡八幡宮に来たら是非寄って欲しいのが鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムに併設されているミュージアムカフェ。メッチャおしゃれで、とにかくパンが美味い。
朝が軽めだったので、奥さんとバゲットサンドをシェアしつつ景色を堪能。
倒木した大銀杏はここに展示されています。
ミュージアムに面するこちらの池は「平家池」思わずご先祖様に思いを巡らしちゃいますね。
参道を挟んで対面にあるのが「源氏池」。こちらは島があり、橋で渡ることができます。
島の上には旗上弁財天社があります。
奉納された旗が所狭しとたなびく様は中々に圧巻です。ただ、白旗は源氏のシンボルなんだよなぁ・・平家池にも赤旗奉納できるようにして欲しい。
弁財天の社殿裏には隠れたパワースポット政子石があります。子宝祈願にどうぞ!
さいごに
ということで、妻との鎌倉ぶらり日帰り旅の記事1つめは「鶴岡天満宮」でした。
はじめてちゃんとお参りしてみたのですが、色々見所もあってとても良かったです。鎌倉殿の13人を観た後だったということもあり、大変楽しい時間を過ごすことができました。
次の記事では「報国寺」について書きたいと思います。
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