これまで、オーディオブック配信サイトのfebeの公式アプリは「Kiku player」でした。
オーディオブックを聞く文には問題無かったのですが、再生履歴機能まわりの挙動が怪しかったり、細かなところで使いづらさを感じていました。
この度、満を持してリリースされた公式アプリ「Febe」では「Kiku player」で感じていた種々の使いづらさを大幅に解消してくれたので、個人的にはかなり快適なオーディオブックライフが送れています。
ということで、今回は「febe」について取り上げてみたいと思います。
■使い方紹介&イケてるところ
本棚は使いやすくなったケド課題もあり
febeアプリを起動すると本棚が表示されます。
オーディオブックは購入順にずらっと並べられていて、ダウンロード済みのオーディオブックは黒字で表示され、未ダウンロードのモノは灰色文字で表示されています。
本棚は「オーディオブック」「定期配信(Podcastでも聴ける)」「プレミアム会員特典」の3つで分類されています。「プレミアム会員特典」が分けられたのが個人的には結構うれしいですね。
ただし、最近大物(ドラッカー経営論と朗読少女シリーズなど)を大人買いして400冊以上のオーディオブックを保持している僕としては、もう少し並び替え、フィルタリング、分類の機能なんかが欲しいところです。
今今は応急処置的に検索機能で聴きたいオーディオブックを一本釣りしています。聴きたいオーディオブックが明確なときはいいけど、次はどれを聴こうかと悩んでるときにはちょっと不便ですよね。
再生済みオーディオブックの進捗・履歴表示がかなり改善!
ダウンロード済みのファイルはプログレスバーが表示され、聴いている途中のものであれば「どこまで聴いたか」がグラフィカルに分かるようになっています。また、再生した日時が「最終再生日」として記録され、最後まで聴くと「再生回数」のカウントが上がります。
「Kiku player」が最終再生日の記録がうまくできなかったり、どこまで聴いたかがファイル単位、或いはファイル内再生位置のレベルで分からなかったので、このアップデートはかなりGoodですね!!
ダウンロード機能の改善が著しい
未ダウンロードのファイルの場合は、見出しの右側にダウンロードマークが表示されます。外で携帯電話の回線を使ってダウンロードするときなんかは聴く分だけファイル単位でダウンロードして、Wifi環境では画面右上の雲マークから一括ダウンロードする感じかな。
ダウンロード機能は「Kiku player」から大幅に改善されており、特にファイルダウンロード中も再生その他の操作ができるようになったことがかなりの改善。複数冊のオーディオブックで一括ダウンロードを行いながら、オーディオブックを聴くことが出来るのは超絶便利。
プレイヤーも使いやすくなった!
本棚下部にはミニプレイヤーが表示されており、現在再生中(或いは直前まで再生していた)オーディオブックが表示されています。再生・停止の操作がここで出来るほか、プレイヤー画面を呼び出すことも出来ます。
こちらのプレイヤー画面では、再生する見出し(ファイル)を選択したり、ファイル内の再生位置を動かしたり、再生/停止/スキップ/巻き戻しの操作が可能です。
「Kiku player」の時にはよく再生位置をロストし、履歴も信頼性が低くて「どこまで聴いたか分からない」という状況が多かったので、再生位置をちゃんと覚えて於いてくれるだけでもかなり助かります。
添付資料を表示したり、再生位置に付箋メモを貼るのもこのプレイヤー画面なので、結構多用することになります。付箋メモは文字数的に読書メモの用途には向かないかなぁ。
残した付箋メモを確認する画面は画面下部の「付箋メモ」アイコンから呼び出すことが出来ます。付箋メモをクリックすると再生ファイル/再生位置が変わってしまうので御注意下さい。
■是非是非御改善を
ここまでも何点か使いづらい点を挙げていますが、将来の改善を期待して如何に改善して欲しい点を記しておきます。
- オーディオブックリスト周り
- オーディオブックリストを「ダウンロード済」「未ダウンロード」「再生済み」「未再生」でフィルタリング出来る様にして欲しい。(今の全部表示自体はそのままに)
- オーディオブックリストを並び替えられるようにして欲しい「再生順」「著者順」「発売日順」「ダウンロード日時順」ぐらいは欲しいなぁ。(今は購入日時順のみ)
- オーディオブックを任意に分類できるようにして欲しい(小説、歴史もの、心理学などのジャンル分けを自分でしたい)
- 複数のオーディオブックをまとめられるプレイリスト機能が欲しい(ドラッカー選集を流し聴きしたい。同じシリーズの本をまとめて聞き流したい)
- オーディオブック毎に☆で評価を残せる様にして、更に星の数で絞り込めるようにして欲しい
- 再生中オーディオブックをTwitterやFacebookに投稿する機能
- 再生機能周り
- 再生速度をスライダーだけでなく、プリセットで1.5倍、2倍、3倍、4倍を用意して欲しい
- 著作権とかで難しいとは思いますが、朗読少女の様に今読み上げられてるフレーズ部分の文字が表示されると「音」から「意味」が読み取れないときに助かるかな
- 読み上げられた位置に合わせて資料を自動で表示して欲しい
- 付箋メモの強化と、オーディオブック単位で読書メモを残せる様にして欲しい
- デキたら良いなの妄想
- ストリーミング再生。
- 視聴履歴(いつ、何を、何分聴いたか)表示。【xx月○○日合計3時間45分視聴、視聴したのは「嫌われる勇気【3】」】みたいな感じ。視聴時間が累積グラフとかで見れると嬉しいかも。
- 付箋で残したメモをEvernote連携
■最後に
ということで今回はFebeの公式アプリ「Febe」について取り上げました。
機能面でも使いやすさでもかなり改善されているので、個人的にはかなりオーディオブックライフが快適になった印象です。(当初はバックグラウンドダウンロードが少し使いずらかったり、2倍速の音声が割れてる問題もあったのですが、すぐに修正されましたし。)
アプリも一新されて、かなり初心者向けにも使いやすくなりましたので、オーディオブックに興味はある方は是非一度お試しあれ!
■おまけ:最近聞いて良かった本5冊
完訳版を聴いてみたのですが、日本語的にはこちらの方がすっと入ってきます。刊行されて25年経った今なお有効な本書の内容を鑑みると、古典的名著と言って差し支えはないだろうと思います。
こちらも古典的名著。7つの習慣よりも優先事項にフォーカスするための時間管理術や考え方が豊富に述べられている。7つの習慣と併せてどうぞ。
ひさびにノート術についてワクワクした本。この本を読んでA4方眼のスケッチブックを3種類ほど買ってきてどれが使いやすいか試している次第です(笑)
経営学や経営戦略論に興味が有る人は楽しめる本だと思います。書籍の方はかなりぶっとい上にレイアウトがちょっと読みづらいので・・個人的にはオーディオブックの方がすっと入ってきました。
3冊とも読んで、3冊とも泣かされた。この本はオーディオブックで聴くのが絶対におすすめ!!