小さくて安いからお試し程度にと、軽い気持ちで買ったフィンガープレゼンター「黒曜石」。
見た目が黒曜石っぽい、KOKUYOの製品であるという二重の意味で「”KOKUYO”SEKI」という洒落っ気あるネーミングとは裏腹に、ビックリするぐらい使い勝手のいいプレゼンターだったので、鼻息荒めに紹介したいと思う。
プレゼンターというのは、プレゼンのスライドを遠隔で操作するためのガジェットで、多くの場合レーザーポインターと一体になっているためサイズが大きめだったりする。
黒曜石は余計な機能を一切省いて、「進む」、「戻る」、「ブラックアウト」の3操作に絞りこみ、操作性を犠牲にしないギリギリまでサイズを絞り込んだところ。勿論、WindowsでもMacでもPowerPointでもKeynoteでも使える。
特に、指輪型の形状というのが素晴らしく、「プレゼンターを握りしめる必要が無い」というのは何にも勝る機能だと思う。
片手でマイクを握り、片手でプレゼンターを握るというのが従来型。黒曜石を使えば片手がフリーになり、ピンマイクを併せれば両手がフリーになる。残念ながらピンマイクは持っていないので、今の所は片手フリー状態が実現されている状態となる。
この「片手がフリー」になるという快適さは、一度体感してみるともう後には引き返せない。
なんせ、これまでプレゼンターを握りしめた状態で手をぶんぶん振り回したり、腕の向きだけでぼやっとある場所を指し示したりしていた程度のジェスチャーに、あくまで一例だが、以下の様なバリーエーションを加える事が出来るのだ。
- パー(ろくろ回し)
- サムズアップ(Like!)
- サウムズダウン(So Bad!!)
- 1,2,3,4,5といった数字の表現
- 指先によるピンポイントの指し示し
- グーからパーで広がりを表現
ドラえもん状態の手と、五本指が自由に使える手では、表現力に雲泥の差があると言っても過言ではないだろう。
ちなみに、6/21のプレゼン練習会ではマイクなしでプレゼンを行った為、両手フリーでプレゼンを行う事ができた。早口だったり、身体がフラフラしているなんかの反省はあるものの、両手がフリーになった分だけ身振り手振りを自由に行えているので、手に注目して動画を見て頂ければその効果が分かると思う。
また、7/26の東ラ研Vol.13では、jMatsuzakiと和田稔さんに「黒曜石」をお貸ししてプレゼンを行って貰ったのだけど、やはりお二方とも非常に手の表情豊かにプレゼンを行われていたのが実に印象的だった。(12分過ぎ頃からjMatsuzaki、3時間11分頃から和田さん、3時間21分頃からベックがそれぞれプレゼンを行っている。ハングアウトの録画映像で音が良くないため、あくまでご参考までに。両音質の動画は後ほど共有する予定)
仕事その他で人前でプレゼンをする機会が有る人であれば、黒曜石は文句なしにオススメだと思う。是非一度、片手がフリーになる快感を味わってみてほしい。
個人的には、いつかはワイヤレスマイク導入して、両手フリーでのプレゼン環境を整えたいなと妄想中。(高いのでなかなか踏ん切りがつかない。。)