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【雑記】僕は死ぬまでブログを書き続けたい/僕に過ぎたる物

@reynotchさんの以下のエントリを読んで思うところがあったので少しばかり想いを述べておきたい

「突然ですが、私はこの度、死んでしまいました。」に思う死後のブログエントリについて #blogafterdeath : I believe in technology
 それにしても。ブログがこれだけ流行している今、同じようなことはどのブロガーにも起こりうるでしょう。    その時、ブログはどうなるのでしょう?その「死」は伝わるのでしょうか? …
僕は死ぬまでブログを書き続けたい

この記事が書かれたのはミステリー作家の吉村達也さんの公式ホームページに「私はこの度、死んでしまいました」という遺言が発端となっている。

Yoshimura Tatsuya Official WebSite | 吉村達也公式ウェブサイト: 訃報のお知らせ
みなさん、こんにちは。 長らくごぶさたしておりました。 突然ですが、私はこの度、死んでしまいました。 なお、QAZの正体、魔界百物語の真相、私の葬儀の段取りなど、詳細については後日お知らせ申し上げます …
「私はこの度、死んでしまいました」

はじめはなるほど、と思った。自分が死んだ時のために何らか手は打っておくのも悪くないなと。ただ、僕が死んだ後もこのブログは残り続けて、このブログに書かれていることが誰かの役に立つなら素晴らしいことだと思うし、その為に僕の生死という情報が変な抑揚を付けてしまうのもなんか不本意な気もする。

今はまだ水物の情報しか発信できていないのだけど、願わくば普遍普及で将来にわたって役立つことも発信していきたいと思う。著者の死後も読まれ続けるロングセラー書籍の様に、僕の死後も読み続けられる様なブログにしていきたい。

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ランニング中に「もしも余命が宣告されたら僕はどうするか?」という事を考えてみた。やりたいと思ったことを出来る範囲でやるんだろうし、家族との時間を多く持てるように身辺整理もすると思う。友達にも会いまくるだろうし、美味しい物だって食える内に食い行く。

でも、家族の次ぐらいの優先度で出てきたのが「死ぬまでブログを書き続ける」ということだった。自分と周囲に思い出を作ることは勿論だけど、僕がこの30年間で見てきた物聞いてきた物考えた事をなるべく形に残したいと思った。それが何の役に立つか分からないし、僕がやらなくても誰かがきっとその情報を発信しているのだろうとも思う。

それは、僕という存在が(僕の周囲の人の記憶から)消えてしまう事へのささやかな抵抗かも知れないし、死ぬ間際ぐらいは世間様の役に立って死にたいという変なエゴなのかも知れない。

今際の際に書く記事がどんなものになるかは全く想像もつかないけど、多分淡々と手帳のこととかガジェットのこととかライフハックとかについて書いている気もする。ちょっと雑記は増えるかも知れないけど、いつか絶筆となるいずれかの記事を見ながらこれまでこのブログを読んでくれた全ての人が「最後までベックらしいな」と思ってくれるなら素敵だなと思う。

死ぬまで自分らしいブログを書くってのは、なんか素敵な生き方だと思うんだけどどうかな?

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そんなことを考えながらランニングを続けていく内に、「今自分が死んで果たして後悔が残るか」という別の問について考えていた。

考えて、考えて、考えつづけた結果

 

驚く程に、僕は自分の人生に後悔がない。

 

ということに気がついた。

僕は過ぎたる物をいくつも貰って生きてきた。

ちょっと変わってるところもあるけど、なんだかんだ良い人たちな親兄弟。色々迷惑をかけているけど、僕のことを応援してくれて毎日一緒にタノシク過ごしている奥さん。僕がどうしようもなくなったらちゃんと助けてくれる心優しい親友たち。ただ面白いからという理由で一緒に色んなことをやってくれる素敵な仲間たち。

帰るべき故郷もあって、バレーボールやら恋愛やらといったいっぱしの青春時代を送って、自分の全身全霊をかけて女子バレー部のコーチをやらせて頂いた。仕事も紆余曲折あるけど楽しくやり甲斐があってそれなりにお給料も貰っている。ブログを書いていたおかげで、色んな活動もできたし、本を書かせて頂くなんて好機にも恵まれた。

勿論、まだまだ成長していきたいし、これで満足というわけではない。まだ子供もいないし、海外旅行とかも生きたいし、かなえたい夢だってまだいくつものこっている。親孝行だって全然出来ていないのだから、まだまだ死にたくはない。

ただ、僕は実に恵まれていると感じるし、僕自身の怠惰な人格を除けば後悔する要素など微塵もない。僕は実に過ぎたるものを貰って生きてきたし、今現在十二分に幸せなのだから、後悔しているなんていったらバチがあたる。

まぁ、そんなわけで、僕は僕の大切な人達が笑顔でいれるために頑張るとか、僕と出会った人達がみんな笑顔になれるような活動やら仕組みを作るというところに重きを置いている。でも、そうやって誰かを楽しませようとアレコレやる中で自分も楽しんでるし、その結果誰かに喜んでもらえたら自分もすごく幸せな気持ちになれることがわかった。

このブログだって、書籍だって、東京ライフハック研究会だって、アシタノレシピだってそう、みんな「世の中もう少し面白くするための装置」であるべきだと思っている。僕はこれまでも、そして今も尚沢山の過ぎたるものをもらって生きているのだから、これらは僕の為に使う必要などこれっぽっちもない。むしろ、これらの過程で大いに楽しませて貰っているのだから、これ以上何をか望まんや。

 

まぁ、こんなスタンスでブログとかイベントやってる人間が一人ぐらいいたっていいでしょってことで、今後とも末永くお付き合い頂ければ幸いであります。

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