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「フリーランスで注しておきたい3つのこと」を頂いたので色々考えている事を述べてみたい

先日お知らせしたとおり、7月11日に会社を退職し、その後すぐに「開業届」を提出しフリーランスとして独立の道を歩き始めました。以下が一連のエントリーなので「何々、何の話?」という方は是非以下の記事をチェックしてみてください。

とはいえ、まだ業務請負のお仕事の契約も終わっておらず、8月上旬ぐらいから働き始めるかな・・みたいな状況なので、開業届提出後はさながらBloger/Youtuberとして活動しています。全然これでは食ってけないんですが。

そんな中、倉下さんから以下の記事を贈っていただきました。(勝手に贈り物だと思っています)

フリーランスで注意しておきたい3つのこと

以下の三つのポイントについて倉下さんの記事を引用しながら自分の状況やら考えていることを述べていきたいと思います。

  • キャッシュフロー
  • リソース
  • クレジット

キャッシュフローはいきなりチャレンジ

まずお金ですね。毎月お給料が発生するわけではなく、場合によっては一気の収入としばらくの無収入、みたいな状況におかれます。事業レベルだけでなく生活レベルでもキャッシュフローを意識しておきたいところです(キャッシュフローとは何かをここでは説明しませんので自分で調べてください)。

フリーランスで注意しておきたい3つのこと – by 倉下忠憲@rashita2(https://tadanori.substack.com/p/c9a)

今現在の自分は無収入です。そりゃもう潔いぐらい毎月の収入がゼロです。一応それなりに蓄え的なモノがあるので、しばらく大丈夫なんですが・・・まぁ、それとて有限ですし、何なら本来は子供の教育費や老後の資金として貯めていた虎の子の貯金ですから、それを食い潰す訳にはいきません。

私は今後SEというかコンサルというか、18年間培ってきた特殊技能を使ってお仕事をしていくので、そちらのお仕事の収入が事業の柱となるわけですが、キャッシュフローはサラリーマンのそれとは異なります。詳細はお話出来ませんが、今年の暮れぐらいまで無収入の予定です。

それなのに、住民税や固定資産税を払わないといけなかったり、生活費は勿論、交通費や備品、通信費なんかも掛かります。生活のお金もさることながら、事業を行うためには経費が色々掛かります。

いくらフリーランスなら色々経費にできるからといって、別に会社員の様に立替経費を誰かが払ってくれるわけではなく、確定申告で事業収益から経費を差し引ける=税金が安くなるだけの話で、お金が返ってくるわけではありません。(それでも持ち家、Macやカメラの減価償却を毎年計上できるのは有り難い)

今のところ手元キャッシュで耐えきれる計算ではあるのですが、少なくとも今年の後半はキャッシュフローで詰まって死なないよう、事業の経費も生活費も最小限に抑えた方が無難そうです。(つまり、散財してる場合じゃないと)

リソース管理

資源は、さまざまなものを含みます。情報的資源、時間的資源、能力的資源、人的資源などです。価値を生み出すもとになるもの、あるいはそれを補助するもの。特に人的資源と能力的資源は重要です。(後略)

フリーランスで注意しておきたい3つのこと – by 倉下忠憲@rashita2(https://tadanori.substack.com/p/c9a)

特に柱の事業は専門知識のアップデートが求められるので、これの為にある程度の事業場の経費を覚悟する必要があります専門書やレポート、会費の支払いや会合への参加、海外渡航も必要になるであろうと考えています。

また、これは専門職あるあるなのですが、本当の最新情報がドキュメント化されておらず、知り合いの専門家から例えば「今標準化の中でどういう議論が為されていてどうなりそうか」みたいな情報を教えて貰う必要もあったりします。それは単純に飲み会をやればいいとかというレベルでは無く、専門家同士お互いの知識をGive&Takeできなければ時間を取って貰うことすら叶いません。

いくつかアイデアがあるのですが、今まで会社組織の中にいたのでやりづらかった「専門領域の情報発信」みたいなことをやっていこうかと思案中です。これで儲けるとか、有名になるとか、そんなちゃっちい話では無く、自分自身の専門性をより深め、情報発信により専門知識ネットワークを広げることを目的にしています。

最大の問題は時間的資源です。時間的資源が無限にあれば、柱事業側の活動も、Blog/Youtube活動も好きなだけ取り組んでいくことができます。しかしながら、時間は有限であり、体力や精神力にも限りがあり、取捨選択は免れ得ません

(難しいことですが)無理のない範囲を見定めて、生きるのに必要なことを最優先にしつつ、持続可能な形で各種事業に取り組んでいきたいと思います。

自分の看板を如何に磨くか

自分の仕事についての信用を構築しましょう、ということです。別の言い方をすれば、「自分の看板を磨く」と言えるかもしれません。そのためには、「どんな仕事をするのか」に加えて「どんな仕事をしないのか」も大切になってきます。

フリーランスで注意しておきたい3つのこと – by 倉下忠憲@rashita2(https://tadanori.substack.com/p/c9a)

柱事業側に関して言えば、やはり期待を越える働きをせねばと言うことだと思います。仕事の依頼をいただけたのは5年前の自分が磨き上げた看板があってこそでした。しっかりと期待値を超える成果を出しつつづけ、選ばれ続けなければ事業が続かないわけです。この5年の知識と経験がどれ程活かせるか、そして自分が学び続け価値を出し続けられるか、不安もありますが、実のところ楽しみの方が勝っています。

Blog/Youtube事業については引き続き「壺は絶対に売らない」ですし「教祖ビジネスもやらない」です(まぁ、できないですけど)。食えなかろうがやっぱり、僕はコンテンツで勝負していきたいし、常に実践者でありたいと思っています。

例えば、PR記事を書くこともあるかもしれませんが、基本的に自分が薦められないものについて「これめっちゃお薦め」と言わないといけない案件なんて受ける気は更々ありません。

自分がやってみてどうだった、自分が使ってみてどうだったか、自分の頭で考えて、自分の言葉で自分が読みたい/観たい/聞きたい形で出して行く。「それが出来ないならいっそ情報発信なんてやめてしまえ」と自分に常に言い聞かせています。

さいごに

独立開業とはいえ、柱の事業は業務委託としてサラリーマン的に働くので、物書きとして独立された倉下さんや、Blogger/Youtuberで生きておられる先達と比べるとかなりマイルドな形の起業かもしれません。

とはいえ、キャッシュフローが詰まれば生きていけませんし、体調やパフォーマンスを考えればリソース管理はめちゃくちゃ重要ですし、しっかり期待値以上の成果を出し続けないと事業継続は難しいのです。

倉下さんがこの3つを挙げてくださったのは非常にMake Senseでした。今後とも事業を長く継続できるよう、健康や生活を破綻させぬよう、マラソンを走るつもりで頑張っていきたいと思いますので応援の程何卒よろしくお願い致します。

参考:フリーランスで注意しておきたい3つのこと

P.S.そういえばクレジットカードではありませんが、個人事業主として開業したその日に掛かってきたマンション営業に「個人事業主なってんけど」と話したら電話を切られてしまいました。会社の後ろ盾がないというのはこういう事かと痛感すると共に、しつこいマンション営業からこれで解放されると思うと清々しいです。

とはいえ、しばらくはクレジットカードも簡単には作れないし、ローンだって簡単には組めなくなります。まずは3年、黒字の確定申告を積み重ねること。そして何か投資をするなら、事業計画を練って銀行から融資を得ることを考えねばと思います。


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