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若葉ブロガーさんへの手紙其の1−「毎日更新すべき」は本当か?

R-Styleで絶賛進行中の企画「あなたのBlog術教えて下さい!」向けに記事を一本書こうと思っていたら、この企画の締め切り日になってしまいました。相変わらず筆が遅くて申し訳ない。

で、いざ書き出してみると書きたい内容が色々でてきてしまったので、シリーズ化してラシタさんの所の企画が終わった後も書き続けて行きたいと思います。いい機会ですので、僕自身のBLOG論みたいなものをちゃんと整理しておきたいと思います。

若葉ブロガーさんへの手紙シリーズ

其の1−「毎日更新すべき」は本当か?←イマココ
其の2− 「なぜ書くのか?」と「何を書くのか?」
其の3− あなたの「言葉」と「声」を聞かせて欲しい

特に読んで貰いたいのは

・これからブログを始めようと思っている人
・ブログを始めてみたもののどうしていいか分からない人

それと、今回は特に

・BLOGって何だか大変そう

と思われている方にも是非読んで頂きたいと思います。

■毎日更新すべきは本当か?

時々、BLOGのアクセス数向上について触れられた本やBLOG記事なんかで「BLOGは毎日更新すべき」という論調を見かけるのですが、僕は正直この意見に賛同できないでいます。失礼な言い方を承知で言えば、毎日更新に縛られて文章が中途半端になってしまうぐらいなら、自分が納得できるものができるまでしっかり作り込んだ方がいいんじゃないの?と思うわけです。

確かに、更新すれば検索エンジンなどにPingが飛んで、TwitterやRSSが流れるので誰かが見てくれるてPV数が増えるかもしれません。そうやってPV数が増えればGoogleのページランクも高まるでしょう。でも、そんなメカニカルなアクセスアップの為に毎日更新をするのは何か違うなと考えています。(このあたりは次回「なぜ書くのか?」で詳しく書きたいと思います。)

ただ「毎日更新すべきは正しくない」と言いたい訳ではなく、そこに何らか「目的」があって「毎日更新」という手段を用いることがベストなのであれば、凄くいいやり方だと思っています。といわれても今一イメージがわかないと思うので、個人的に凄く理想的だなと思う「毎日更新」のカタチを以下に紹介したいと思います。

企画元のラシタさん(@rashita2)の場合

毎日更新がモットーになっているこのR-styleも昔は毎日更新ではなかった。大体毎日、とか更新しようと思ったとき、ぐらいのアバウトな感覚で続けていた。

しかし、ある時に「ブログのアクセス数を上げたいな」という思いと「文章を書く力を付けたいな」という思いが湧いてきた。この二つの思いを一気に解 決する手段が「ブログの更新頻度を上げること」である。今考えても短絡的この上ない話だが、ただ単にブログのアクセス数を稼ぎに走るのはいやだったので、ある程度ボリュームのある記事の更新数を上げていこうと決めた。

ラシタさんの場合は、「アクセスアップ」「文章力向上」を目的として毎日更新を実行しています。僕がラシタさんの文章を初めて拝見した2009年の9月頃より、格段に文章力も向上されていますし、今も変わらずとても面白い。この品質をキープしながら更新頻度を上げていくというのは凄く難しいことだと思いますし、それを成し遂げ、大きな飛躍を見せたラシタさんは本当に凄いといつも感心しきりなのです。

ちなみにこの例は筋トレで言うところのオーバーロードトレーニングの様なもので、今まで出来ていたところから更に向上を目指すために、品質を保ったまま頻度を上げるという過負荷状態を作り出した訳です。その過負荷状態でのトレーニングを継続させるために取った(たどり着いた)手段が「毎日更新」だったんですね。

ちなみにラシタさんのそのトレーニングの成果はこちら。(書評は後日UPします♪)   

EVERNOTE「超」仕事術
倉下忠憲 / シーアンドアール研究所 ( 2010-08-18 )


コボリジュンコさん(@kobutako2ko2)の場合

私のオススメは、「自分ノルマ」を設定することです。

毎日、毎週、毎月など、自分にとって心地よい周期を設定してみては?
週に2回とか、月3回といった設定はあまりオススメしません。
週2回なら毎週水曜と土曜、月3回なら「7」のつく日(7,17,27)といった設定のほうがノルマとして効果があります。

私はとっても面倒くさがりなので、こういうノルマ設定がないとダメなタイプなのです。だから、ノルマがなくても大丈夫な方であれば「書きたいときに書く」というのでいいですよね。

コボリさんの場合は「継続のための仕組み」として「毎日更新」をノルマとされた経緯があるようです。コボリさんはブログ以外にも毎日筋トレを欠かさないなど、ノルマを課す→習慣化の流れを創り出すことに長けた方です。一見「ノルマ」という表現に目が行ってしまうと思いますが、それがコボリさんの習慣化の「型」であり、それを見いだし実践できているコボリさんは本当に凄い人だと常々感服しています。

まとめ

簡単にまとめると目的があって、はじめて「毎日更新」の意味があると思うわけです。ラシタさんの場合は過負荷トレーニングを継続させるために、コボリさんは習慣形成のために「毎日更新」をという手段を選択しているのです。

特にこれからBLOGを書いていこうとお考えの若葉ブロガーさんにアドバイスをするとすれば、毎日更新することはセオリーでもなんでもないので、自分のペースで自分が納得いくレベルのモノを書いていってもらいたいということです。更新頻度はある程度決めておいた方がいいと思いますが、ストレスを感じるほど無理な設定をすることはあまりオススメしません。

■僕の更新ポリシー

一応おまけで僕のBLOG更新のポリシーみたいなモノを書いておきます。まぁ、こういう緩いルールでやってる人もいるんだぐらいで捉えてもらえればと思います。

1.書きたいときに書く
2.書けるときに書く
3.忘れられない程度に書く

1.書きたいときに書く
というのは、こう「あぁ、このわくわく感を伝えたい!」などの衝動に駆られたときや、濃いオフ会なんかの後に「BLOGにまとめないと頭がパンクしそうだ!!」といった状態になった時などです。この時は、どんなに忙しかろうが、寝る時間が削れようが、最優先で書きます。書かないと他のことに手が付けられなくなっちゃいますからね。なんか暑苦しい記事を書いてるときはだいたい1の状態だと思ってもらえればOKかと(笑)

2.書けるときに書く
当たり前のことですが、BLOGの更新の為に命を削ったり、人生に於いて大切な何か(例えば家族)を犠牲にするというのは何か違っていると思うわけです。 逆の言い方をすれば「忙しいときには平然と書かない!」ということです。ネタのストックはいくらでもあるので、1みたいに衝動に駆られた場合以外は、だいたい空いた時間にさくっと書いちゃいます。ちなみに、時間が空いたときは空いたときできちっと「何時〜何時までの間にBLOGを書く」と決めて取り組みます。

3.忘れられない程度に書く
とはいえ、忙しさを理由にずるずる書かないと、本当に書くのをやめてしまいそうなので、セーフティーネットを張っています。一応僕の場合は1週間に1回というかなりゆるゆるのラインですね。これが守られないときは相当に忙しいか、体調崩しているかだとご認識頂ければと思います。

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