去る3月28日、立花さん(@ttachi)が主宰するNo Socond Lifeセミナーの第四回が開催されました。
僕は主にカメラ小僧担当として写真を撮りまくる傍ら、開場の設営やら遅れてきた人の応対やらといった作業を行っておりました。今回はその狙いをちらっと紹介するのと共に、たちさんの話を聞いてふと自分の5年前と5年後に想いを馳せてみたいと思います。
カメラ小僧の狙い
さをんさん(@sawonya)撮影のカメラ小僧BECK
実はカメラ小僧的にはちょっとした狙いがあります。
ひとつは振り返り効果、もう一つが仲良くなった記念です。
狙い①.振り返り効果
振り返り効果は写真で切り取られた一瞬がどんな状況であったか、もう少し具体的に言うとどんな話を聞いて自分が何を考えていたかなどの振り返りの起点に使って貰いたいという狙いです。
スライドを間に差し込みながら人の写真を撮っておくと、サムネイル表示されている写真を時系列的に追いながらどんな話がされていて、その時開場はどうだったか、その話を聞いている自分はどんな表情をしていたかなどの情報を得ることができますからね。
まだまだ上手くはできてないのだけど、できればセミナーの記憶を想起させるメタ情報として有用な写真を残していくことも写真小僧の重要なミッションなのではないかと考えた次第です。
狙い②.仲良くなった記念
こういうイベントというのは色んな人と話をする機会があったりするんですが、その時に折角仲良くなっても後が続かないとか、後でなんだか会ったことある気がするんだけどどこであったんだっけ?みたいな事がよくあります。
懇親会のツーショット写真というのはこういう局面に於いて非常に重要な物的証拠となるわけです。例えば、後から写真を見返してみると「あー、そういえばxxxさんとあんな話したよね」ということを思い出すきっかけにもなります。
写真は強力なメタ情報ですから、誰と会って何を話したか、その時どんな気持ちだったか・・などなど感情を伴うと言われているエピソード記憶を想起させてくれることでしょう。
また、ツーショット写真でなくとも、後から冷静に色んな人の顔を見返すことで次に会ったときにその人とNo Second Lifeセミナーで会ったという記憶は強化されますので、次回以降に会った時に「お久しぶりです!3月のNSLセミナー以来ですね」となる可能性が多少なりとも高まるわけです。
5年前の自分、5年後の自分
今回のセミナーのテーマは「目標と自己管理」でした。
内容としてはこのあたりのブログがかなり上手くまとめてくれているので、是非ご覧下さい。
第4回No Second Lifeセミナーに参加して見つけた「習慣」の仕組み化とカラクリ #nsl4 | Exception Code.
多くの人は1年でできることを過大評価し、10年でできることを過小評価している という言葉。 ちょっと捉え方を変えると、目先の結果に目を向けすぎて、目標を見失うとも言えるのではないでしょうか。 …
めっちゃいいまとめ。いいね、ホークエース!
第4回・No Second Lifeセミナーに出た愚か者|チョベリグ!
気絶されたら困るんで 「スティーブ・ジョブズは死んでから知った」 ということは言わないでおきました。 …
かつてこれほど面白いセミナーレポートを読んだことがないwチョビベリー最高!
で、僕個人としては「5年前の自分」を振り返ってみたくなったわけです。
5年前の自分
5年前、すなわち2007年のベックは何をしていたか?
昔のブログを漁ってみると・・
2007年3月は、社会人2年目の終わりごろ。
Hacks for Creative Life!: 渡部さん
気がつけば、社会人2年目も終わろうとしています。 この間に学んだことも多かったと思いますが、社会人2年もやった 割にはショボイなぁってのが自己評価です。 …
割とショボイという自己評価
実はまだこの時は「コーチングダイアリー」という名前でブログをやっていて、2008年の6月に今のBLOG名である「Hacks for Creative Life!」になります。
まだのらりくらりと仕事をやっていて、特に大きな挫折もなく割と平穏な毎日を送っていました。この半年後に大きな挫折を経験することになるんですが、その辺はいつも通り次の記事を読んで頂ければ詳しいです。
僕が本を書き、BLOGを書いている理由ー全ては挫折からはじまった « Hacks for Creative Life!
僕が何故本を書き、BLOGを書くのかという、僕自身も気づいていなかった、今の僕を形作るとても重要なことを引き出して貰うことができました。改めて僕の考え、想いをここに記しておきたいと思います。 …
全ては2007年の後半に経験した挫折から始まりました。
まだピチピチしてましたから、富士山の頂上でこんなポーズも撮れてしまいますし。
今より細いwめっちゃ、細いw
バレーボールと車が好きなどこにでもいる新人君です。
同期と一緒に旅行に行ったり、休みのは家でうだうだしてたりという日常。
BLOGは良くわかんなくて、Web2.0がどーのこーので、RSSが何だかスゴイらしいみたいな時代でした。
もちろん、5年後に自分がどうなっているかなんて全くわからなかったですし、ずっと「起業したい」とは言ってたけど何一つ突破口が見いだせずにいたかんじです。アイデアも時間もあったけど、能力と資本、セルフブランディングは全くなかったあの頃。
今の自分
あれから5年、それなりに本を読み能力を研鑽し、仕事も頑張ってここまでやってきました。7つの習慣やGTDとも出会って、恐ろしく混沌としていたあの頃と比べると上手くセルフマネジメントも情報の活用もできていると思います。
フランクリンプランナーを使い始めたり、BLOGをはじめたりして色んな変化がありました。細かくはまた追々書いていきますが、自分なりに戦略を立てて5年間色々な試みを行ってきました。
5年前の僕が思い描いた姿ではないにせよ、それでも大分と前に進んだ気はしています。武器となる能力も色々身についてきたし、今なら独り立ちしても相応に食っていく力もあると思います。自分で言うのも何ですが、セルフブランディングもそれなりに確立できつつあるかなと。
本を書くというのは、2008年頃に初めてそういう目標を立ててはいたんですが、一応のところその目標は達成できたかなと言う感じです。とはいっても、元々専業作家になりたくて書いてるわけではないので、これはあくまで次の活動への布石でしかないのですが・・
5年後の自分
今回のセミナーで、5年後の自分がどうなっていたいかを書き出すというワークがありました。たちさん曰く「普段からこういうのを書き出す練習をしている人はすらすら書ける」とのことです。
目標策定とその達成に役立つ「4つのリフィル」と「2つのTIPS」 « Hacks for Creative Life!
昔から”一年の計は元旦にあり”といいますし、なかなか自分の中長期的な目標を立てる機会も少ないと思いますので、新年を機に自身の将来についてもあれこれ想いを巡らせてみるというのもまた一興ではないでしょうか …
年始にこんな記事書いたぐらいですから。
年始にこんな記事を書いて、そこで5カ年計画とか立ててるわけで、恐らく僕自身はたちさんの言う「普段からこういうの書き出す練習をしている人」であろうと思われます。
勿論、この通りには行くことはまずないと思います。
自分が目標とするところに行くための道筋を立てるこの行為は、自信を持って最初の一歩を踏み出すためにやるのだと僕自身は理解しています。この通りにいくかどうかなど、さほど重要な事ではないのです。
5年後、34歳の自分がどうなっているかは正直わかりませんが、僕が一歩を踏み出し続ける限り、きっと僕は今よりもずっと先に行けているのだろうと思います。