以前、英語学習について以下の様な記事を書いたのですが・・
ここ数ヶ月、仕事で英語を使いまくるという有り難い環境に身を置いているため、めきめきとブロークンイングリッシュスピーキング力が向上しました。
で、そんな中で思ったのが「やっぱ語彙力と文法は大事」ってこと。
ある程度毎日英語に接していると、聴き取りの能力も、瞬間的に文章を組み立てる能力も上がってくるんだけど、単語や熟語の意味が分からないとどうしようもない。
反射的に使える文法が少ないと、理解が1テンポ遅れるし、自分が言いたいことを使える文法に変換するのでついて行けなくなります。
テクニカルなビジネス英会話だと、自分がある程度横文字を知っているので文意を推測することはできるんだけど、時折推測が外れることもあってとっても恥ずかしいですしね。
叩き上げブロークンイングリッシュ使いへの道とその後の戦略
本記事では、現場叩き上げブロークンイングリッシュ使いになるまでの道程と、その後の戦略について書いていきたいと思います。
私の経験談でしかないなので、元々のレベルが近しい人に採っては個々までの道程が役立つかも知れないし、今のレベルが近しい人にとっては戦略が役に立つのではないかと思う。
元のスペック(2018年8月)
- TOEIC 500点程度をうろうろ
- 海外渡航してとりあえずサバイブは出来る
- 仕事では英単語とホワイトボードで乗り切る
- 英語で電話会議とかマジ無理
- 英語で電話するとかマジ無理
今のスペック(2019年1月)
- TOEICまだ受けてないけど、多分700点ぐらい
- 単独渡航は特に問題なし
- 仕事では汚い英語ながら、即時文章を組み立てて話せる
- 時々やらかす。
- 画面共有や資料付の英語の打ち合わせはまぁ大丈夫
- 英語で電話もできるし、音声だけである程度意思疎通可能
元々の英語学習戦略は有効であった
元々の自分の英語学習の中核は
- DMM英会話(スピーキング/リスニング)
- iKnow(単語力)
- 話すための瞬間英作文(文章組み立て基礎練)
であり、これはこれで割と効果はあったのではないかと思っています。
全くしゃべれない、聞き取れないレベルの人はまず、会話をするための脳神経回路を作ることが重要なので、兎に角毎日英語に触れる事が大事。
そして、今にして思えば、英会話の一番最初の関門は”恥をかくことになれる”だと思う。
文法が間違っていようが、単語が拙かろうが、伝えようとする気持ちと、伝わるまであの手この手で試行錯誤を繰り返す。そうこうする内に、基本的な文法ですっと文章が組み立てられるようになってくる。
オンライン英会話の良いところは、毎日英語に触れられるということと、目一杯恥をかいて、イヤな汗をかきながら会話の脳神経回路が鍛えられること。
仕事で日常的に英語を使うとかでないなら、何としてでも日々英語に触れる機会、特に恥をかくことに慣れられる場所を確保した方が良いと思います。その場として、オンライン英会話はマジでオススメです。なんせ、相手の先生は”言葉が出てこなくてわたわたする日本人”に慣れているわけですから。
モチベーションとなるイベントも大事
ただ、英会話にせよ単語学習にせよ、モチベーションになる事がないと続かないですよね。僕も仕事で英語を使う機会が増えたからオンライン英会話に申し込んだわけで。
僕の場合は、毎年展示会などの海外出張の機会を頂けていたということもあり、もっと英語が使えれば・・と英語学習の動機付けができていました。
まぁ、なにより一番のモチベーションは、仕事で英語が必要になったことだったので、そういう場に身を置くというのが最も手っ取り早いんじゃないかと思います。
英語圏の人と付き合えばいいっていう話しもありますが、僕レベルだとそこまで行ける英語力がそもそもないわけですし、致命的なのは既婚者には使えないってことですね。
現場たたき上げによる驚異的なスピーキング能力向上
いや、自分で書くとちょっと恥ずかしいんですけど、昨年の8月から約5ヶ月で、驚異的なスピーキング能力向上を果たせたと考えています。
叩き上げられた理由は単純で、毎日何時間(下手したら十数時間)も英語を使って仕事をしているから。今までも英語を使う機会はあったのですが、職場もお客さんも日本語だったので比率は英語1:日本語100。今は英語80%:日本語20%ぐらいかな。
ただ、現場でまがいなりにも英語を使って仕事ができた背景には
- オンライン英会話で恥をかきまくってきた
- iKnowや瞬間英作文でそこそこ単語力や英作文力がついていた
- 中学高校大学で学んだ英語が何だかんだ役立ってる
- 専門領域は専門知識があればなんとか乗り切れる
といったことがあると思います。とりあえず、ホワイトボードでも、かたことの英語でも相手とコミュニケーションが取れる状態にないことには、現場たたき上げは難しかったろうと思います。
僕は長期間TOEIC500レベルをウロウロしていたので、英語必須な職場環境が、丁度良いブレークスルーになったのだと思います。ラッキーですね。
現在の英語学習戦略
僕の場合、日々の仕事が英語の実践の場であり、自分でもよく分からないが何故か外国の人とすぐに仲良くなって一緒にご飯に行ったりするので、日常会話の実践も事欠きません。
そんな英語漬けの毎日を送っているので、一日の終わりには英語疲れでヘロヘロになってしまいます。そんな状況ではオンライン英会話どころではないので、DMM英会話は休会しました。
逆に、冒頭でも書いたとおり「やっぱ語彙力と文法は大事」と痛感しており、これらの強化は仕事の外でやらなければなりません。
なので、しばらくは英語学習の軸を以下の2つに絞ります
本当は、もう少ししっかりした文法書が良いのだと思いますが、まずはざっと中高の文法の基礎をおさらいして、このレベルの文法がすっと会話で使えるようになった後、次のレベルに進みたいと思います。
とりあえず、10日で1週という本書のレールに乗っかり、1月で3周する目標でやってみたいと思います。その後は、一度スコアを測りたいのでTOEIC対策でもやろうかな。
英単語は引き続きiKnowで。記憶の定着に定評のあるセルゴメソッドも素晴らしいのですが、何より慣れているというのが一番の理由ですね。
1日100単語ずつ(朝/夕に50単語ずつ)やっていけば、週に700単語分。月に2800単語分の学習を目標に行います。記憶の定着のために繰り返し復習も行うので、単純計算はできないのですが、まずは定着したとされるマスター単語数を3000まで増やしたいと思います。
DMM英会話は、今後の英語使用頻度に応じて復活させたいと思います。
最後に
ということで、今回は僕自身の現場叩き上げブロークンイングリッシュ使いになるまでの道程と、その後の戦略について書かせて頂きました。
多分に僕個人のレベル、状況に左右される内容なので、全く役に立たない情報だったら申し訳無いです。
現場たたき上げブロークンイングリッシュ使いに至るまでの道程
- iKnowや瞬間英作文で、ある程度単語力、英作文力を鍛えた
- オンライン英会話で恥をかきまくり、スピーキングの脳神経回路を作った
- 英語学習のモチベーションとして海外出張の機会が定期的にあった
- 恥をかくことに慣れ、とりあえず相手と意思疎通が可能になった後に英語を使いまくる環境に身を置いたため、急激にスピーキング力が伸びた
その後の戦略としては
- 英語を多用する環境にいるなら、英単語と文法が重要なので、英会話よりもそっちに比重を置く方がベター
- 英単語は慣れ親しんだiKnow、文法は会話ですっと出るようになるまで「中学・高校6年間の英語をこの1冊で復習する」を使って勉強
- iKnowは1日100単語(朝夕50単語)目標で、まずはマスターを3000に増やす。
- 「中学・高校6年間の英語をこの1冊で復習する」は1月で3周を目標に。その後は、一旦スコア計測のためにTOEIC対策に移行
もしよろしければ、皆様のアドバイスも頂けますと幸いです。
紹介したサービス、本
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