昨日(2/4)シゴタノ!主催のEVERNOTEセミナーに参加し、そこで大橋さん(@shigotano)、佐々木さん(@nokiba)、倉園さん(@zonostyle)、Kazumotoさん(@kazumoto)に献本し、3冊はそれぞれ参加者の方にプレゼントしました。セミナーの感想等は後ほどブログにまとめるとして、今回はKazumotoさんが最速で挙げてくれた素晴らしいレビュー記事がこちら。
【本レビュー】Evernote本の真打ち登場!『Evernote情報整理術 情報過多時代のビジネスパーソンに贈る45の戦術』(北真也著) | Find the meaning of my life.
とても意外に思えるのですが、今まで刊行されているEvernote関連書籍を見てみると、企業に勤めている、いわゆるサラリーマンが書いたものがありません。しかしこの本は大手メーカーで働く著者がどういう風にビジネスの現場で、またはプライベートでEvernoteを使っているのか、まさに等身大の視点で書かれています。サラリーマンから「Evernoteをもうちょっと使いこなしたいんだけど、どの本を読めばよい?」と尋ねられたら、私は迷うことなく本書を薦めます。
素晴らしいレビュー有り難う御座います!レビュー第一号!
あまりにも素晴らしいレビュー過ぎて、嬉しすぎて、最寄り駅から自宅まで泣きながら歩いてました。これは誇張表現ではなく、まじな話です。僕にとってはKazumotoさんはそれほどまでに特別な存在だったのです。
正直、この本を書く途中で大変なこともたくさんありましたが、Kazumotoさんはその過程を優しく見守ってくれ、時には助け船を出してくれました。感謝しても仕切れませんし、この本を(心身ともに)無事出すことが出来たのはKazumotoさんのおかげでもあります。その感謝の意を込めての献本だったのですが、恩返しのつもりが更に恩を頂いてしまう形になってしまいました(;_;)本当にありがとうございます。
Kazumotoさんのレビューの中で一文
私信:「あとがき」が無かったことがとても意外でした。こんなもんじゃ終わらないぜ!という決意表明と受け取って良いですか?ますますのご活躍を期待しています!
とありましたが、勿論「こんなもんじゃ終わらないぜ!」という思いがありますが、ぶっちゃけると「ページ数が足らなくなったから」が正解です(笑)実はボツ原稿もいっぱいあります。インタビューは全体的に起こした原稿から3割〜5割カットされています。執筆段階で詰め込みすぎました(^^;
そんなわけで、今回は書けなかった「あとがき」代えて、少し昔話なエントリーをお送り致します。(本書を読んでない人でも楽しめるようにBLOGスタイルで書きますよ!)
■本書ができるまで−Hacks for Creative Life!誕生編
本書の「はじめに」で書いたのですが、僕がEvernoteと出会ったのは2008年8月のITmedia Biz.IDの記事「シゴトハッカーズ:Evernoteの基本的な使い方【チュートリアル編】」でした。
シゴトハッカーズ:Evernoteの基本的な使い方【チュートリアル編】 – ITmedia Biz.ID
各種データを保存できるだけでなく、複数のデバイスからメモが可能。そして、メールソフトに似たインタフェースで、各メモに自由にタグ付けができる。そんなEvernoteの使いこなし術を伝授します。
僕とEvernoteの出会いはここから
この記事を書いていたのはご存知、シゴタノ!の大橋さんとライフハック心理学の佐々木さんです。勿論お二人のことはもう少し前から知っていて、ここにLifehacking.jpの堀さん(@mehori)を加えたお三方というのは、2007年から今に至るまで僕が最も尊敬し、勝手にメンターとして慕っている方々なのです。
僕は2005年に社会人になったので、2007年と言えば社会人3年目の頃です。自分の中でも「仕事がうまく回せない」「成果がなかなか出せない」と焦りと不安で一杯だったことをよくよく覚えています。その頃に出会ったのがLifehacking.jpやシゴタノ!であり、お三方が発信していた情報によって苦しい時期を乗り切ることができたといっても過言ではありません。(勝間さんの本「自分をグーグル化する」にも大きな影響を受けましたが、それはまた別の話)
このBLOG「Hacks for Creative Life!」を2008年に立ち上げたのは、お三方の発信する情報に触発されたというのもありますが、何よりも自分と同じように悩んだり不安を抱えたりしている人にちょっとでも役に立つ情報を届けることができればという思いからでした。
■本書が出来るまでー本書を書くきっかけとなった出来事編
このBLOGがそれなりに読んで頂けるようになったのが2009年の夏頃からでした。掘さんや佐々木さんがTwitterでこのBLOGについて言及してくれるようになったり、今はシゴタノ!執筆陣仲間でありR-Style主宰の倉下さん(@rashita2)や、冒頭で紹介したKazumotoさんと知り合ったのもこの頃でした。2010年の初頭に尊敬する堀さんから「お茶しませんか?」とお声かけ頂いた時には、正直鼻血が出そうなぐらい嬉しかったのです。
2010年1月17日、堀さん、Kazumotoさん、コボリさん(@kobutako2ko2)、@m0r1さんの4人で渋谷のiPressCafeで行った「手帳オフ」がはじめてのオフ会であり、全ての始まりでした。
ここでの出会いをきっかけに、堀さんからgihyo.jpの連載の話を紹介して頂き、連載をきっかけに技術評論社さんから書籍出版のオファーを頂きました。また、この時Kazumotoさん、コボリさんと出会ったことが勉強会「東京ライフハック研究会」の立ち上げにつながっていきます。
また、同時期にこれまた尊敬する大橋さんからシゴタノ!での執筆のオファーを頂きました。僕にとっては特に想い入れあるシゴタノ!での執筆でしたので二つ返事で引き受けさせて頂きました。
・gihyo.jpの連載「ただのメモでは勿体ない!Evernoteに人生を記憶しよう 」が4月19日にスタート
・シゴタノの連載「 ビギナーズ・ハック」が7月2日にスタート
・勉強会「東京ライフハック研究会」が7月25日にスタート
そして・・ここに「書籍の執筆」という作業が加わることになるのです。
■本書が出来るまでーちょっとした裏話編
・書籍執筆のお話はgihyo.jpのWeb連載が始まった直後(4月末)に担当編集者の小林さんから頂きました。
企画会議を通すために企画案をやりとりしながらブラッシュアップしていったのですが、企画会議が新婚旅行と同じ時期であったため、最後の修正を新婚旅行の最中に行う必要がありました。(奥さんが寝ている間に作業はしたものの、やっぱり怒られちゃいました ^^;)
結局、何度も企画をやりとりして企画会議を通ったのが6月末。
・2010年の7月から本格的に執筆に取りかかりはじめました。
当初、はじめての書籍ということで、どう文章を書けばいいのか分からずかなりのスランプに陥ってしまいました。家の近くのデニーズに夜な夜な通っては原稿と戦っていました。7月〜8月前半は全く原稿が書けませんでした。
締め切りを9月末に伸ばして貰い、原稿の殆どを8月末と9月に書き上げました。一部残してしまった5章の一部やインタビュー記事の原稿も10月中旬には何とか全て書き上げることが出来ましたが、編集の小林さんには非常に迷惑を掛けてしまいました。。(この時期締め切りに終われまくりで平均睡眠時間がエライことになっていました)
・2010年10月中頃1章のリテイク
・2010年12月初旬5章の構成変更
実はこの本、脱稿後すぐに校正に移らず、結構大きなリテイクを2度ほど行っています。それによって12月発売の予定が約2月ずれ込みました。しかし、このずれ込み自体は締め切りを先に延ばしての対応だったので、生活自体は大変にならない予定だったのですが・・・
・11月〜12月にかけて本業(システムエンジニア)が死ぬほど忙しくなる
というわけで、毎日終電で帰って、家に日付が変わる頃についてそこからリテイク作業を行うという超超ヘビーな生活に。しかも、この頃は執筆活動が終わっている予定だったので週末に結構イベントが入っており、平日も休日もフル稼働の状態に。この頃が一番精神的にも体力的にも辛かったです。
・12月24日脱稿
・1月17日全ての作業を完了
12月一杯で5章以外の校正を終わらせ、12月24日に5章を脱稿。1月17日に全ての原稿の校正を完了して本書に関する作業を全て完了させる事が出来ました。
■謝辞
最後になりますが、本書の執筆に当たっては、きっかけを頂いた堀さんをはじめ、インタビューさせて頂いた大橋さん、佐々木さん、倉下さん、五藤さんといったシゴタノ!執筆陣の皆様のおかげでより内容に広がるのある本を書くことができました。
また、筆が遅い私に根気よくつきあって下さり、各所との調整をとって無事出版まで運んでくれた担当の小林さんにも感謝の気持ちで一杯です。(本当にすみませんでした・・)
同時期に開催をしていた東京ライフハック研究会スタッフの皆さんには執筆の影響で色々と迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳なかったと思います。KazumotoさんをはじめTwitterなどを通して僕の健康や家庭の平和を心配して下さった皆様、本当に有り難う御座いました!皆さんの励ましがなかったら壁を乗り越えられなかったと思います。
そして、何より仕事、執筆、イベントと家を空けがちで、新婚だというのに沢山の迷惑と気苦労をかけてしまった奥さんに心よりのお詫びと感謝の気持ちを伝えたいと思います。
■予告
ということで・・・2月の後半あたりで「出版イベント」やりたいと思います!
裏話をもう少し面白おかしくまとめて、大変だったこともワイワイ楽しく酒の肴にしちゃいましょう!
詳しくはまたBLOGで告知致します!
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