先日、東京ライフハック研究会にご参加頂いた方から教えて貰ったのですが、米Amazon.comが提供するKindleサービスには、オーディオブックサイトAudibleと連携する「Wispersync for Voice」という便利な機能があります。
ざっくり言えば、Kindleの電子書籍とAudibleのオーディオブックが同期する機能です。
オーディオブックを聴いていれば勝手にページがめくられていきますし、ページを手でめくれば、次のページの先頭からオーディオブックが再生されます。(流石にカラオケの様に今読み上げてるところに色がついたりはしませんが)
オーディオブックの音を聴きながら、目でオーディオブックの字面を追いかければ、音が聞き取れなくても目の情報で補完することができるので、英語学習にはもってこいだと思います。
ちなみに、アメリカのKindleは日本と比べて割引率が高く(元々紙の本が高すぎるという話でもあるんですが)、Kindle+AudioBookで購入しても、概ね紙の本と同じぐらいの値段で買えてしまうので、何だか得した気分に浸れます。
■Kindle+AudioBook買い方
とりあえず、米Amazonのアカウントは「Amazon.com」で作成して頂くとして・・
何はともあれ、左メニューから「Wispersync for Voice」のオプションを選択。
そうすると、「Wispersync for Voice」に対応したKindle本が表示されるので、更に絞り込みをかけていきます。
お探しの本が見つかれば・・・
Add Audible Narration オプションを選択して購入しましょう。先にKindleの本だけを買って置いて、後からAdd Audible Narrationオプションを追加購入することも可能です。
これでKindleの電子書籍とオーディオブックの購入は完了です。
■「Wispersync for Voice」の使い方
使い方という程のものではありませんが、とりあえず何らかのデバイスを起動し、Amazon.comのアカウントでログインしてみましょう。(日本のAmazonアカウントで買った洋書の電子書籍ではWispersyncは使えないので御注意を)
Wispersync for Voiceオプションを付けて購入した電子書籍は、書影の右上にヘッドセットのマークがついています。
本をダウンロードして開くと、今度は画面下のメニューにヘッドセットアイコンがあるのでこれをクリックすると・・・
オーディオブックの再生画面が開きます。未だダウンロードしていないオーディオブックの場合はダウンロードを促すアイコンが表示されます。
オーディオブックのダウンロードが終わったならば、早速再生してみましょう。
再生速度は0.75倍〜2倍まで、0.25倍刻みで選択可能です。
オーディオブック再生中に電子書籍の画面に戻ると、画面一番下にオーディオブックの再生中を示す領域が表れます。
■「Wispersync for Voice」に対応していない電書&オーディオブックも
例えば、The 7 Habits of Highly Effective People
(邦題:7つの習慣)やGetting Things Done
(邦題:ストレスフリーの情報整理術)あたりは、Kindleの電子書籍もAudibleのオーディオブックもちゃんとあるのですが、Wispersync for Voiceに対応していません。
こういったコンテンツは一応「ExpandAudible Audio Edition, Unabridged」みたいな感じで、Amazon上からオーディオブックが買えたりします。
まぁ、こういうコンテンツは致し方ないので、電子書籍は電子書籍、オーディオブックはオーディオブックでそれぞれ楽しむしかありません。
Audibleのプレイヤーは割と使いやすいので、是非お試しあれ。
当然と言えば当然ですが、Wispersync for Voiceに対応していない電子書籍は、メニューにヘッドセットマークが表示されません。
■まずはここからはじめて見るのも
ちなみにですが「Wispersync for Voice」のトップページみたいなのもあって、そこには「$0.99 Classics」や「Add the Audio Book for $3.95」といった、安価に電子書籍&オーディオブックのセットを購入できるメニューが用意されています。
例えば、「As a Man Thinketh(邦題:「原因」と「結果」の法則)」みたいな古典的な自己啓発書も無料で手に入れる事ができます。オーディオブックは$2.49ですね。
他にもトムソーヤや、宝島、オズの魔法使いの様な古典文学作品が安価に提供されていますので、英語学習目的であれば、内容を知っている作品から入るのも良いかも知れません。
■最後に
今回は、Amazon.comとAudibleが連携する「Wispersync for Voice」を紹介しました。
正直、僕は英語力に自信がない方なので、耳で聞いて目で追える電子書籍&オーディオブックの組み合わせはかなり有り難いです。まずは自分のよくしる本を中心に、洋書&英語オーディオブックにトライして行きたいと思います。
今回紹介した本
お知らせ
12/14(日)13:30〜 東京青山でプレゼン大会やります!参加費無料なのでお時間ある方是非遊びに来て下さい。