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【日々考撮:016】何かを選択するということは、何かを諦めることでもある

最近、友人の紹介で月に一度ほどの頻度で行われるバレーボールに参加させて貰っている。

色んな所で記事を書いたり、本を執筆したり、勉強会を開催したりするようになって以来、バレーボールからは遠ざかっていた。それまでは週に1回の練習に参加したり、クラブチームの試合に出たりとかなりアクティブに活動していた事を考えると、2010年頃を境にガラリと状況が変わった。

■以前はそこにあった日常

このブログを始めたことで、良くも悪くも人生は変化した。

出版をはじめとした希有な経験と得がたい出会いには感謝しているし、この数年の変化をネガティブに捉えるつもりは微塵も無い。

しかし、それらと引き替えに自分が諦めた多くの事柄についてもきちんと向き合う必要があると思っている。

確実に、この活動のせいで家族との時間は犠牲になっているし、バレーボールをプレーすることも、その仲間達と一緒に過ごすはずだった時間も、望まぬ形であったとはいえ諦めるという”選択”を行った。

仕事をして、誰に読まれるでも無いブログを書いて、バレーボールをして、月に何度かは気の置けない仲間達と飲んで、休日は彼女(奥さん)とデートして。あの時は、このごくありふれた日常を少し退屈に感じ、いつまでも続くモノだと勝手に思い込んでいた。

今にして思えば、実に充実した、幸せな時間であったと思う。

■何かを選択するということは、何かを諦めることでもある

繰り返すが、僕はこれまでの選択を別に後悔しているわけではない。

むしろ、色んな事をやってきたからこそ、元の日常の掛け替えのなさに気づくことができたのだと思う。人生を劇的に変えることは容易くは無いけれど、軌道修正を掛ける努力はいつからでも、どこからでも始めることができる。

何かを選択すると言うことは、何かを諦めることでもある。

この当たり前とも言える原理を分かった気でいた僕は、実に多くのモノを諦め、失った。失ったモノの大きさを思うと、心が締め付けられるけれど、反面その大きさに気づけたことを嬉しくも思う。ごめんなさいとありがとうが混ざった、複雑な気分というのが一番近い。

もう一度人生を何処かからやり直すこと事なんてできない。それならせめて、過ぎ去りし日々の掛け替えのなさに感謝し、今後訪れるであろう失ってはいけない大切な日々を今度こそ大切にしたいと思う。

■横浜百景No.016 フレスコ(旧名:パークサイドカフェ)

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横浜市営地下鉄の仲町台駅から徒歩5分。せせらぎ公園内に突如として現れるお洒落なカフェレストラン「フレスコ(旧名:パークサイドカフェ)」本格的なイタリアンがそこそこリーズナブルなお値段で頂けます。

建築家の横河健さんがデザインし、ご自身の設計事務所である横河設計工房も入居するビル「THE TERRACE」の一階部分がお店なんですが、写真からも分かるとおり、公園との一体感半端ないです。

横浜で雰囲気の良いカフェレストランをお探しの方は、是非一度足を運んでみて下さい!

 

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日々考撮とは?

日々考撮は、日々の風景と共にその日考えた事を思いついたまま自然体で綴る、プロトタイプ思考のアウトプットです。日々の「プロトタイプ」の地層から新たな着想と発展的アウトプットを生み出すことを目的としています。

 

建築家:横河健さんのデザイン

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