随分と引っ越しから日があいてしまいましたが、1年半ほど暮らした川崎市を後にして、11月10日横浜に引っ越しました。これまでは賃貸やら社宅やらで暮らしていましたが、今回は持ち家なのでもしかすると終の棲家になるかなと思っています。
引っ越した土地は社会に出てから結婚するまでの五年間暮らしていた上大岡に程近く、関内や山下公園、赤レンガ位までならちょっとしたランニングコースといった感じです。最近は、ちょいちょいランニングコースを開拓がてら象の鼻パークや山下公園の氷川丸まで走ったりするのが密かな楽しみです。
念願の書斎もゲットしました!
一通り必要なアイテムが揃った所なので、次の記事辺りでどんな書斎を作ったか紹介したいと思います^^
作り付けの本棚+机は大谷産業さん。イスは勿論エルゴヒューマン。
→妄想書斎ー大塚家具でイスの座り比べをした結果・・「Ergohuman PRO ottoman」に決めた!!
→妄想書斎ー大谷産業「GLLERY収納 銀座」で世界に一つだけの書斎を設計するのだ!
リビング含めて、収納力を向上させまくった結果、ちゃんと整理すればほとんど何もない家になります。今度叔父さんがルンバをくれるというので、少なくとも床にモノを放置しない様にはなるんじゃないかな。
■物件選び
今まで1970年築の社宅に住んでいたのですが、ディスポーザーやら床暖房やらミストサウナやら蛇口に組み込まれた浄水器やら宅配ボックスやらセキュリティやら・・イマドキのマンションの近代装備にまじでビビりました。
まぁ、それより何より躯体が丈夫になったので地震の度に「この家(社宅)、倒壊しないかな…」と心配しなくてよくなりましたし、サッシがしっかりしたので前の家で悩まされた爆音を響かせるヤン車や単車、丑三つ時の酔っ払いの大音声からも解放されました。(川崎ならでは・・と書くと怒られそうですが、横浜だとそもそも騒音の元がいなくなった^^;)
物件選びは中古やリノベーションも選択肢に入れていたのですが、躯体の丈夫さと防音で新築を選んだ次第です。躯体の丈夫さは1981年の新耐震基準、2000年の住宅性能表示という節目でガラッと変わっていきますし、サッシや窓ガラスも実は10年単位ぐらいで進化していて、防音や断熱の性能は1990年代の物件と今の物件だと隔世の感があります。(そもそも首都圏の中古マンションは高すぎる。。)
■住宅ローン、持ち家と将来のオプション
まぁ、そんなわけで、晴れて住宅ローンという重責を背負うことになったわけですが、それなりに頭金をぶっ込んだので金利が1%付近で住宅ローン控除がある間は実質的な金利負担は限りなくゼロに近づく(ローンの残額がばれそうだw)とか、繰り上げ返済考慮しなければ住居費は付近相場の半額ぐらいに押さえられる状態にしています。
会社で働き続けるなら繰り上げで返して(人生通して見た)ストックを重視するだろうし、独立するみたいな話がでてきたら繰り上げ分を原資に回したとしても月々のフローは賃貸借りるよりも随分と押さえられる計算です。住宅ローン控除がある今後10年間、金利1%付近にいる間はこの選択を保持し続けることができるので、住宅ローンを理由に将来のオプションがなくなるとは思っていません。
リスク要因は金利ですが、黒田日銀がインフレ率2%を目標に緩和を続ける間は金利は今の水準でしょうし、本当にインフレ率が2%になったとしたら短期プライムレートで2.25%〜2.5%程度、住宅ローン金利だと2.75%〜3%くらいだろうなと予測。2年で物価と金利をそこまで持って行けたら黒田さんスゲーって感じですが、その時は白旗あげて繰り上げます。後、金利がバブル後期の7%とかまで爆上がりするなら話は別ですが、それって日本がバブルか悪質なスーパーインフレモードに突入しているってことなので、その時はローン組も賃貸組も一緒にウハウハするか死ぬかなので、どっちが良いってこともないでしょう。
持ち家だと自由が制約されるという向きもありますが、我が家の場合は奥さんが一所に腰を落ち着かせたいと考える派なので、仮に海外赴任とか地方転勤になった場合でも単身赴任で行くというコンセンサスができあがっています。リスクは何らかの要因で関東地方に人が住めなくなる状況に陥る時ですが・・まぁその時は日本が大混乱に陥ると思うので賃貸でも持ち家でも関係なさそうですし、むしろ生きてれば御の字だろうとw
その他、新居には書斎という僕の個人オフィスがあるわけですし、仮に独立してSOHO的に働くとか法人登記が必要という状況になっても(しばらくは)新しくオフィスを借りる必要はないわけです。住居費とオフィス費込みで考えれば、かなりお得感もあります。(賃貸でも賃料に住居費とオフィス費が乗っかる形なので変わらずですが、法人登記ができる物件は限られるので注意)
「持ち家と住宅ローンは自由を制限する」とかって話は一理はあるんだけど、一緒に暮らす家族の希望もあるし、工夫次第ではオプションを保持し続けることも可能だろうと言うのが僕の考えです。リスクは勿論ありますが、ある程度は排除することもできるし、排除しきれないリスクは賃貸でも持ち家でもさほど変わらんわけです。
つまりは、「持ち家と住宅ローンは悪」みたいな思考停止には陥らずに、自分と家族の希望を鑑みつつ、長い目で見た人生プランからどうするのが良いかをちゃんと考えればいいんじゃないってことです。裏を返せば「頭金0でも月々の支払いが家賃より安くなりますよ!」みたいなマンション業者のリスクを覆い隠した甘言にも簡単に乗っちゃ駄目だということでもあるんだけどね。(変動金利0.75%前提で家賃と支払い額が変わらないとかってロジックの危うさはここまで読んだ人なら分かってくれると信じてる)
■人生の節目を迎え、心機一転頑張る決意をした
今回の新居購入はただ「引っ越した」というよりも「人生の節目」だなと感じています。ここが終の棲家になるかもしれないわけですし、購入に際しては自分の人生プランと深く向き合う必要もありました。手続き含め、色々面倒だったけど、やっぱり新居引き渡しの瞬間は何とも言えない感動がありましたしね。
いずれにせよ、今まで以上に責任は重くなったわけですから、しっかり働かないといけないなという想いはあります。また、念願の書斎を得たわけですから、今まで以上にブログや書籍の執筆であったり、サービスの開発とかもやっていきたいなと思う次第。
新居への引っ越し・環境構築諸々一段落付いた今、
ここから心機一転、頑張っていきたいと決意を新たにした次第です。
P.S.横浜近辺にお住まいの方、是非友達になってくださいw