還暦を迎えた両親を祝うために、姉が企画した家族旅行に行ってきました。行き先は岐阜の奥飛驒温泉郷の福地温泉。なかなかに感慨深い旅だったので、久しぶりに旅行記を書きたいと思います。
3月10日(土)/両親の還暦祝い旅行
9時に東京で単身赴任している父親を拾って、渋滞する首都高、中央道を抜けて松本ICについたのが14時半だったので、東京〜松本まで都合5時間半掛かったことになる。
松本ICを降りてすぐ、懶亭(ものぐさてい)という昔家族スキーでよく来ていた店に訪れる。僕の記憶が確かなら、最後に来たのは大学1年生の冬なので、実に10年ぶりの来店。なかなか感慨深いモノがある。
注文したのは信州名物のそばと五平餅のセット。
子供の頃はこの五平餅が大好きで、いつも高速のSAで両親にねだっていた。
松本ICからは158号線をひた走り、安房トンネルを抜けた先に福地温泉がある。時間にして1時間半程度。首都圏からだと、渋滞さえなければ4時間程度というところ。
飛騨の小京都の異名を持つ飛騨高山からもほど近く、世界遺産の白川郷へのアクセスも良い場所なので、飛騨地方に行ったことがない人は是非遊びに行ってみては如何だろうか。
姉が気に入っているの「故郷」という旅館に泊まったのだけど、ここが中々よかった。
趣がありつつも清潔感がある。よく手入れの行き届いた宿という印象。
部屋は一つ一つが離れのような作りになっていて、洋室と和室で構成される広々とした作り。所謂和モダンな高級感はないが、清潔感はあるし温泉旅館のカテゴリで言えばかなり管理が行き届いている感じ。
ガラスの引き戸一枚で隔てられた回廊は寒いが中々に趣がある。中庭がかなり広く取られている贅沢な作りなので、リゾート地の温泉旅館にありがちな詰め込み感はない。
晩ご飯は味も量もかなりのものだった。
飛騨牛の朴葉ミソ焼きは素晴らしかった!
両親の還暦祝いにと宿がプレゼントしてくれたワイン「古都飛騨」は両方ともフルーティで飲みやすかった。ただし、原産地は山梨県・・w鴨鍋の周りで焼かれているイモと魚も料理の一品。
その後、部屋で両親と姉、姉の彼氏、うちの夫婦の6名で昔のことなどを語らったり。母親に「クラウド「超」活用術」と「できるポケット Eye-Fi公式ガイド」をプレゼントしたり。
基本機械音痴な母親だが「孫が生まれたらSkypeっていうのをはじめるわ。」と中々に精力的。これが所謂孫プレッシャーか!!
3月11日(日)/飛騨高山観光など
朝起きてみると、前の日の雪模様が嘘のように快晴。
実に清々しい。
朝からガッツリすぎますよ、故郷さん。
朝市が近くでやっているというのでふらりと行ってみるとそこには・・・
これが・・福地温泉の朝市なのか!?
この店構えにビビっていたら、どうやら店の軒先で野菜が売られていたらしく、「朝市」じたいは僕の知っているそれと大差ないことが確認できてほっとする。ところで、この店は何屋さんなの?w
帰り道にヒントらしき看板を発見。
どうやら「昔ばなしの里」というらしい。
確かに昭和グッズ満載だったが、昔話って感じでもないような・・うーむ。
名物青だるなんかも見たりなんかして観光気分を満喫。
家族は皆スキーに行くとかで、ここでうち夫婦とは別行動に。うちの奥さんスノースポーツ一切やらないので・・。(ちなみにベックはスキー/スノーボードどっちも好きです!)
向かった先は飛騨高山の家具メーカー飛騨産業がやっている「飛騨の家具館 THE OUTLET」
なんか新居にあう良い家具はないかなーと思ってやってきたわけです。
で、まずは新品のショールーム兼飛騨の家具の歴史がなんとなく学べる「飛騨の家具館」に足を運んでみたりなど。
素敵な家具の数々に奥さんのテンションは上がりっぱなしでした。
勿論、高級なセミオーダー家具なのでお値段はそれなりにそれなりのもの。
Outletも見てみるモノの、元が高いのでOutletにすら手がでず・・
奥さん曰く「やっぱり、家の雰囲気とかにちゃんとあわすならオーダーで買った方が良いわね。アウトレットだと選べないからよくないわ」とのこと。しっかり貯金しますわーー。
その後は小京都と言われる飛騨高山の古い町並みを散策しながら・・・
飛騨牛100%の高山バーガーと、飛騨牛の串焼きを堪能するなど。ちなみに、高山バーガーが680円、串焼きは1本350円也。飛騨牛プライス!!
鍛冶橋の上の何か・・なんだろう・・
そんなこんなで高山を小一時間ぶらついたあと、スキー上がりの家族と合流すべく再び松本へ引き返す。
集合場所は松本電鉄の終着駅「新島々」(しんしましま)
鉄のお兄ちゃんが写真を撮りまくってたけど、この駅ってなんか珍しいの?w
そんなこんなで長かったようで短かった久しぶりの家族旅行は無事閉幕。久しぶりに家族総出で団らんできたからか、母親はなんだか嬉しそうだったのが何よりだったなぁと。個人的には10年ぶりに懶亭に行けたのも嬉しかった!
親も還暦を迎えると、親孝行はちゃんとしていかんとなーというのが最近とみに感じること。(まだ予定はないけど)孫が生まれたら頻繁にSkypeでビデオチャット出来るように準備とレクチャーだけは進めておくかな。