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「それでも僕は発信したい!」と改めて思った。ーめっちゃ不安、ひたすら感謝

いきなりではありますが・・

『新しいワークスタイル クラウド「超」活用術』の増刷が決まりました!

決まったという連絡を出版社から受けたのが11月21日ですから、発売日の11月16日から数えて5日での増刷となります。TwitterやFacebookでは何度も書いたことですが、これは到底独力で成し得えることではなく、本当に多くの方に応援・支援頂いたからこそです。本当に有り難う御座いました!

アマゾンキャンペーンへのメールや、「買ったよー!」というご報告のツイートなど、沢山の嬉しいメッセージも頂きました。「良かった」「面白かった」といったご感想を頂いた時に少し泣きそうにもなりました。なんで泣きそうになったかという部分が今回のトピックです。本当はあまり良いことではないかも知れませんが、執筆者側の胸の内というやつを吐露してみたいと思います。

■不安も色々ありました

実のところ、本書を出版するに当たってたくさん不安を抱えていました。

内容がマニアック過ぎやしないか?
分かりづらい所があるんじゃないか?
僕のつたない文章で本当に伝えることができるのだろうか?
この構成で意図したとおりに伝わるだろうか?
方法論中心の内容に、目的と手段が逆転していると感じられないか? 
ツールを固定して押しつけがましいと感じられはしないか?

沢山の不安と向き合いながら発売日を迎え、発売後の日々を過ごしていました。僕は良いと思っても、それが人にとって良いかどうかはわからないわけです。1500円という対価を支払って頂くわけですから、僕はそこに1500円分の価値を提供する義務があるし、絶対に「1500円ドブにすてた」とは思ってもらいたくないんですね。

自分で書くことじゃないかも知れないけど、僕はこの本にほんまに魂を込めました。もちろん、前の本にも。自分が納得いくまで書かせてもらって編集の方にはめちゃくちゃ迷惑をかけましたが、僕自身の哲学に則って、全力を投じて、この本の執筆に臨みました。それが、僕という無名著者の本を手に取ってくれた方々への最低限の礼儀だと、常に肝に銘じて書いています。

ただ、僕がどれだけ頑張ったかとか、どう思っているかなんて全く関係ないわけです。本として世に出すと言うことは、できあがった本の内容の善し悪しだけが絶対的な指標ですし、僕もそうあるべきだと思っています。故に、僕は自分のやるべき事をやったと思っていても、やはり最後まで不安を払拭はできませんし、できなくて当然なのだとも思います。

■ほんま、めっちゃありがとう。

僕がそんな不安に苛まれている中、Twitterやメールで続々と「買ったよー」といったコメントを頂き、更には有り難いことに「よかった」というコメントも寄せてもらえる様になりました。アマゾンキャンペーンで頂いたメールにも沢山温かいメッセージが書かれていました。正直、めっちゃ励まされましたし、めっちゃ嬉しかったです。

僕は普通にその辺で働くサラリーマンで、何か世の中を変えるスゴイことを成し遂げたわけでもありません。少しの違いがあるとすると、BLOGを書いていて、オフ会や勉強会に参加したり自分でも主催してるってことと、そこを通じて多くの人と知り合って、多くの仲間に巡り会えたことだと思います。人にはすごく恵まれていると思います。

BLOGを普段から読んで下さっている方々やオフ会や勉強会なんかで知り合った方々からは、本をご購入頂いたり、僕のBLOGやツイートを広めてくれたり、知人や職場に紹介してくれたりといった、本当に有り難いご支援を頂きました。ありがとうという言葉では語り尽くせません。

■BLOGや書籍を書くと言うこと

立花さんが書いて下さった書評「全部実践したくなる! 書評「クラウド「超」活用術」by 北真也 | No Second Life」のこの一節が僕の心に突き刺さりました。

著者はSEとしてフルタイムでサラリーマンをしながら9ヶ月もかけてこの本を書いたと「あとがき」にある。
著者はそこまでしてこれら仕事術を「伝えたい」と思ったということなのだと理解した。

恐らく、僕の全ての原動力はこの「伝えたい」という想いにあります。僕がBLOGや本を書く理由は以前に「僕が本を書き、BLOGを書いている理由ー全ては挫折からはじまった 」で書いた通りなんですが、要約して書けば次の2つに集約されます。

  • BLOGや書籍を通じて人の役にたつ情報を発信したい
  • BLOGや書籍を書く行為を通じて自分の能力を高めたい

社会人2年目、3年目の僕が仕事で躓き窮地に追いやられた時に僕を救ってくれたのは、多くの書籍であり、シゴタノ!やLifehacking.jpといったライフハック/仕事術系のBLOGでした。勿論、僕は大橋さん(@shigotano)や佐々木さん(@nokiba)、堀さん(@mehori)の領域には遠く及びませんが、それでも僕の発信する情報が少しでも誰かを楽にしたり、誰かを幸せにできればいいなと思い、今日も情報発信を続けています。

かつて、勝間和代さんが「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」で読書してインプットするばかりではなく、BLOGを書いてアウトプットする方が学びの効果を高めることができると説いていました。当時追い詰められていた私にとって、その言葉は窮状を脱出するただ一つの方法であり、本を読みBLOGを書くことで得られる前進感は僕をギリギリの所で引き留めてくれました。あの頃から、僕にとってBLOGを書くということは完全にライフワークへと変化しました。

■ミッション

もう一つ付け加えておきたいことがあります。

それは、以前「Good bye our Hero! 」で書いたことでもあるのですが、僕に取って最も重要な事が「未来を創る仕事をする」であるということです。僕のミッションステートメントは「テクノロジーで世界をちょっと良くする」ことであり、その為に今の職に就き、かつ自己研鑽を行っています。だから、僕が今の職を辞することがあるとすれば、このミッションをより効果的に遂行できる状態への移行しかあり得ません。(例えば起業するとかね。)

僕がBLOGを書く理由の2つめ、自己研鑽はこのミッションにつながります。僕はまだまだ能力的にも人格的にも足らない人間ですので、より一層の努力が必要です。恐らく、これで自分は完璧という状態になどまず行き着けないでしょうから、僕はBLOGをこの先もずっと書き続けることになるでしょう。

また、僕は今後も変わらずビジネスの現場に身を投じ続け、その中で実践したことを今後その道を通るであろう人の為に残したいとも思っています。理由の一つには、僕にとって僕のミッションを遂行できる場所はビジネスの現場しかなく、もう一つには、現場では今日も誰かが悪戦苦闘していて僕の情報がその人の役に立つかもしれないからです。

■僕には足らないところが一杯ある、それでも僕は発信したい!

残念ながら、僕はスーパーサラリーマンとか、できるビジネスマンといった部類の人間ではありません。英語はからっきしダメだし、体重はなかなか落ちない、本の執筆をするに当たって奥さんにどれほどの迷惑をかけたことか・・。今もなお、僕はうまくいかない諸々の事柄に悪戦苦闘する毎日を送っています。

このBLOGは、そしてこれまで書いてきた書籍は、そういう類の人間が書いているということをお見知りおき頂ければ幸いです。僕はスマートさの欠片もないどろっくさい人間ではありますが、それでもこの立場、視線、スキル、性質でしか発信できない情報があると信じて今後も情報発信を続けていきたいと思います。

 

Skitched 6

 

 

 

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