前回の記事でお伝えした通り
金ニブエントリーモデルとして買ったプラチナ万年筆の「#3776 CENTURY」には、セーラー万年筆の顔料インク「極黒」を入れたのですが、そうすると当然「青墨」も入れたくなってしまうのが人情という物です。
#3776 CENTURYを買う前の愛用万年筆は「LAMY ALSTER」の青。
他にもsafariが2本ほどあったのですが、顔料インクを使う際の最大のメンテナンスは”毎日使う”ことだと考えれば、普段使いの万年筆に入れるべきでしょうってことで、ALSTERに「青墨」を入れる事に決めました。
■まずは染料インクを綺麗に洗い流す
顔料インクの青墨を入れる前に、今まで使っていた染料インクを洗浄します。
まずはペン先を水に浸して・・(暫く放置していたペン先だと、ぬるま湯に1,2時間浸すと良い様です)
流水で洗い流して,ティッシュでしっかり水分をとって乾かします。
■青墨をALSTERに!
今まではカートリッジを使っていたので、青墨と共にLAMYのコンバーターを購入。Amazonだと400円弱でした。
洗浄が終わったペン先にコンバーターを装着します。
入れるぜ、青墨!!
ペン先を肩までインクに浸し、つまみを回してインクを吸引します。
あぁ、青墨で書くのが待ちきれない!!
前の記事にも書きましたが、プラチナ万年筆の「#3776 CENTURY」には極黒をいれました。
コンバーターはプラチナの方が格好いいなぁっと。
■書き比べてみる
ということで、早速書き比べてみましょう。
万年筆とインクの組み合わせは以下の通り。
- プラチナ「#3776 CENTURY」極細(EF)& 極黒
- LAMY「ALSTER」極細(EF)& 青墨
- LAMY「Safari」極細(EF)& 純正インク
同じぐらいの筆圧で書いて見た感じ。
同じEF&顔料インクでも、#3776とALSTERでは#3776の方が細い。
ALSTERとSafariのペン先は同じものなので、LAMY純正の染料インクと青墨を比べてみると、青墨の方が細く(にじみが少なく)見えます。
このサンプルからは分かりづらいですが、極黒は染料インクと比べてかなりくっきりした黒色で、ボールペンでもくっきりした黒が好みの僕としては、かなりGood。青墨も噂に違わぬ美しさです。
LAMYの方がインクフローが良いのか、#3776 × 極黒だとMOLESKINEで殆ど裏抜けがないのに比べて、ALSTER × 青墨だと少しだけ裏抜けがあります。
LAMY純正の染料インクが一番裏抜けがキツイので、ちょっとMOLESKINEで使うのは厳しいかも知れません。
■最後に
ということで、この頃は「#3776 CENTURY & 極黒」と「ALSTER & 青墨」で顔料インク万年筆ライフを満喫中です。
顔料インクの良さはなんといっても、乾きが速く耐水性も強いのでインクの乾きを待たずにガシガシ書いて、ガシガシページをめくっていけるところ。いや、もう染料インクには戻れませんな。
ただ、顔料インクは放置してインクが固まってしまうとアウトなので、なるべく両方の万年筆を毎日まんべんなく使うようにしています。そういう意味で、普段使いの万年筆じゃないなら、顔料インクは危険かも?
万年筆の普段使いをお考えの方には文句なしで「極黒」と「青墨」オススメです。
今回紹介したアイテム
Also published on Medium.