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オーディオブック歴12年半&600冊ぐらい聴いた僕のオーディオブックハック&入門にオススメの10冊

audiobook.jpさんがTBS「がっちりマンデー」に取り上げられると言うことで、ヘビーユーザの一人として僕も取材していただきました。ブログ書いてみるもんです。

気がつけば12年半、880冊弱購入している計算(100万円ぐ位使ってる!?)になります。まぁ、積ん読も相当量あるんですが、年間50冊聴いてるのでざっくり600冊ぐらいを聴いているかと。

当然のことながら取材のために考えておいたネタの大半はカットされた(2秒しか使われなかったw)ので、今日はほぼカットされたオーディオブックハックと入門に最適な10冊を紹介したいと思います。

年間50冊読書量を増やすオーディオブック活用シーン

オーディオブックの最大の魅力は”本来なら本を読めない時間に読書ができる”という点にあります。

  • 通勤中(満員電車でも安心)
  • 運動中(ジムトレ&ランニング中に)
  • 家事中(お買い物/掃除/洗濯/食器洗い等と共に)
  • 運転中(一人で運転している時)

このあたりの使い方がメジャーユースケースかと思いますが、私もこれらの時間にオーディオブックを聴くことで平均1.5時間程度読書時間を増やしています。

最近はコロナ禍で在宅が多くなってしまいましたが、以前は往復2時間半通勤時間に取られており、その内1時間半はすし詰めで立っていたり、歩いていたので、この”読書不可時間”が丸々”読書時間”に化けるだけでも相当デカい。

また、週に数回ジムトレ&ランニングを行うので、この1〜2時間の間にオーディオブック読書を行っています

これで僕の場合は1日平均1.5時間、週10時間以上の読書時間を生み出す事が出来ています。

1冊のオーディオブックは4時間〜10時間程度の長さなので、これを倍速で2周は聴けば、週に1、2冊のペースで聴くことが出来ます。中には30時間の作品とか、3回/4回かみしめたい作品もあるため、おしなべると50冊/年ぐらいとなります。

ポイントは、この時間は本来”読書できない時間”だったということで、オーディオブックを活用することでこの時間を”年50冊の読書量”に変換できるという点にあると思います。

オーディオブックの特徴を活かしたオーディオブック読書法

正直なところ、僕はオーディオブックは万能の読書法ではないと思っています。目で精読をする場合と比べると、体系的に理解することが難しいというのが僕の実感です。

しかし、以下に挙げたオーディオブックの特徴を上手く生かすことで、非常に多くのメリットを享受することが可能となります。

  • 本来読書できない時間をできる時間に変えられる
  • ながら聴きができる
  • 受動的に情報を受け取れる
  • 繰り返し聞いても苦痛にならない
  • 物語形式の本は感情移入しやすい
  • 思考が遮断される
  • 目が疲れない

これらの特徴を活かすおすすめのオーディオブック読書術は以下の通り。

  • オーディオブックは繰り返し聞くことで記憶への定着を図る(2回〜3回は聴くことをオススメ)
  • 聞いた内容はメモをして記憶の定着を図る。思い出しながらメモを作ると更に記憶が強化される。
  • 難しい本の素読に使う(受動的に聴けるので、難しい本もとりあえず通しで聴ける)
  • 一度読んだ本の再読に使う(再読は紙/電書よりもかなり楽)
  • 本を読む気力がわかないとき、疲れ果てているときでもオーディオブックなら聴ける
  • 夜寝る前に目を使いたくない/目が疲れている場面でもオーディオブックなら聴ける

個人的におすすめなのは、気に入った本は紙や電書とオーディオブックを組み合わせて使うこと。コストは倍近くかかりますが、素読や再読にオーディオブックを活用しつつ、紙や電書で読書メモを作りつつ体系的に理解できるメリットは大きいです。

また、少し上級技ですが、オーディオブックはメンタルハックにも有効です。

  • ネガティブな思考が頭でぐるぐる回っている時にオーディオブックで強制的に思考を止める
  • 心が弱っているときに「強い言葉」のオーディオブックから元気を貰う
  • 心が荒んでいるときにオーディオブックで「涙活」をする

入門におすすめの10冊

ということで、オーディオブックに興味を持たれた方のために入門に最適な10冊を紹介しておきたいと思います。

以前書いたおすすめのオーディオブック紹介記事も是非ご参照ください。(ややマニアックですが)

https://hacks.beck1240.com/audio-book/8507/

ちなみに、月750円の聴き放題プランが今だけ限定で2ヶ月無料らしいので、まずはお試しで聴いてみたいという方は聴き放題プランで試してみるのが良いかと思います。

(画像は公式ツイッターから転載)

「独学大全」読書猿

あの独学大全がオーディオブックになったとか、最高すぎませんか?

一冊で殺傷能力があるとさえ言われるあの本を肌身離さず持ち歩くのは厳しい物がありますが、オーディオブックならいつでもどこでも聴けて便利です。チョイチョイ入る対話形式もオーディオブックとの相性抜群です。

理解を助ける図表であったり、読みやすいように工夫された組版であったり紙の独学大全は実に素晴らしい本なので、是非紙とオーディオブックの併用をお薦めしたい一冊です。

「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー

ど定番ですが、7つの習慣のオーディオブックです。ナレーターの茶川さんの声がとてもマッチしていて、なんだか非常に高尚な気分になれます。

7つの習慣はストラクチャもしっかりしていて、一つの概念に対して丁寧に説明&エピソードを挟みこんでくれているので、オーディオブックというフォーマットに非常にあっています。

個人的には完訳版の前の方が日本語的にカッコよくて好きなんですが、完訳版の方がより原文に忠実らしいので、これから聴く人は完訳版を是非!

「道をひらく」松下幸之助

ご存じパナソニック創業者の松下幸之助氏の言葉が記された不朽の名作です。

即効性のあるノウハウではないですが、人生や仕事に向きあうあり方を教えてくれる非常に素晴らしい本です。僕もこれまで、何度となく仕事や人生で悩んだときに本書を開いてきました。

本書のように、一つ一つのトピックが独立している本というのはオーディオブックでながら聴きをするのに非常に適しています。

「仕事は楽しいかね?」デイル・ドーテン

仕事は楽しいかね?は僕の座右の書の一つです。「試してみることに失敗はない」という言葉にどれほど救われ、本書に当たるたびに「明日からまた、挑戦しよう」という気持ちにさせられます。

「道をひらく」もそうですが、こういう人生の中で何度も触れたい本というのは、いつでもどこでも聴けるオーディオブックで持っておく価値の高い本と言えそうです。

「夢をかなえるゾウシリーズ」水野敬也

個人的にオーディオブックとの相性が抜群に良いと思っているのが物語形式のオーディオブック。夢をかなえるゾウシリーズは間違いなくオーディオブックで聴くのに最適なコンテンツです。

上記は最新の「 夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神 | 日本最大級のオーディオブック配信サービス audiobook.jp」ですが、1〜3でもきっちり泣かされました。

「星を継ぐもの」シリーズ ジェイムズ・P・ホーガン

古典的SF作品ですが、オーディオブック版はぐぐっと引き込まれます。めちゃめちゃ面白いです。2作目で、3作目の大どんでん返しでどひゃーってなります。

小説は全般的にオーディオブックとの相性が良いのですが、SFや歴史物はまるでドラマや映画を見ているような気分になれます。

「君の膵臓を食べたい」

ベストセラー小説なのでご存じの方も多いと思います。複数の声優さんが参加してくれてるおかげで、さながらラジオドラマを聴いているかのような感覚を覚える本作は、オーディオブックの入門編としては非常に良い作品だと思います。

「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ

オーディオブックのお薦めを聴かれた際に、間違いなく挙げるのがサピエンス全史上下巻です。

まるでNHKのドキュメンタリー番組を見ているかの如き臨場感でぐぐっと引き込まれますので、ドキュメンタリー番組好きな人は是非試してみてください!

「夜と霧」ビクトール・フランクル

夜と霧をオーディオブックで聴くときには覚悟を持って聴いていただいた方が良いかと思います。僕は聞きながらかなり没入してしまい、ちょっと精神的にしんどくなりました。

生きることや、絶望的な状況下で生きる希望を失わないこと、極限状態の中で人はどうなってしまうのか等など、本書から受ける衝撃は計り知れません。

最後に

僕がはじめてオーディオブックを買ったのは2018年の11月13日でした。それ以来12年半という長い期間をともに歩んできました。

私が使い始めた2008年にはユーザ数万人だったFebeというサービスがaudiobook.jpになり、つい先日200万ユーザを超えたとのこと。なんというか、インディーズから見守っていたアーティストがメジャーデビューした感がとても強いです。



是非皆さんも、オーディオブック試してみてください!


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