まずは百聞は一見にしかず。ということで、次の2つのベンチマークを見比べて頂きたい。
(ベンチマークはGeekbenchを使用)
ベンチマークの詳細はこちらのページを参照
こっちがメインのMacBookPro。
言うても去年の4月に出たモデル。CPUはcore i5の2.4Ghzだし、メモリも8GBに増設した。
今でも十二分に現役でやれる子だと思うし、新型MBAが出ても性能面ではMBPが勝ると思っていた・・
が、
ベンチマークの詳細はこちらのページを参照
文字が小さくて分かりづらいかもだけど、トータルでも全セクションでMBAの勝利。
クロック数の差などものともせず、整数演算、浮動小数点演算の双方でMBAが1000以上のスコア差を付けている。core i7とcore i5の差なのか、Sandy Bridgeにマイクロアーキテクチャが変わったからなのかは分からないが、ここの数値は完全に予想外だった。
メモリ性能に至っては倍近い性能差が出ているが、この点は実は予想済み。そもそもメモリバスが1067MHz→1333MHzになったというのもあるんだけど、マイクロアーキテクチャ変更に伴うメモリ周りの仕様変更があったのかもしれない。(デスクトップ版NehalemのQPIみたいなのが載ったとか)以下の2つのページを見比べて貰えば分かるんだけど、メモリの最大転送容量が17.1GB/sec→21.3GB/secに改善されているのでこれがスコアに跳ね返った模様。(単純に1.3倍になったからメモリバスの改善だけかな?それにしては性能差がありすぎるような)
Intel® Core™ i7-2677M Processor (4M Cache, 1.80 GHz)
Intel® Core™ i5-520M Processor (3M Cache, 2.40 GHz)
■実際の差分
で、スコアを見ても「別にそんなに変わらないんじゃ?」と思うかも知れないし、事実さっきのベンチマークはCPUとメモリだけを計測しているので、SSDになったことによる性能向上は数値に表れてこない。そこで、HDDなMBPとSSDなMBAで体感速度がどれぐらい違ってくるのかを実験した動画を用意したのでこちらをご覧頂きたい。
やはり、マシンの起動やHDDへの書き込みが多いアプリの動作などでHDDとSSDの差が如実に表れている。逆にCPUとメモリの性能差を感じる場面というのは今のところはない印象。検証のためには前のモデルのMBAとの比較が必要かなと。
1年前のモデルとはいえ、今でも通用するスペックを備えたMacBookProに数値の面でも体感速度の面でも完勝している新型MacBookAir、かなりいいです。