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2010年の手帳/メモ/ノート(1)-iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論

これまでフランクリン・プランナー+RHODIA+A5ノートで運用してきた手帳/ノート/メモの使い分けはiPhoneの登場によって大きくはiPhone+フランクリン時々RHODIAやノートという形になったことは以前お伝えしたとおり。来年2010年はどうしようかと色々と逡巡した結果、

iPhone + ほぼ日カズン + re-Collection Pocket

の組み合わせで行くことにした。ちなみに、日々使うわけではないがフランクリン・プランナーもミッション/価値観/目標のリフィルと自分のテンションが上がる情報なんかを残したいわゆる「夢手帳」として今後も残る予定。

で、上記構成ですみ分け、具体的な使い方、運用方法などについて書きたい内容があまりにも膨大になってしまった為、下記の通り全5回のシリーズ物として書いていくこととする。書きたい内容はほぼ整理できているので、後は時間との兼ね合いなんだけど・・・何とか1週間以内に全て書き上げたいところ。(それ以上経つと、個人的にモチベーションが維持できないし、情報として旬を逃してしまう 笑)結局書けなかったけど、頑張って書き連ねています(^^;

【連載】2010年の手帳/メモ/ノート
1. iPhone+ほぼ日カズン+re-Collectionの使い分け方と概論 ←イマココ
2. ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)
3. ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う
4. Re-Collection PocketとEvernoteでメモ・ノートのエコシステムを作るのだ
5. 運用方法の整理と全体のまとめ

■本記事の目的

  • 運用スタイルをある程度は固めて於かないと、いざ使い出すときにどうすれば良いか分からなくなり、それによって心理的コストが増大する。ある程度型にはめて運用しつづける事で、無意識化で遂行できるようになる(習慣になる)と考え、本記事ではその型を作り上げることを目的としている。
  • 例によってこの記事で紹介した方法はあくまでBeck個人の生き方、考え方、働き方、趣向にマッチしたシステムの構築となる。ツールや運用方法、考え方などをアレンジして、ご自身の手法に取り込んでもらえればこれ幸い。
  • また、皆様がどの様に手帳やPDA、ノートやメモ帳を使われているか非常に興味があります。TwitterやFriendFeed、コメント欄などを活用して皆様と意見交換および議論ができれば面白いなと考えています。

■基本的な考え方

  • 全ての運用の中心はほぼ日カズン。フランクリン・プランナーで言うところの価値観・目標→スケジュールへの落とし込みや、GTD的にタスクの洗い出しも含めて、自分がスケジュール/タスクを計画する際にはほぼ日カズンを使用する。また、外部要因で入ってくるスケジュール/タスクに関してもほぼ日/カズンに記載
  • iPhone(Googleカレンダー)とほぼ日カズンのスケジュール同期は”未来の”確定した予定のみ。粒度はカレンダーレベル(日時、場所のみ)の同期で良い。どちらかで予定の追加を行い、適当なタイミングで同期。デイリーの細かな予定は同期しない。
  • iPhone とほぼ日カズンのタスクは完全には同期させずある程度は棲み分ける。マスターTODO(いつかやる、複数日にまたがるTODO、締め切りが1週間以上先のもの等を含めたすべてのTODO)はiPhone、それをウィークリー、デイリー単位でほぼ日カズンに書き出す。1で書き出したウィークリーレベルのタスクは逆にiPhone側に入力する。デイリーの細かなタスクは同期しない。
  • タスク遂行時の記録はほぼ日カズン。アイデアメモやそのアイデアを広げたりユビキタスキャプチャ、ちょっとしたメモ、考え事の落書きは全てre-Collection Pocketに書き込む。re-Collection Pocket に番号を振り、それごとにいつ何を書いたかについてEvernote上にインデックスを作成する。後でまとめたり、参考資料として見返す必要があるものは必要に応じてJotnotなどでスキャンするか、転記。

※イメージ図なども付けて、今後の続編記事で詳細に各項目について説明する。

■使い分け

ざっくりした使い分けは以下の通り
iPhone(Pocket Informant,Evernote)
・確定スケジュール(PI,Googleカレンダ)
・マスターTODO(PI,Toodled)
・メモ/ノート/参考資料の最終集積地(EN)
※基本的にノートをとる場合はPC上でエディタを使用。
※考え事の最終的なまとめはPCのEvernote上で行う。
ほぼ日カズン
・価値観・目標→スケジュール/タスクへの落とし込み
・ウィークリースケジュール/タスクの立案、管理
・デイリースケジュール/タスクの立案、管理
・タスク遂行時のメモ、思考過程、気づき等を記録
・4行日記、雑感、アイデアマラソン、記録(お金、食事、体重)
Re-Collection Pocket
・アイデア発想→掘り下げまで
・思いついたことを全てメモ(ユビキタスキャプチャ)
・思考の補助(考え事の落書き帳)
・その他メモ全般、ちょっとしたノート用途

■おまけ:なぜほぼ日か?

結局フランクリン・プランナー的に使用するにも関わらず、ほぼ日カズンを使うことに決めたかについて書いておきたいと思う。最期までフランクリン・プランナーを使い続けようかどうか悩んだのだが、下記のような理由から、一度ほぼ日カズンをベースにしてみようと考えた。

  • マンスリー→ウィークリーバーチカル→デイリーの構成となっており、フランクリン・プランナーの目標・価値観→週次計画→日次計画という流れを実践するのにかなり最適な構成となっている。
  • フランクリン・プランナーの見開き2ページのデイリークラシック2か月分と同じサイズ/重量で1年分のウィークリー、1日1ページのデイリーが入っている。
  • 1日1ページのデイリーリフィルでも、余計なものがあまりないのでたくさん書き込める。
  • マンスリー、ウィークリー、デイリー全てが方眼であり、なんだかいいアイデアが浮かびそう。
  • 遊び心やうんちくがたくさん詰め込まれた商品であり、デザインもかわいい。使っていて楽しそうだし、愛着がわけばかなり使いこむことができるんじゃないかなと。
  • 自分自身、手帳には効率化を求めるのではなく、より自分の価値観や目標にそった効果性の高い人生を送る効果を期待している。僕が持つ”もっと人生を楽しいものにしたい”という想いには、ほぼ日のほうが近いと感じている。

つまり、機能とコンセプトの両面から考えて、僕はほぼ日カズンがより自分にあってるのではないかと感じたのだ。R-Styleさんの記事「ほぼ日手帳」のすごさ~アソシエ11月3日号を読んで~に著者であるRashitaさんの想いが以下の様に記述されている

「手帳はただ効率的に生きるためだけに使うんじゃないよな」

本当にその通りだと思う。フランクリン・プランナーも勿論効率を求めるのではなく、効果性をもとめる手帳であったのだが、如何せん”遊び心”は皆無だった。フランクリン・プランナーの考え方に賛同しつつ、どうしてもしっくり来なかった部分はおそらくここ。僕にとって”遊び心”はとても重要なファクターなのだ。
以上、2010年の手帳/メモ/ノートの第一回目でした。次回もお楽しみに♪

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