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【雑記】立ち止まってもまた走り出せばいい

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ランニングをしていると、どうしても辛くなって歩いてしまうことがある。

「そんなに辛いなら歩いちゃえば?」 

部活動で顧問が目を光らせているわけでもないので、別に歩いたからといって咎められることは何もない。だけれども、自分の中で何故だか歩くことに後ろめたさを感じてしまう。

少し歩いて、走って、また辛くなって歩いて、また走って・・そんなことを繰り返す内にも少しずつゴールは近づいてくる。

何となく自分の弱さに負けて、楽な方に流れてしまった自分が嫌になってしまうのだけど、歩いていても一歩ずつ前に進むし、また走ればその分早く歩が進むことの方が、その後ろめたさの何倍も大切な事実だとも思う。

走り続けられればそれに越したことはない。しかし、長い人生、時には走れなくなって立ち止まってしまうこともある。そんな時、自分の弱さを責めるよりも、また走り出すために息を整え再び一歩を踏み出す勇気を振り絞ることに意識を振り向けたい。

完全無欠でないことをただ嘆いているぐらいなら、意志薄弱なる自分の弱さに向き合い、折り合いを付けながら少しずつ前に進んで行く方が随分マシだろう。そんな風に考えられるようになったのは、ごく最近のことなのだ。

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本当はもっとブログを書きたいと思っている。
本当はもっと勉強会やイベントを開催したいと思っている。
本当はもっとプライベートなWebサービスの開発に注力したいと思っている。

かつてあれほど精力的にブログや本を書き、色々なイベントの開催などを行っていたことがまるで遠い昔の様に思えた。睡眠時間を削って、家族との時間を犠牲にして、僕はがむしゃらに走っていた。

思っている程にできない自分を意志薄弱だと口汚く罵ったこともある。自由の効く時間が少ない自分の境遇を嘆いたこともある。だけど、現実的にそれが僕の性質であり、僕に与えられた可処分時間である。

仕事上での責任が重くなり、稼働が高まるにつれてより多くのコミットメントを払うようになり、パフォーマンスを十分に発揮させるために睡眠時間の確保は優先事項となった。ワークライフバランスが崩れ、仕事以外の時間をなるべく家族との時間に当てたいと思うようになった。

だからと言って「やりたい事」をやらない(できない)ことに対して仕方ない、とは思えなかった。思いたくなかった。走ることをやめ、立ち止まっている自分をどうしても許すことができず、自分を責めるようにすらなった。

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抱えすぎたときには手放すこと、減らすことはとても大切なことである。かつて活動の幅を広げすぎた僕は周囲から何かを減らすように強く勧められていたが、手放す勇気が持てずにいた。

結局、仕事の稼働が尋常ではない高まりを見せた時、身体的な生命の危機と、社会的な生命の危機の両面に立たされて、仕事と家庭というごくシンプルな選択と集中を行った。図らずもあれほど執着していた「走ること」をやめることに成功したのだ。

先に述べたとおり、「走ること」をやめた直後は自らの意志の弱さを嘆き、自らを責めさいなみもした。最悪期を過ぎて、自らのコントロールを徐々に取り戻しつつある今、少しずつではあるが再び走りはじめている。

何でもかんでもという訳では無く、この1年という選択と集中の期間の中で、自分にとって本当に優先度が高いものから再び一歩を踏み出しはじめている。

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おひさしぶりです、BECKです。 更新間隔がとびとびで申し訳ありませんが「自分育成計画」シリーズの続きです。 必要な知識とスキルを洗い出し、戦略的に実行する ー 自分育成計画 第1回 読書のメリットと …
久しぶりにアシタノ復帰♪

 

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一度止めた足を動かすことは容易ではない。
正直、とても怖い。

また首が回らなくなるんじゃないか、また睡眠時間や家庭の時間を犠牲にしてしまうのではないか、再開したとして前と同じかそれ以上にできるのだろうか色んな不安が首をもたげる。

隠しても仕方がないので具体的に書きたいと思う。

「アシタノレシピ」はかつての姿を止めておらず活動の再定義も含めてなんらか手を打つべき状況にある。長らく開催していない「東京ライフハック研究会」を再開するにしても、一体どれだけの需要があるのかもわからないし、自分たちが今どれだけのバリューを提供できるのかも未知数であり、活動内容を再度考え直す必要はあると思っている。

しかし、この1年、沢山の制約の中で自分の「やりたいこと」と向き合ってきたなかで、この2つはやはり「続けたい」と思いを強くした活動であり、絶対に諦めたくはないものだと確信した。

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東ラ研の活動を行う中で、僕自身様々な知識を得、知らなかった世界を知り、実践によってスキルを磨くことができた。東ラ研という活動をもっとブラッシュアップしていって、参加者と共に切磋琢磨しながら成長していける「場」を持ち続けたいという想いは今なお強い。

アシタノレシピは、実に愉快なメンバーたちと、まるで大学のサークル活動のように楽しみながら活動を行っていた。あのメンバーが真剣に「会社で家庭で頑張る自分たち世代に役立つ記事を書こう!」という想いを共有しながら、一定期間活動が行えたことをどこか誇りに感じている自分がいる。

ただ、正直に言えば、現状を鑑みてもアシタノレシピという活動はもう終わりにした方がいいんじゃないかという悩みを抱えていたことも事実だ。やったこと自体に後悔はないし、ひと時でも良い風を起こせたんだから、それで良いじゃないかと無理矢理に納得しようとしていた。

私たちの生活には、仕事もあれば家庭生活もあり、働き、学び、遊び、楽しい事があれば友達と家族と笑いあい、時には苦しいこと辛いことを乗り越える必要もあります。アシタノレシピは、そんなごく普通のそれでいて二度とは戻らない大切な日常を、もっと楽しく、もっと幸せに過ごすために役立つ情報を発信することを目指しています。

しかし、改めてアシタノレシピをはじめた時に書いたこの一文を読むにつれて、どうしても「これで終わりにしよう」とは思えなくなっていった。やれることはまだ沢山あると感じているし、アシタノレシピが目指した場所、あのチームが持っていた志は決して間違いではないと思っている。

 アシタノレシピ、スタートです!
みなさんはじめまして、アシタノレシピ木曜日担当のBECK(@beck1240 )です。この度、新しいブログメディア「アシタノレシピ」を12人の仲間とスタートさせて頂く運びとなりました! …
あの頃の気持ちをもう一度再確認。

ブログメディア「アシタノレシピ」をはじめた理由 | Hacks for Creative Life!
2011年12月1日「アシタノレシピ」という新しいブログメディアを11人の素敵な仲間たちと共にスタートさせました。 …
アシタノレシピを立ち上げた想いなど

 これはアシタノレシピ、東ラ研の両方に共通して言えることだけど、これらの活動の目的は「人生に成功をもたらす」とか「世の中を変える」なんて大それたことではない。ましてや、誰かが有名になるとか、一儲けしてやろうという利己的なものでもない。これらの活動を行う目的はごくシンプルだ。

額に汗して懸命に毎日を生きる僕ら世代が笑顔で過ごすためにできることをやる。

その為に必要なのは、高尚な理論や机上の空論では無く、僕らが日々悩みもがく中で見つけ出した解決策や工夫をシェアする仕組みであり、それを実践し身に付けたり、教えあえる場を提供することである。そういう想いを持って活動をおこなってきた。

色々考えて、不安と向き合って、これまでやってきた事を思い返して、かつての想いを振り返って、出した答えは「この2つの活動は続けたい」というものだった。

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僕がどう考え、どう想っていようと、それだけでは十分ではない。

これらの活動をかつての様に行う為にはチームとして機能する必要がある。もう一度志を同じくできるメンバーに声を掛け、コミュニケーションを図りながら、活動を前に進めるアクションを起こしていかなければいけない。

同じく、かつて東ラ研に参加してくれた方々や、アシタノレシピを楽しみにしてくれていた方々にまた戻ってきて貰う為には、地道に活動を続け信頼を築き上げて行かなければいけない。

まずは今、自分ができるだけの一歩を踏み出した。恐らく、かつての様に走れる様になるまでにはしばらく時間が掛かるだろう。その過程では上手く走れなかったり、足踏みしたり、疲れて歩いてしまうこともあるかもしれない。

例え上手くいかなくっても、歩みが遅くとも、諦めなければきっとまたスムーズに走れるようになる。何故だか分からないけど、必ず上手くいくという自信がある。だから今は、息を整え、自分ができる一歩を踏み出すことに専念したい。 

アシタノレシピ
東京ライフハック研究会 

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