知る人ぞしるビジネスSNS「Wantedly」のオフィスにお呼ばれしたので遊びに行ってきました。
厳密に言えば「新機能のアルファテストやって欲しいからきてちょ♪(※)」ってCTOの川崎さんがお声かけくださったのに便乗して「ついでにブログに訪問記書かせて下さい!」とお願いしたところ、快諾頂いたという次第です。
※beck脳内変換が行われているため、川崎さんご本人の発言とはニュアンスが異なる場合が御座いますのでご注意下さい。
ちなみに、このメガネ系イケメン男子がWantedlyの技術を締めるCTOの川崎さん。ひょんなつながりから、お花見で一緒に酒を組み合わした仲であります。
■Wantedlyってどんなサービス?
Wantedly自体はかなり勢いのあるサービスではありますが、認知度はまだまだ伸びしろがある状況だと思いますので、知らない方の為に簡単に説明しておきます。
公式ページの「Wantedlyとは」曰く
とのことです。
まぁ、こういうコンデプチュアルな文章だと、具体的にどんなことができて、どんなメリットがあるかって点は分かりづらいかも知れません。
具体的に出来ることは、個人としては
- 自分のプロフィールページを持てる
- Wantedly上の他ユーザとのつながりを管理出来る
- メッセージのやり取り
- タグやメモを相手に知らせる事無く残しておける
- 色んな企業の募集ページに応募/応援ができる
- 募集はインターン、求人、イベントなど様々
- 他人のプロフィールにコメントを寄せたり、スキル評価を加えたりできる
などなど。何かと言えば、ビジネスSNSだし、求人サービスということになりそうです。海外で言えば、Linkedinが近いのですが、もう少しモダンでカジュアルな雰囲気です。
サービスの特性上と言うか、恐らくは今のメインユーザ層的に、参加する企業も人も、Web系をはじめとしたベンチャー企業が多いようです。サービス自体はもう少し広範囲に対応できそうな作りではありますが、基本はIT系かなと。
特徴的なのは、プロフィールページ。
例えばCTOの川崎さんのプロフィールを覗いてみると、
まぁ、ぱっと見た感じ普通のプロフィールページに見えるのですが・・・
こんな感じで、スキル/特徴を他者に推薦して貰えるのである。自分ではいかようにでも自己評価は書けるが、他者評価は本当に周りからそう評価されていないと得られない。
例えば、川崎さんの場合は、そうとうおちゃめで猫好きなこと・・はさておき、Ruby on Railsに精通していることがよく分かります。問題は、評価がポイント性ではないので、どれぐらい精通しているかは分からない点ですが、そこを埋めるのが紹介文機能。
名無しさんが適当に書いているわけではなく、xx会社で○○の仕事をやっている誰それさんが紹介文を書いているので、非情に信頼が置けます。その人達が実在するかを疑うなら、その人達のプロフィールページ、更にはFacebookプロフィールぐらいまで追いかければ、信憑性は確認できるでしょう。
いずれにしても、この様に自分の特徴、スキルを自己評価と他者評価の両面からアピールすることができるというのは、採用活動における採用する側される側双方の理解を大いに助けることになります。
そして、もう一つ、特徴的な事が「企業の募集」です。
これからガンガン行こうとしているスタートアップから、大企業といって差し支え無い有名所まで、様々な募集情報が載っています。
エンジニア以外にも、デザイナーやセールスなど、職種を選んだり、中途や新卒、インターンといった条件を絞ったりもできます。また、募集の内容は採用系だけでなく、説明会や勉強会、イベント、ただお話をしたいだけ等々様々です。
募集ページでは、そのページのView数の他、応援している人の数と顔、エントリー人数などが見えます。特に応援は結構面白い仕組みですね。
「友達の会社が募集をはじめました」「(友達の)xxさんが応援をお願いしています」といった具合で、友達の会社の応援を促すメッセージ飛んできて、実際に応援するとfacebookやTwitterに情報が拡散されると。Wantedlyのユーザにはエンジニアが多いから、その人達のソーシャルグラフに募集情報が拡散していくことは、情報の拡散経路としてはかなり筋が良い。優秀なエンジニアの友達には、優秀なエンジニアがいる可能性が高いですし。
今もそういう経路が強いですが、Wantedlyは今後、少数精鋭で臨む必要がある資金・コネ・知名度が不足しているスタートアップと、そういう所で手腕を発揮したい優秀なエンジニアを結びつけるプラットフォームとして、発展を遂げていくと予想されます。
■会社訪問記
さて・・前置きが長くなりましたが、訪問記。
今回は新機能のアルファテストでお呼ばれされたので、まずは応接スペース兼ミーティングスペース的なところで、CTOの川崎さんとエンジニアの杉上さんとお話をしました。
ちなみに杉上さんは、 2011年のEvernote Developer Competitionで優勝してシリコンバレーにお呼ばれしたこともあるほどの強者で、Wantedlyのプロフィールからも分かるとおり、iOS系の開発を中心にかなり技術力の高いエンジニアさです。
アルファテストした機能についてはまた別記事で紹介するとして・・・、Webアプリを操作する様子をじっと眺められるのってなんだか緊張しちゃいましたw
その後、新機能の在り方も含め、WantedlyをビジネスSNSとしてもっと使うには、何が欲しいかという話になったので、「人脈管理」に関する現在の諸サービスの不満をひとしきりお伝えして、それを是非Wantedlyで解消して欲しい旨をお伝えした次第です。
で、その後2,30人ぐらいの人がいるWantedlyのオフィスをぐるっと見させて頂きました。
応接スペース兼ミーティングコーナー、無垢の大きいテーブルと、座り心地の良いソファーでまるでカフェの様でした。うちの会社にも欲しい。
会議室もこれまたシャレオツで、むしろここで暮らしたいぐらいのリヴィング感。
ちなみに、SPは「スタープラチナです。」(by川崎さん)とのこと。み、皆が皆、ジョジョのことをを知っているとわけじゃないんだからねッッ!
TWはテーブルとイス、液晶テレビの構成。SPよりも会議室然としていますが、兎にも角にもおっされです。床と壁と家具の雰囲気でしょうな。
勿論、TWは「ザ・ワールド」。そして時は動き出す!
「オフィスの様子って写真撮っても大丈夫なんですか?顔とか出ちゃったらマズイですよね?」と、おそるおそる伺ったところ「好きに撮って下さい!社員は全員フリー素材です。」と川崎さん。フリー素材とかww
社内は兎に角明るい雰囲気で、皆さん若い方ばかりなので、活気に溢れていました。
なんだか開けた場所がありましたが、訪問時にここに社員さんが全員集合して何か周知的な話をされていたので、きっと立ち話、ミーティング、ちょっとした運動、全員集合!的な多目的スペースなのだと思います。
あるいはシリコンバレーのスタートアップみたく、毎日がパーリィナイッで、Wantedlyの社員さん一同パーリィピーポーになってこのスペースで踊り明かしているのかも知れません。
オフィスの奥はエンジニアチームの居城。この辺はなんか普通のオフィスっぽい感じがしてちょっと安心wMac率が高いっつーか、Macで開発環境揃えてるんでしょうな。
SlackでChatOpsを構築しているらしく、エンジニアだけでなく、デザイナーからビジネスラインまで皆さんSlackを使って情報共有を行っているとのこと。メール文化から脱却できない会社で働く身としては羨ましい限りです。
ダッシュボードで常々サイトの状況を見える化しているとのこと。開発とオペレーションが一体化しているというのは、ある意味で最強の保守体制ですね。オペレーションシステム屋としては、実に興味深かったです。
■最後に
Wantedlyを訪問してうけた印象は「明るい」「お洒落」「若い」「活気がある」、そして「技術力が高い」というものでした。
若い才能ある人達が集まってきて、ワイワイと自分たちでサービスを考え、自分たちで作り上げ、自分たちで運営する。これだけの才能と活気が集積されている場所から良い物が生み出されない訳がない!
ということで、個人的には今後WantedlyがビジネスSNSとして、どの様な発展を遂げていくのかとても興味があるので、今後継続してウォッチしてブログに取り上げてみたいと思います。
取り敢えず次は、今回アルファテストした新機能の紹介記事は書きたいのと、エンジニアはWantedlyを如何に活用すべきかみたいな記事も書いてみたいと思います。その内、インタビューもやらせて貰おうっと♪
腕に覚えのあるエンジニアの方は是非!
一応、僕のプロフィールはこちら。まだ全然書けてませんが。
緩募
今後、面白そうなベンチャー、スタートアップの紹介記事なんかを増やしていきたいと思っているので、自薦他薦問わず「この会社(サービス)面白いよ!」という情報提供の他、できれば中の人を紹介して頂けるととても嬉しいです。