かなり日が経ってしまったのだけど・・先日(10月9日)、東京夢舞いマラソンというフルマラソンのイベントに出て、ラスト足切り引っかかりかけてショートカットを余儀なくされたものの、ほぼフルマラソンを走りきることができたのでその時の様子をレポートしたい。
(最初1.5kmが取れてなかったので、実際には40kmちょい。)
■東京夢舞いマラソンとは?
東京の観光名所を歩道や車道脇を走りながら信号遵守で走り、途中買い食いもワープ(地下鉄でショートカット)ありという結構なんでもありなマラソン大会。その設立に際して込められた想いは次の通り
「世界の先進国主要都市には例外なく万人単位のランナーが参加できるマラソン大会がある。トップランナーもファンラン・ランナーも、障害の有無を問わずに誰もが走れるマラソン大会を都心に創設したい。」
その意思の通り、レベルも年齢性別も千差万別。目が見えない方もいれば、車いすの方もいる。誰もが走れるマラソン大会、何か素敵やん!
興味がある方は是非東京夢舞いマラソンのWebサイトをチェックして頂きたい。
→東京夢舞いマラソン
我々のスタートタイムが9:26で、ゴールが17:00までだったので、まぁ、6時間半もあれば歩きながらでも余裕でゴールできるだろうとタカをくくっていたのだけど・・甘かった・・。
普通にたらたら1km7分半ペースぐらいでいっても5時間少しあればゴールできると思っていたのだけど、想像以上に信号で止められるし、混み合っている道では歩かされる。そうすると、走れる区間は普通に走らないと平均ペースが維持できないのだ。
更には上記コースの新宿〜上野間というのは実はめちゃくちゃ坂が多い。(今の東京の平野部はかつて海で、台地のだけ上が平地だった)今回の大会で最も懸念していたのは足が持つか、とりわけ膝が持つかどうかだったのだけど・・・案の定最後は膝が笑ってしまった。
■ちょっとした観光気分のはずが・・
スタートは新宿都庁前の広場。まだまだ余裕の表情です
四谷からぐぐっと回って霞ヶ関を回り込んで皇居方面へ。
休日だから人も殆どおらず、かなり気持ちいい!
首相官邸と国会議事堂を写真に納める余裕がありましたな。
皇居を過ぎたあたりで、しんがり隊に追いつかれかけたので、ちょっと真面目に走り出す。それでも水道橋あたりでラクーアとかドームを写真に納める程度の余裕は有り。
本郷で東京大学の赤門をパシャリっと言ったところで、コボリさんと一旦お別れ。浅草で合流しましょうということで、ホッシーナさんと共にBoostUP!根津神社で無事しんがり隊に追いつき、オンスケペースに乗せる。(この時点で15kmぐらい)
19km地点の入谷で「どうせなら普段なら食べない牛丼が食べたい!」というホッシーナさんのリクエストで松屋へw
途中、信号待ちをしているときにウルトラマラソン(100kmマラソン)に出場しているというボランティアさんから「ウルトラに出るときはお昼牛丼食うんですよ。多いときは2杯ぐらい食っちゃいますよ。」と聞いていたので、きっとスタミナが付くはず!
牛丼を食っている間にしんがり隊に抜かれてしまったらしく、かなりペースアップして走るも、お腹が苦しく・・というか、胃に血液が言っているためか、頭がふわふわっとした感じになってしまう。入谷〜三ノ輪の区間ぐらいがかなりきつかった。
やっとの想いで業平橋に到着し、スカイツリーをパシャリと。しんがり隊が通った後はボランティアの方々が撤収してしまうため、途中何度も道に迷い精神的に消耗。しかし、このあたりで牛丼が効いてきたのか、体力的にはかなり余裕が出てきた。
浅草あたりでやっとしんがり隊を追い抜くも、21kmより長い距離を走ったことがない僕にはこの25km地点で既に未知の領域。足は相当痛くなっていたため、どこまで持つのかカナリ心配。
そして・・
ここから先は写真なんて撮ってる余裕がないぐらい、自分の足にむち打ちながらのしんがり隊とのデッドヒート。。神楽坂のエイドを前に、またもしんがり隊に置いて行かれてしまい、神楽坂では「電車で帰って下さい」と足切りを喰らう。
ここまで来てリタイアは哀しいなぁ・・と思って地図を眺めていたら、神楽坂から新宿へのショートカットを見つける。2kmほど短くなってしまうが、35km地点で終わりなんて悔しすぎるので、ホッシーナさんに持ちかけたところ「行こう!」との快諾。二人とも完全に体育会系ですな。
ただ、実際の所神楽坂の時点で既に足は限界に達していて、めちゃくちゃ膝が笑っていたわけです。後5kmとはいえ、本当に持つかは心配だったのですが、ホッシーナさんが何度も励ましてくれて、膝が限界になる度にエアサロンパスを掛けてくれたおかげで無事に完走。
完璧に42km走れたわけじゃないし、信号で止められる、買い食いOKなどレースという感じではないのだけど、フルマラソンを走り切れたことは凄く自信につながった。今回はちんたら走ったおかげでギリギリなんとか走り切れた感じだったので、もっとトレーニングを積んで平然とフルマラソンを走れるようになりたい。
■僕を支えてくれたグッズたち
実際の所、全く準備なしでここまで来たわけではない。
毎日ではないにせよ、この夏でそれなりに走り込んできた成果だと思っている。
今年に入ってぽつぽつ走るようになった人間が、まがいなりにもフルマラソンの距離を走破する原動力となったツールをいくつか紹介しておきたい。
まずは靴Reebokの「PREMIER ZIGFLY」
ZIGTECH構造が足への負担を大幅に軽減!
次にMotorolaのBloetoothヘッドセット「S9」
防水仕様なので、汗や雨にも負けない強い子。
防水アームバンド(左)は1500円程度の安物・・普通のアームバンド(右)はノーブランドの安物w
有線のヘッドセットを使う場合はアームバンドは必須。
adidasのウエストポーチ「ランニングメイト」
ハーフ以上のレースに出るときはここにエネルギー補給用のゼリー飲料とiPhone充電用のMobileBoosterを入れている。夢舞の時は買い食いOKだったのでここにお金を3千円仕込んでいたw
ASICSの「ランニングボトルポーチ」は夏場の長距離RUNの必需品。
8月の10km以上のRUNはこれがなかったら走れなかった・・・