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自分の時間が有限であると同時に、子供や妻と過ごせる今という時間もまた有限

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最近では、平日の朝と土日は、ほぼ息子氏と過ごす時間になっています。

息子氏が生まれる前と後だと、時間の使い方というか優先順位付けが全く変わってしまいました。

今回は、子育てをする中で変わってきた「時間」についての考え方を述べてみたいと思います。

■自分の時間が有限であると同時に、子供や妻と過ごせる今という時間もまた有限

あれほど「時間を作らねば」と思って取り組んでいた、勉強やら運動やらブログやらの「自分の時間」は、かなりの部分を家事・育児、或いは家族との時間に置き換えられました。

結婚して以降の「自分の時間」は基本的に奥さんが寝ている間(僕の方がややショートスリーパーなので)で確保できていましたが、息子氏が5時起きの超朝方健康優良児に育ってくれたおかげで、基本朝の「自分の時間」はなくなった形です。

でも、不思議と「それがどうした?」という感じです。

というのも、最近とみに「自分の時間」が有限であると同時に「息子氏や妻と過ごせる今という時間」もまた有限であるということを強く感じているからです。

日々目まぐるしく成長する息子を見ていると「あー、もうあの頃の息子氏とは違うんだな」とうれしさ半分、寂しさ半分のえも言われぬ感情がわき起こります。

写真や映像を沢山撮っているとはいえ、その時時の息子氏と過ごせる時間は、もう二度とはやってこないのです。

3時間おきに夜泣きをしていた息子氏も、立って抱っこして揺らさないと寝かしつけられなかった息子氏も、早朝「うー、だー!」と僕の頭を全力ではたいて、文字通り叩き起こしてきた息子氏も、既に過去の思い出です。(最近は、僕の方が早起きですが、起こされる時の頭はたきは随分優しくなりました)

朝、嬉しそうに「遊ぼう!」という満面の笑顔で僕の所にやってくる息子氏が、僕が家に居る時には片時も離れようとしない息子氏が、徐々に自立の道を歩み、自分の世界を持って、自分の元から離れていくのだと思えば、今という時間を大切にしない訳にはいかないわけです。

■人生に揺るぎないトッププライオリティを持ったことによる「強さ」と「自由」

逆に、プライベートの時間を犠牲にしてやる仕事なり、「自分の時間」を含む仕事以外の活動なりに対しては「これは、家族と過ごす時間を犠牲にしてまでやる価値があるのか?」というフィルターを一段かますようになりました。

確かに自由に使える時間は減りました。だから不自由になったとか、アウトプットが落ちたかと言えば決してそうではありません。

人生に揺るぎないトッププライオリティが生まれたことで、良くも悪くも迷いは少なくなりましたし、易きに逃げるようなことがなくなったためか、不思議と僕は今の方が「自由」であると感じています。

「家族」や「家族との生活」と言った守るべきものができるというのは、人生に於ける「制約」でも「弱点」でもなく、僕にとっては一所懸命になれる場所ができたということなのだと思います。

あくまで僕の主観ですが、意思無くふわふわ生きることよりも、軸足を定めて自分の意思を持ってしっかり踏ん張ることの方が「自由」なんじゃないかなって思っています。(家族の生むと言うよりは、意思の有無の問題ですが)

正直に言えば、ここ数ヶ月の間にも、何度か仕事のプレッシャーで心が挫けそうになったこともありました。しかしその度、無邪気な子供の遊んでアピールや、自分の腕の中で安心しきった表情で眠る息子氏の寝顔に救われてきました。

お父ちゃんは息子に自信を持って「お父ちゃんは頑張ってる」と言いたいし、背中を見せたい。言葉も態度も全身全霊を持って愛していることを表現したい。どんなことをしてでも彼の幸せと安全を守りたい。そういう存在ができることは、僕の人生にとっては10000%素晴らしい事で、必要な事だったのだと思います。

■人生の変化に合わせて、時間管理の意味合いも変わる

自由な時間が減った分、読書や勉強などのインプットも、ブログや執筆活動のアウトプットも、量としては落ちたことは確かです。

だからこそ、その分限られた時間を使ってインプットしたり、考えたり、書き進められる仕組み作りや、時間の使い方が出来る様になりました。(この辺は詳しくはまた別の記事で詳しく)

子供が熱を出したり、妻が体調を崩したら仕事を二の次にする必要もありました。徹夜や休出でなんとかするみたいな力業はつかえなくなりましたし、自分が突然休むかも知れないという前提を置いて仕事を組み立てる必要にも駆られました。

そのおかげで、以前よりもチームメンバーを育て、信頼して仕事を任せることが出来る様になった様に思います。良い意味で、周りに甘えられるようになったと思います。

時間管理をしていることは、以前と何ら変わらないのですが、時間管理をする意味合いは随分と変わったように思います。

以前は「より多く詰め込む」ための時間管理に近かったのですが、今は「大切な時間を守る」ための時間管理へと変遷を遂げた様に思います。加えて、そういった時間の使い方を支える創意工夫が生まれたことも大きな変化ですね。

■最後に

今現在、息子氏は1歳7ヶ月。

僕の親としての経歴も1年7ヶ月。

今回書き記したような「時間」についての考え方は、息子氏が生まれる前後でスパッと変わったわけではありません。生活も時間管理の仕組みも一回全部崩壊して、再構築して、息子氏の成長と共に修正を加えて・・ということを1年7ヶ月つづけてきましたし、これからもつづけていく必要があります。

いつまでも続くわけではない「家族と過ごせる今という時間」を一番大事にしつつ、仕事やブログなんかの活動も頑張っていく所存でございます。


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