「夢をかなえるゾウ」をオーディオブックで聞き直したら何だかガツンとやられた件

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社会に出て3年が過ぎたころ、僕は一冊の本に出会った。

すでに驚異的なヒットとなっていて、何だか今更手に取ることもはばかられたベストセラー書「夢をかなえるゾウ」だ。

それまでもいくつかの自己啓発本や成功本みたいなモノは読んでいたし、「夢をかなえるゾウ」に書かれている内容も読み始めた当初は「なんや、ありきたりやな」とすら感じていた。

しかし、読み進めるにしたがって、どんどんと感情移入をしていって、感動して、やる気になった。「よし、今日から俺は変わるんだ!成功するんだ!」なんて本気で思うようになっていた。

■薄れゆく記憶と興奮

 改めてガネーシャの教えを挙げると・・

  • 靴をみがく
  • コンビニでお釣りを募金する
  • 食事を腹八分におさえる
  • 人が欲しがっているものを先取りする
  • 会った人を笑わせる
  • トイレを掃除する
  • まっすぐ帰宅する
  • その日頑張れた自分をホメる
  • 一日何かをやめてみる
  • 決めたことを続けるための環境を作る
  • 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
  • 自分が一番得意なことを人に聞く
  • 自分の苦手なことを人に聞く
  • 夢を楽しく想像する
  • 運がよいと口に出して言う
  • ただでもらう
  • 明日の準備をする
  • 身近にいる一番大事な人を喜ばせる
  • 誰か一人のいいところを見つけてホメる
  • 人の長所を盗む
  • 求人情報誌を見る
  • お参りに行く
  • 人気店に入り人気の理由を観察する
  • プレゼントをして驚かせる

そして、最後の課題が次の5つだ

  • やらずに後悔していることを今日から始める
  • サービスとして夢を語る
  • 人の成功をサポートする
  • 応募する
  • 毎日、感謝する

確かに、読んだ直後はここに書かれていることのいくつかを自分の生活の中に取り込むことができた。更新頻度が遅いながらもブログを更新してこれたのは、「応募する」という目的を常に意識してきたからだと思う。

Blogを書く目的は? | Hacks for Creative Life!
改めて「僕がBlogを書く目的ってなんだったっけ?」と思わず考えてしまった。”学びのアウトプット”や”少しでも人の役に立つ情報発信”みたいな想いがあるので、つまるところは自己研鑽の一環なんだとは思う。 …
2009年の記事です

 

しかし、時が経ち、徐々に記憶は薄れていった。

本に書かれていたことも、その時に「僕は変わるんだ!」なんて本気で思っていた感情もすっかりわすれた2013年、febeのオーディオブックで再び「夢をかなえるゾウ」と再会した。

■ガネーシャの教え、再び

「夢をかなえるゾウ」は小説形式の自己啓発書なので、オーディオブックも本の朗読と言うより、ラジオドラマに近い。声優さんの豊かな表現力が加わることで、文字で書かれていること以上の情報が伝えられ、より一層感情移入が出来た様に感じた。所謂ビジネス書よりも、こういった小説形式の方がより一層オーディオブックと相性が良いのだろう。

さて、懐かしさも感じながらオーディオブックに聞き入っていると、

「自分、このままやと変われへん、思うねん。」

というガネーシャの台詞にギクリとした。続けて

「今はワシがそばについとって、次から次へと課題みたいなもん出してるから新鮮さもあってやれてるけど、でも最終的には忘れてく思うねん。元に戻ってまうねん」

5年前に「夢をかなえるゾウ」を手にとって興奮しながら「僕は変わるんだ!」なんて言っていた昔の自分と、その内にその興奮すら忘れてしまっていた自分を思い出しながら、とても胸が痛くなった。

そして、ガネーシャは容赦なく追い打ちをかけてくる。

「まだ何も苦労してへんのに、成功するかもしれへんていう『高揚感』を前借りして気持ちようなってもうてんねや。でもそのうち、そんな簡単に成功でけへんいう現実にぶちあたる。そんとき『先に気分良くなったんやから、その分返してもらいましょ』て返済をせまられて、ヘコむことになるわな。これを繰り返すことで、どんどんやる気がのうなってく」

きっと、社会人になってから、何度も何度もこれを繰り返してきた。「夢をかなえるゾウ」を読んだ後も多少の改善はあったにしても、その後何度となく繰り返してきてしまった。そんな自分の人生が走馬燈のように駆け巡る中、ガネーシャは僕にとどめをさした。

「そうやって、人は夢を失くしていくんやで」

何度も期待と現実を往復する内に徐々に諦めに近い感情を抱くようになり、僕は夢を追うことを諦めかけていた。結婚や年齢を含めて社会的責任(もしくは社会的な安定)という言葉を盾にして、僕は夢から目を背けるようになっていた。

■夢を思い出したキッカケ

ただ、実は「夢をかなえるゾウ」のオーディオブックを聴く少し前に、自分の中でもう一度夢に真剣に向き合おうと思う気持ちを持つようになっていた。

そのキッカケは2つある。ひとつめはAmazonのKindle日本版を試してみよう思い前々から気になっていた「宇宙兄弟」「大東京トイボックス」を読んだこと。もう一つは月曜日の夜に放映されている「さくら荘のペットな彼女」というアニメをたまたま見かけたことだ。


「漫画やアニメかよ」という突っ込みは甘んじて受け入れるが、僕はこういったメディアから刺激を受けとることもまた、人生には有用なことであると信じている。

毎日遅くまで仕事に追われる(精神的にも追い詰められる)中で、この先の自分の人生を切実に考えさせられた。「どうせ死にそうになりながら働くなら、自分のやりたいこと死にもの狂いでやった方がええんちゃうかな。」という想いを胸に抱いた時、自分の中で忘れかけていた夢をこれらの作品が呼び起こしてくれた。

「どうせ自分みたいな凡人には無理やし」って勝手に決めつけてる自分がいて、研鑽も応募も疎かになっていた。年を重ねるにつれて「いつかは・・」とすら言わなくなっていた。

そうして、再びガネーシャの言葉がガツンと僕の頭を殴りつける。

「今まで無理やったら、これからも無理や。変えるならそれは『今』や。
 『今』何か一歩踏み出さんと。自分それ、やらんまま死んでくで。」
 

25歳の自分と比べたら、多分人としては凄く成長した。
でも、それは「今までやらずに後悔していること」ではない。
今やらんかったら、一生後悔する。やらんまま死ぬのは凄く嫌だ。

5年ぶりに再会したガネーシャの言葉にガツンとやられた僕は、執筆活動が忙しくなり出したときに止めてしまった”夢”を再び動かすことを決意した。すぐさま当時の仲間にメールを送り、ここ数年の活動の中で出会った仲間に自分の”夢”を打ち明け、必要な資料を集め、環境を整備しはじめた。

参考文献

夢をかなえるゾウ

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