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音質改善アプリ「UBiO」がまじで凄い!(サイレントピースがあれば安価にノイズキャンセリングも)

最近iPhoneで音楽を再生するときに音質を向上させるアプリというのがあるというのを知って、取り敢えず無料の「Dirac」を試してみてその音質の向上っぷりに驚かされたんだけど・・・

有料アプリの「UBiO」を試してみて、その音質改善っぷりにまじで度肝を抜かれた。

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「Dirac」はApple純正のイヤホン「EarPods」に最適化する感じで、高音と低音を強くしたって感じだったのだけど、「UBiO」は音に臨場感が出るのと、今まで聞こえなかった音が聞こえるようになる感じ。

バンド系の音楽を聴くとエフェクトが掛かったギターの音が際だったり、ベースの音の存在感が増したりで、それでいてズンズン低音がやたらに強くなるでもない丁度良いバランス。アコースティックギターなんかは今まで聞こえなかったフレットノイズが聞こえたりして「うお、こんな所にこんな音入ってたのね」と驚くことしきり。

UBiOアプリ上でエフェクト(UBiOモード)のON/OFFが切り替えられるんだけど、ON→OFFにした瞬間に聴いている音がペタっと平坦な感じになるのが実に印象的。450円と決して安くは無いけど、その価値は十二分にあるなと。

音の調整だけで出せる感じでは無かったので、なんだろうと思って調べてみると公式ホームページに以下の記載が。にゃるほど、DSPですか。ホームページを眺めてみれば車載のアンプを作ってる会社でしたか。(車載オーディオに拘ったことがある人なら、車載アンプやDSP内蔵のプレイヤーとかはお馴染みですよね)

音質改善イコライザーアプリ UBiO サウンドサイエンス株式会社

ちなみに、UBiOはDRM付きの音源が再生出来ない点は注意が必要。持ってる曲の大半がDRMなしなので、僕個人としてはそれほど気にならないのだけど・・。まぁ、これは音質改善系のiPhoneアプリ全般に言えることなんだけど。

■ せっかくなので色々聞き比べてみる

折角なので色んなイヤホンで聞き比べてみることに。

まずはApple純正「EarPods」

じつはこいつが一番顕著に音の違いを感じた。
元々低音が弱いというのもあると思うけど、明らかに音質が2段階ぐらいバージョンアップする。でも、聞き比べてみるとイヤホンの性能限界を感じずにはいられないのが残念。

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次にロジクールのちょっとお高いイヤホン。「Ultimate Ears 400vi」
以前FansFansのモニターキャンペーンに応募したら当たったやつ。 

元々高解像度を謳っているだけあって、音の臨場感を標準のプレイヤーでも感じることができるんだけど、UBiOをかますと低音がむちゃくちゃ気持ちよくなるのと、バッキングとパーカッションの存在感がぐんと増すのとで曲の様相ががらりと変わる。

標準のプレイヤーじゃ「Ultimate Ears 400vi」の性能を使い切れていなかったんだね・・。

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そして、前回記事に書いたSONYのノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC100D」

面白いなと思ったのが 「MDR-NC100D」自信がデジタルアンプやイコライザーを内蔵しているんだけど、「UBiO」をかました方が音の臨場感が増すというところ。まぁ、「MDR-NC100D」自身がDSPを持ってるわけじゃないから忠実にiPhoneの標準プレイヤーの音を再現してるってことなんだろうけどね。

で、更に面白いのが、UBiO側で高音/低音のバランスや臨場感のレベルを調整出来るんだけど、「MDR-NC100D」だけは音があまり変化しなかった点。iPhoneから出された音声信号を内蔵のDNCチップにデジタル変換して取り込んで、イコライザーで「MDR-NC100D」のドライバーユニットに最適化して出力するのが原因かしら。

いずれにせよ、「MDR-NC100D」とUBiOの組み合わせも中々に楽しめます。やっぱりというか、なんというか、聞き比べた中でこの組み合わせが一番音質が良かったかな。

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■サイレントピースで安価にノイズキャンセリングも!?

UBiOには「サイレントピース」というオプション品が用意されています。こいつはカナル型のイヤホンに取り付ける耳栓型のアダプターで、5組で840円とお値段も非常にリーズナブル。

UBiOのサイレントモードという機能で、耳栓型のアダプターを通して丁度良い具合に音が聞こえるように音を調整することで、耳栓で環境音を遮断しつつ高音質かされた音楽を聴くことができるという代物です。

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サイレントピースを付けた状態で標準のプレイヤーで音楽を聴くと、音が籠もってしまって非常に残念な感じになります。そりゃ、耳栓ですから、ヘッドホンの音だって遮断しちゃいますよね・・。

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「ほんまに大丈夫かいなー」という疑いの気持ちを持ちつつサイレントモードをONにすると・・さっきまで籠もって何歌ってんだか聴き取るのも難しかった音楽が、非常にクリアーに。しかも、耳栓経由だからって音が悪いわけでも無く、普通にUBiO+ヘッドホンで聴いてる音と遜色がない。というか、むしろ高音のクリアーさにかけてはこちらの方が勝ってるんじゃないか!?というぐらい。

普通のヘッドホンだと、スピーカーからの音波が直で鼓膜に来るんだけど、サイレントピースはポリウレタン製のアダプタ全体が音を発している感じで、空気を伝うだけじゃなく、ポリウレタンと接している耳の骨からも音が伝わっている様にも感じた。まぁ、ちょっと不思議な感じ。

難点を挙げるとすると、いうてもただの耳栓なので、外を出歩くときにこれを使うとかなり危険ということ。この辺はボタン一つでON/OFFを切り替えられる「MDR-NC100D」などのノイズキャンセリングヘッドホンに利便性では劣るかなと。

後、UBiOはあくまで音楽プレイヤーなので、ゲームや英語学習アプリその他、音楽以外の音はサイレントモードで音が変換されない点も注意が必要。普段使いはできないけど、カフェなんかで音楽聴きながら作業や勉強をしたいという時に環境音を遮断するという用途なら○かな。

とはいえ、アプリ450円、サイレントピース840円の計1290円で環境音を遮断しつつ高音質な音楽が聴けるというのはコスパめちゃくちゃ高いことも事実。そんなに高くないカナル型のイヤホンをサイレントピース専用にして、カフェやコワーキングに行った時だけ使うというのもありだろう。

■最後に

今回「UBiO」を試してみて、本当に驚かされた。正直、iPhone標準の音楽プレイヤーと比べて、ここまで目に見えて(というか耳に聞こえて)差が出るとは思っていなかった。個人的には「Ultimate Ears 400vi」の性能を標準プレイヤーが使い切れていなかった事も新鮮な発見だった。

好みの差は出るとは思うけど、低音/高音のバランスも調整出来るので、DSPでいじられた音はちょっと・・というタイプの人でなければ、ほぼ間違いなく「UBiO」で音質の改善を体感できるだろう。安価にノイズキャンセリングを実現したければ「サイレントピース」の購入も検討してみてもいいかもしれない。

UBiO
カテゴリ: ミュージック, ユーティリティ
販売元: SOUND SCIENCE CORPORATION

サイレントピースはこちらで購入できます

今回紹介したヘッドホン

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