目標策定と習慣形成(3)-目標達成の為に必要な事

もうすっかり1月も中旬にさしかかってきてしまいました。目標策定と習慣形成シリーズ第3回。前回は目標の立て方について書きましたが、今回は立てた目標を達成するためにはどうすればいいかについて書きたいと思います。
「目標策定と習慣化」シリーズ
1.2010年の目標は立てましたか?
2.目標策定の考え方
3.目標達成の為に必要な事←今ここ

#「目標策定の考え方」について、ちょっと尻切れトンボ感があったので、書き直しました。
■目標を意識し、具体的に想い描き、PDCAサイクルを回し、累積記録
目標達成するための方法は色々あると思いますが、今回は以下の4点を挙げてみたいと思います。

・目標を意識するための工夫を施す
・目標を具体的に想い描く
・目標を達成するための計画/行動/振り返り/改善のサイクルを回す
・目標を達成するための行動を記録する

■目標を意識するための工夫を施す
このBLOGをここまで読み進めて下さった皆様に向けて敢えて書かなくても・・・という気はしますが、目標達成の第一歩は目標を書き出し、それを見返すことで意識することです。アタリマエと言えばアタリマエなのですが、この基本的動作を怠っては、他の如何なる方法であっても効果を得ることは難しいでしょう。
目標を意識するために大切な事は以下の二点です
・ある程度整った形で目標を書き出す
・書き出した目標を必要な時、もしくは定期的に見返す


整った形での目標書き出し

ある程度整った形、つまりどこに何が書かれているかが明確な形で目標を書き出しておく必要があります。目標を見直した時に「あの目標はドコに書かれているんだっけ?これってどういうことなんだっけ?これをやる意味ってなんだろう?」といった迷いが生じることは心理的コストを増大させますので、ぱっと見てすぐに「そうだそうだ」と思い出し、すぐに意識できる形でまとめておくことを心がけると良いでしょう。
個人的には今年はこの役割毎の年間目標を使用したいと考えています。(以降記事中に紹介するテンプレートはすべて記事の最後にEXCELデータおよびPDFデータにてダウンロードすることができます、是非ご活用ください。)
goal_habit_001.jpg
ほぼ日カズンに貼り付けるとこんな感じです。(12月のデイリーページに貼り付け)ちなみにA4でシートは作成しているので、割り付け印刷などで2in1に設定して印刷を行い、適宜切り取りなどを行ったうえで貼り付けてください。
IMG_0878.JPG
その他にも、過去には5カ年計画という形で5年後の自分を見据えて目標策定を行うアプローチを取っていたこともあります。詳しくはリンクの先の記事を参照願います。
goal_habit_002.jpg
書き出した目標を見返すタイミング
せっかく目標を書き出してもそれを意識しない限りはあまり意味がありません。人は忘れる生き物ですし、あなたの注意を逸らそうとする誘惑やアクシデントが日々降りかかるなかに於いて、書き出された目標を見返すことなく、目標を常に意識し続けることは至難の業と言えるでしょう。
ただし、全ての目標を常に覚えておくというのも現実的ではありません。常に覚えておくべきなのは簡潔且つ抽象的にまとめられた「大目標」だけでよく、詳細は後述しますが、「中目標」や「小目標」は、目標達成のPDCAサイクルの中で週毎/日毎に定期的に見返せば良いと考えられます。
目標を意識するにあたって大切なことは、四六時中覚えておくことではなく、定期的、もしくは必要な時に目標を見返して意識しなおす仕組みを作ることです。また、目標から意識がそらされた状態であっても、自然と目標達成に向けた行動を行うような仕組み(例えば日々のタスクに組み込んでしまう)を作ることができれば尚良いと言えるでしょう。
■目標を具体的に想い描く
バンクーバオリンピックへの出場を決めた浅田真央選手が全日本選手権の直前に言っていた一言
「オリンピックに出たイメージはいつもいつも描いているので・・・」
これは将に目標を達成するイメージを明確に描き出し、行動へのモチベーションとしている良い例だと思います。目標を達成するイメージというのは、出来る限り具体的であることが望ましいと言えます。もしも、そのイメージが持てないというのであれば、設定した目標が自分の価値観にあっていないか、はたまた自分がその目標についてよく分かっていない可能性について検証してみる必要がありそうです。
もしも立てた目標について具体的なイメージが持てていないのであれば、過去に書いた「セルフモチベーションコントロール」という記事の中で取り上げた上質世界に触れる機会を増やす方法が有効な手となると考えられます。(例えば目標とする先輩とのコミュニケーションを増やすとか、勉強会等に出てみるとか。)
■目標を達成するための計画/行動/振り返り/改善のサイクルを回す
勿論、目標を立て、意識し、イメージを膨らませるだけでは意味がありません。目標を達成する唯一の方法は行動することです。ここでは、7つの習慣(フランクリン・プランナー)の考え方に基づいて、週単位で目標の達成に向けた行動計画を立てる方法を紹介したいと思います。
計画(Plan)
週の初めに目標を確認し、行動を計画します。ポイントは
・役割ごとの週間目標を書きだす
・週間目標を可能な限りスケジュールに組み込む


7つの習慣では、目標達成に向けた行動などの最優先事項である「大きな石」からスケジュールに組み込み、そのあとに各種予定やタスク等の「小さな石」をスケジュールに組み込むことを説いています。その要領でスケジュールを計画することを説明したのが下図となります。(2010年の手帳/メモ/ノート(2)- ほぼ日カズンでフランクリンプランナー的スケジュール管理(+iPhoneとも連携)から再掲)
IMG_0714.JPG
実際のところ、自分の役割の全ての目標を意識し、行動することは非常に困難です。無理をして全ての目標にまんべんなく取り組もうとするよりも、その週単位や日毎に重点課題を設ける形で負荷分散をしながら取り組むことをお勧めします。
行動(Do)
日々目標を確認しその実行を行います。ポイントは
・毎朝、週間目標を確認する
・その日取り組む目標はできる限りスケジュールに組み込む
・取り組みについて記録し、一日の終わりに振り返りを行う

IMG_0713.JPG

振り返り(Check)

一週間の終わりに週間の振り返りを行います。
計画が実行できなかった場合は、その理由を考えましょう。
(外的要因?計画に無理があった?そもそも目標が間違っている?)
改善(Action)
次週の計画にあたり、改善すべき点がないかを考えます。
例えば一日に5個も6個も目標に取り組もうとした結果、中途半端な達成状況になってしまったのであれば、一度に取り組む目標の数を減らしてみる等の工夫を行います。この時に、自分が怠惰だから・・・などと追い込むよりも、まずは思い切って達成できるレベルに目標をスリム化する勇気を持ちましょう。挫折を繰り返して目標への取り組みをやめてしまうくらいであれば、確実に達成できるレベルから少しずつ負荷を上げていき、継続すべきです。
下記はタスク/スケジュールのPDCAも含めた、目標達成のPDCAサイクルの全体像です。
(図は2010年の手帳/メモ/ノート(3)- ほぼ日カズンとiPhoneでタスク管理を行う(7habits+GTD)から再掲)
カズンを中心とした情報整理術 [自動保存済み].jpg
■目標を達成するための行動を記録する
時間や回数といった定量的な目標(行動)を行う場合、行動記録を残すことは非常に効果的と言えるでしょう。行動記録をなるだけ一覧性が良く結果が累積されていく形で記録すれば、自分の努力や目標達成度合いが可視化され、モチベーションの維持に役立ちます
下記は習慣CheckList。習慣化したいと思っている事柄についてその日はできた(○)かできなかったか(×)をひたすら記録していくシートとなります。
goal_habit_003.jpg
次に勉強時間累積記録シート。1マス15分で、最大500時間まで記録することができます。15分勉強するごとにマスを一つ塗りつぶしていきます。英語であればビジネスで通用するレベルに到達するには2000時間程度必要・・・という情報もあるぐらいですので、英語を勉強するときには本シート4枚を埋めることを目標にするとよいでしょう。
goal_habit_004.jpg
■テンプレートダウンロード
ここまで紹介したテンプレートのダウンロードはこちらから
PDF形式goal_habit.pdf
XLSX形式:goal_habit.xlsx

■最後に・・・
散々偉そうなことを書いてますが、僕自身まだまだしっかりと目標策定/達成ができているわけではありません。また、良い習慣を作り、悪い習慣を絶つということがなかなかできず、「自分はなんて意志が弱いんだ」と自己嫌悪に陥ることもままあります。しかし、大切なことはできるか/できないかではなく、できないからこそ「どうすればできるようになるのか?」を考え、できるようになるために挑戦することだと思います。
このシリーズは「これが答えだ」というものではなく、「僕はこんな感じで頑張ってみるよ」というスタンスで書きました。ですので、ここに書かれている内容に捉われず、ご自身のやり方で目標に取り組んでいただければと思います。
僕もこのシリーズで取り上げた方法で目標を立て、その達成に向けてこの先一年頑張りたいと思います。そして、この記事を、このBLOGをお読みいただいている皆様とともに成長していける一年になればと心から願っています。

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