四国松山の旅三日目~坂の上の雲な一日

少し間が空いてしまいましたが、松山旅行最終日。

楽しかった旅行の最後の締めは「坂の上の雲」

小説「坂の上の雲」に次の様な下りがある。

まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている。

その列島のなかの一つの島が四国であり、

四国は、讃岐、阿波、土佐、伊予にわかれている。

伊予の首邑(しゅゆう)は松山。

城は、松山城という。城下の人口は士族をふくめて三万。

その市街の中央に釜を伏せたような丘があり、丘は赤松でおおわれ、

その赤松の樹間がくれに高さ十丈の石垣が天にのび、

さらに瀬戸内の天を背景に三層の天守閣がすわっている。

古来、この城は四国最大の城とされたが、

あたりの風景が優美なために、石垣も櫓(やぐら)も、そのように厳くはみえない。

松山市街は時代と共に大きく変貌を遂げていますが、今も変わらず市街の中央に釜を伏せた様な丘がありその頂きには松山城の天守閣が残っている。

松山市街のそこここに坂の上の雲の描写と一致するところもあり、街を歩くだけでも非常に楽しかったし、開化期の明治という時代の息吹を感じることができる史跡史料との出会いはとても刺激的だった。

坂の上の雲ミュージアム!

ということで、松山の旅三日目、いきます!!

 

朝はビュッフェで・・・
ちょい、欲張りすぎた(汗

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ホテルをチェックアウトした後に向かったのが、坂の上の雲の主人公の一人である秋山好古氏の墓所。

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途中にはこんなモノも!!

秋山好古と言えば、日本の騎兵隊を育成し、日露戦争で世界最強と言われたロシアのコサック騎兵を打ち破った奇跡の立役者で、数々の功績で陸軍大将にまで上りつめながら、最後は爵位も貰わず地元松山の私立北予中学の校長になるという異例の経歴の持ち主。

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お墓にお参りしたその後は道後サイダーでのどを潤し・・

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路面電車にのって一路「坂の上の雲ミュージアム」へ

坂の上の雲ミュージアムはかの安藤忠雄氏の設計なので、うちの奥さんからして見れば「坂の上の雲」と「安藤忠雄」の両方を同時に楽しめる最強のレジャースポット

今の企画展は「バルチック艦隊と真之」

真之とは秋山真之のことで、先にお墓参りを行った秋山好古の実弟で、日本海軍の参謀として活躍し、日露戦争時においては東郷平八郎が総司令官となった連合艦隊の作戦担当参謀となり、世界最強と言われたバルチック艦隊の迎撃作戦を立案し、この戦いの勝利に貢献した人物。

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坂の上の雲ミュージアムからは萬翠荘がよく見えた。
正岡子規と夏目漱石が一緒に暮らしたという愚陀仏庵は改装中でいけず。
この2人が一緒に暮らしてたなんて何だかワクワクしてしまう。

そういえば、先に紹介した秋山真之と正岡子規も親友同士。
教科書には載らないこういった人のつながりが歴史を作ってきたんだろうなぁ、と。

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萬翠荘は間近で見るとかなり迫力あり。
東京なら朝霞荘や岩崎邸あたりに似ている感じ。

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お昼ご飯に讃岐うどんを食べて・・

秋山兄弟生誕の地へ。
どこまでも「坂の上の雲」な旅。

ここでは二人の生きた軌跡や直筆の手紙、直筆の書など様々な史料を見ることが出来た。

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秋山好古像

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秋山真之像・・ピンボケが残念すぎる(><)

実は二人の像は目線が合っているのだとか。

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坂の上の雲ミュージアムと秋山兄弟生誕の地の二カ所を巡って感じたのが、明治という時代の気風。帝国主義という意味では昭和のそれと大きな差はないはずなのに、昭和ほどの暗さを感じない。僕はこの感じを上手く説明する言葉を持たないが、司馬遼太郎は「坂の上の雲」の中で次の様な一文で以てこの時代の明るさを説明している。

小さな、といえば、明治初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。産業といえば農業しかなく、人材といえば三百年の読書階級であった旧士族しかなかった。 
明治維新によって、日本人ははじめて近代的な「国家」というものをもった。たれもが、「国民」になった。不慣れながら「国民」になった日本人たちは、日本史上の最初の体験者としてその新鮮さに昂揚した。このいたいたしいばかりの昂揚がわからなければ、この段階の歴史はわからない。
社会のどういう階層のどういう家の子でも、ある一定の資格を取るために必要な記憶力と根気さえあれば、博士にも官吏にも軍人にもなりえた。 この時代のあかるさは、こういう楽天主義(オプティミズム)から来ている。

秋山兄弟とは、将に明治という時代を体現した存在だった、ということだろう。

最後に道後温泉神の湯へ

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二階でちょいと涼みつつ

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風呂上がりの坊っちゃんソフト

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その後、道後温泉発のバスで空港に向かい、松山を後にした。
飛行機に乗っている時間は1時間、近いモンですな。

ということで、楽しかった3日間の旅もこれで終わり。
松山は凄く良い場所だったので、是非また遊びに行きたい。

今度は一週間ぐらい掛けて四国一周してみよう。

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