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確かにそれはフィクションかもしれない。だけど、その言葉は僕にとって真実だった。ー月曜日の名言

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今まで沢山の言葉と出会ってきたけど、僕にとって最も忘れがたい言葉がこれ

タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がないーフィリップ・マーロウ

ちなみに、フィリップ・マーロウはレイモンド・チャンドラーの小説に登場する探偵で、実在の人物ではありません。最近、NHKが舞台を日本にアレンジした「ロング・グッドバイ」の主人公がフィリップ・マーロウ(ドラマでは増沢磐二)です。

何故、これが「忘れがたい言葉」なのかと言えば、

4年前、仕事と執筆業に忙殺され、家庭とのバランスに苦悩していた時に、尊敬するkazumotoさんが送ってくれた言葉だったからです。(kazumotoさんが覚えているかは分かりませんが ^^;)

この後すぐ、プロジェクト卒業と原稿の校了を同時に迎え、事なきを得ましたが、この時期は本当に精神のバランスを欠きかけていてやばかったのです。。

自分はなんと精神的にもろく、身勝手で酷い人間なんだと自らを攻める以外に術を失っていた僕にとって、kazumotoさんが贈ってくれたこの言葉はどれ程救いだったか分かりません。今でも、このMentionを受け取った後、ただただ理由も分からず涙が止まらなかったことを覚えています。

あれから3年半程の月日が流れましたが、多少は人として成長できたかなと思う一方、時として相変わらずの自分の未熟さに辟易することがあります。なぜ、こんな当たり前の事すら満足にこなせないのかと。

強くありたい。優しくありたい。誠実でありたい。

以前、「【雑記】強く、やさしく、誠実に」という記事でも書いたとおり、僕はこれまで「弱くて、イヤな自分」に遭遇する度にこの3つの願いを口にしてきました。その内2つは、kazumotoさんから頂いた言葉から大きく影響を受けています。

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折角なので、もう一つ「強さ」に関する大好きな言葉を紹介したいと思います。

僕は今日に至るまでの間、沢山の失敗を重ねて生きてきました。時には人を傷つけ、時には信頼を裏切り、大切なものを失ってしまった事も一度や二度ではありません。デリカシーがない僕でも、その時ばかりは凹みます。

ただ、そんなときでも、立ち止まるわけにはいかないので、もう誰も傷つけないぞと心に誓い、前を向くしかないわけです。そんな時にふと思い出すのは、これまた物語の登場人物が放ったこの言葉です。

迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。ーリトルミイ

僕はすぐに迷うし、失敗は怖がるし、時には辛さのあまり涙することもありました。そんな弱っちい自分が嫌いで嫌いで、どうしようもなくなっていたころに、この言葉に出会い、文字通り救われました。

人は急に変われるわけでは無いから、結局また同じ様な失敗をまた繰り返すのですが、この言葉に出会ったおかげで、その度に「とりあえず前を向こう」という想いだけは持ち続けることができました。

そして、不思議な物で、それを繰り返す内にちょっとずつ「ちゃんとできる」ようにもなってきたのです。人は急に変わることは出来ませんが、同時に学び、成長するという変化を止めることもできない生き物なのです。

○○○

今回紹介した2つの言葉は、確かにフィクションの世界の産物かも知れません。しかしながら、大切な事は、その言葉を聞いた自分が、そこから何を感じ、どんなことを学び、どういった行動に結びつけるかであるはずです。

そういう意味では、僕の人生を変え、心の支えとなってくれているこれらの言葉は、決してフィクションなどではなく、必要不可欠な「真実」であったと感じずにはいられないのです。

参考図書

■「月曜日の名言」カテゴリについて

ブルーマンデイという言葉があるように、月曜日というのはどうにも憂鬱な気分になりがちです。「月曜日の名言」では、皆さんの(そして私の)1週間を気持ちスタートさせるべく、毎週月曜日の朝に元気が貰える名言を紹介して参ります。(今回は月曜日の夜になっちゃいましたが。。次回からは朝更新します。)

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