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Feedly/Pocket/Evernoteを用いたRSSの運用フロー(前編)ー GoogleReaderの後継はFeedlyに決めた!

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RSSリーダーサービスの圧倒的勝者であったGoogleReader先生が7月1日にサービスを終えられるという衝撃的なニュースがある界隈を震撼させたわけですが、かく言う僕も完全に途方に暮れてしまいました。

なんせ、GoogleReader+Sylfeedの組み合わせは最高にイケていたし、その前はその前でReederでの運用に相当満足していたわけです。iPhoneのRSSクライアントが変わることはあっても、GoogleReaderの地位は揺るがないものと思っていたのですが、いやはや。

とはいえ、何もせずに途方に暮れていても仕方ないので、次の4点を軸に移行プランを比較検討しておりました。当面の結論はFeedlyへの移行という事になったのですが、今後の動き次第では方針を変える可能性も残っています。

1.Livedoor Reader+LADDRに移行する
2.Feedlyに移行する(採用)
3.Flipbordに移行する
4.Reederのローカル機能に移行する

■各案の比較

各案の個別比較に入る前に僕が求める要件を書いておくと

・フォルダ毎にまとめて新着記事を読めること(フィード毎は×)
・高速に読み進められるインターフェースであること
・PCとiPhoneでフィードが共有出来ること
・フィードの登録が簡単にできること
・共有目的でTwitter/Facebookに投稿できること
・後で読むをPocketに設定できること
・Evernote、もしくははてブに投稿できること 

これらの要件を鑑みながら、先の4案を試してみた結果、Feedlyが良いであろうという結論に至りました。自分の中でカチっとハマッたFeedlyの運用方は後述するとして、ここではFeedly以外の案について簡単に触れておきます。

1.Livedoor Reader+LADDRに移行する

実はこの案が最有力候補でした。というか、Feedlyでの運用が行けそうだという確信が持てるまではこの案で行くつもりでした。

ダメだった最たる理由はLivedoor Readerのインターフェースがどうも使いづらかったから。もう少し詳しく言うと、LivedoorReaderはフォルダ分けはされるものの、実際に記事を読むときにはフィードまで選択しないといけない。

僕が求めているのはフォルダ単位もしくはフォルダ関係なしで新着の記事をまとめて読めるインターフェースなので、これはなんというか、完全にNGなわけです。iPhoneアプリも全てこの考え方を踏襲しているので、それ以外の点では満点に近かったLaddrがどうしても手になじまなかったわけです。

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裏を返せば、フィード毎に記事を読み進める読み方で気にならない人はLivedoor ReaderとLaddrの組み合わせがかなりオススメだと思います。

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3.Flipbordに移行する

Flipbord自体はすごくよくできたサービスだと思いますし、複数のメディアからお気に入りを集めて雑誌を作るというキュレーションも凄く楽しそうではあります。RSSやFacebook、Twitter、Flickr、Instagramなど複数のサービスを雑誌のようにパラパラめくりながら情報をつまんでいけるサービスは他にはないでしょう。

しかしながら、RSSリーダーとしてはフォルダ毎に新着記事を読むなんてこともできませんし、記事間の移動も操作が煩わしく、大量のフィードアイテムを効率良く捌くという用途には向きません。

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4.Reederのローカル機能に移行する

Reederはかつて利用していたRSSリーダーアプリですので、操作感は申し分なしです。クラウド上のGoogleReaderと同期する以外の全てのことを行えるわけです。共有系の機能もかなり充実しています。

しかしながら、フィードの管理がiPhoneアプリ内で閉じてしまい、PCとiPhoneでフィード管理を一元化したいとか、RSSの登録を簡単に行うという要件は満たせませんでした。今後、Mac版のReederと同期するなどの機能が用意されてくれば乗換も視野に入れたいところです。

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■Feedlyの決定要因

なんでFeedlyに決めたかという理由については、先に挙げたRSSリーダーに求める要件を踏まえながら説明していきたいと思います。

・PCとiPhoneでフィードが共有出来ること

こちらの要件はいわずもがな、Feedlyはネット上のwebサービスが主で、iPhoneアプリはここに同期しに行くため、フィードの共有に悩むことはありません。

・フォルダ毎にまとめて新着記事を読めること(フィード毎は×)
・高速に読み進められるインターフェースであること

Feedlyのwebアプリ側が優れているのは、サムネイル表示の際に読み飛ばすであろう記事を「mark as read」で消し込んでいくことができたり、前記事全文表示に切り替えて画面をスクロールさせながら高速に記事を読み込むことができる点です。

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特に記事全文を表示させて、スクロールさせながら高速に読み込みつつ、長文や全文表示されていない記事は後でゆっくり読むためにPocketに送り、短い記事で後で使いたいものは直接Evernoteに送ってしまう・・・といった使い分けも勿論可能です。(僕個人としてはこれができればPC側のRSSリーダーは満足です。) 

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iPhoneアプリもフォルダ毎にまとめて新着記事を読むことができますし、リストの中で読みたい記事がない場合、ドンドン先に進めていくことで自動的に既読扱いにしてくれる機能なんかも結構いいかんじです。

それと、これすごく重要なんだけど、

UIがめっちゃオシャレ! 

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その上、操作感がよくて、なんというか、画面がぬるぬる動いて凄く気持ちいい。カクカクもっさりな上に同期中は動作が止まるアプリが多い中で、Feedlyはかなりユーザエクスペリエンスに拘っている感じが伝わります。

そして、記事を読み終わった、読んでる途中にかかわらず、左にぐわっとスワイプすると次の記事に移ることが出来る点も非常に気に入っています。スピード感を保ちながら記事を読むときには、このページ遷移の簡易さはかなり助けになります。

そして特筆すべきは・・SNSへの投稿及び後で読むサービスへの投稿をそれぞれ1つずつ常に表示しておくことが可能な点です。私は共有したい記事をTwitterへ、長文もしくは全文表示されていない記事をPocketに送るためこの操作系はかなり助かります。 

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・フィードの登録が簡単にできること

僕はGoogleChromeを使っているので、Chrome Extensionで簡単にRSSフィードをFeedlyに追加することができます。

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Extensionを追加すると、画面の右下にFeedlyのアイコンが表示されます。そのアイコンをクリック→「+」ボタンをクリックでFeedlyに簡単に追加できるようになるので、これを機にFeedlyを使ってみたいという方は是非こちらも併せて使ってみて下さい。

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・共有目的でTwitter/Facebookに投稿できること
・後で読むをPocketに設定できること
・Evernote、もしくははてブに投稿できること 

web版はTwitter、Facebook、Evernote、Pocketと一通りの投稿機能を備えていますので、特に不満はありません。

iPhoneアプリはEvernoteへの投稿機能こそないものの、記事全文と書式を完璧にメール送付することが出来ますので、こちらを用いることにしました。CC/BCCの宛先を予め設定しておけるので、ここにEvernoteへの投稿アドレスを設定すると良いでしょう。

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海外のサービスなので、残念ながらはてなブックマークに追加する機能はありませんが、Twitterへの投稿が簡単にできることから、B!を付けて投稿することで補完することにしました。

パソコン上であれば、直接B!を打てば良いですし、iPhoneであれば予めB!+タグを辞書登録しておくことで容易にB!を付けることができます。Twitterへの投稿のテンプレートは、URLが一番後ろに来る物を選択することで、投稿画面を開いた際のカーソル位置がURLの手前に来るのではてブへの投稿の手数が更に減らせます。

はてブに投稿した記事は「hatebute」というサービスを経由してEvernoteに送られます。これは「興味を持ったライフログ」的な意味合いで有り、記事を読んだときに明確な目的を持って送られた記事とは別の扱い(ライフハック的に言うと参考資料ではないという扱い)になります。

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■最後に

今回、GoogleReaderのサービス終了という契機でFeedlyを使ってみたのですが、かなりユーザエクスペリエンスを考えた作りであると感じました。特にUIの使いやすさと、操作感の良さの2点は特筆に値します。GoogleReaderに優るとも劣らない素晴らしいRSSリーダーだと言うのが正直な感想です。

最初はオシャレなカタログ感覚のRSSリーダーだと勝手に思い込んでいたのですが、設定次第でスピード重視派の使い方にも十分耐えることがわかりましたし、安心してGoogleReaderから乗り換えることが出来そうです。(ReederやSylfeedの出方次第では方針が変わるかもですが・・)

今回サラッと触れた以下のFeedly、Pocket、はてブ、Evernoteの連携と使い分けについては近々まとめたいと思います。

・RSSリーダーは速度重視で読み進める
・長文/全文配信されていない記事はPocketに送って後で読む
・参考資料として使いたい記事はEvernoteへ
 (Pocketに送った記事はPocket側でEvernoteへ送信)
・ 共有したい記事はB!でのはてブ投稿も含めてTwitterへ投稿
・はてブに送った記事は興味を持った記事としてEvernoteへ

【2013/05/02追記】後編を書きましたので、こちらも併せてお読み頂ければ幸いです。

参考リンク

  • Livedoor Reader
  • Feedly

Laddr(ラダー) 1.1.1(¥170)
カテゴリ: ニュース, ビジネス
販売元: YY1 – YOUSUKE YASUDA(サイズ: 6 MB)
全てのバージョンの評価: (21件の評価)

Feedly: Your Google Reader, Youtube, Google News, RSS News Reader 14.1.3(無料)
カテゴリ: ニュース, エンターテインメント
販売元: DevHD – DevHD Inc(サイズ: 11.4 MB)
全てのバージョンの評価: (1,021件の評価)
iPhone/iPadの両方に対応

Sylfeed 2.3.6(¥250)
カテゴリ: ニュース, ソーシャルネットワーキング
販売元: GACHANET – GACHANET(サイズ: 6.1 MB)
全てのバージョンの評価: (1,113件の評価)

Reeder 3.1(¥250)
カテゴリ: ニュース
販売元: Silvio Rizzi – Silvio Rizzi(サイズ: 7.4 MB)
全てのバージョンの評価: (911件の評価)

こういう連係プレイが好きな方は、きっとこちらの本を気に入って頂けるのではないかと思います。

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